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更新日:2014年3月3日
本地区は、芦屋市の西部に位置し、地区の北側はJR東海道本線、南側は国道2号、東側は芦屋川、西側は神戸市に囲まれた南北約190m、東西約690mの区域です。
震災前は、国道2号沿いの一部に店舗が立地しているほかは、住宅地としての土地利用が中心となっていましたが、平成7年1月17日の阪神・淡路大震災において約91%の建物が全半壊し、甚大な被害を受けました。
このような状況を踏まえ、安全で快適な市街地の復興と公共施設の整備改善、及び宅地の利用増進を図るため、土地区画整理事業によるまちづくりを行なうこととしました。
平成8年3月に芦屋西部地区まち再興協議会が住民の手により発足し、その後1年余りにわたる検討が積み重ねられ、平成9年8月に同協議会から「まち再興計画案」が芦屋市に提出されました。
兵庫県並びに芦屋市から施行要請を受けた公団は、この計画案を踏まえた事業計画を策定し、平成10年5月25日に建設大臣から事業計画の認可を受けて事業がスタートしました。一日も早い復興をめざし、芦屋市と公団が協力して換地の意向調査や個別説明を経て、仮換地指定、建物移転や公共施設整備等に取り組み、平成15年5月2日に換地処分の公告をおこない、事業が完了しました。また、防火水槽や防災倉庫を備えた前田公園の整備が終わり、子どもたちが元気に遊びまわっています。
名称 |
阪神間都市計画事業芦屋西部第一地区震災復興土地区画整理事業 |
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区域 |
芦屋市前田町及び清水町の各一部 |
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施行者 |
独立行政法人都市再生機構 (旧 住宅・都市整備公団) |
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事業期間 |
平成10年5月25日~平成25年3月31日(清算期間:平成15年度~平成24年度まで) |
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事業費 |
約195億円 |
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施行面積 |
公共用地率 |
減歩率 |
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約10.3ha |
整理前 |
整理後 |
約6.0% |
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27.8% |
32.1% |
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西部第一地区の被災状況 |
震災前 |
425棟 |
全壊 |
352棟 |
半壊 |
34棟 |
芦屋西部地区震災復興土地区画整理事業計画図