(3) 平成30年(2018年)11月15日号 No.1240 広報あしや 平成29年度 水道事業会計決算報告 安心・安全な「おいしい水」を持続して供給します 問い合わせ 水道管理課 ☎38-2080  平成29年度の給水人口は、94,539人で前年度より65人(0.1%)増加しましたが、1人1日当たりの使用水量は、1ℓ減少し292ℓとなったため、料金収入となる有収水量は34千㎥(0.34%)減少して10,080千㎥になりました。  事業収益は、高浜町市営住宅に係る分担金収入による営業外収益の増加などにより4,116万円(1.9%)増加して22億1,673万円となりました。  一方、事業費用は、受託工事費等の増加により1,280万円(0.7%)増加の19億1,213万円で、差引収支は3億460万円の純利益となりました。しかし、将来的に人口減少に伴う水道料金収益の減が見込まれます。さらに、老朽管の更新工事などを控え経営は依然厳しい状況です。  本市の水道事業では、100年耐用の耐震管を導入するなど、老朽化した施設の更新を計画的に進めています。主要管路(口径250mm以上)の耐震適合率は、64.3%で、兵庫県平均の44.1%、全国平均の38.7%を上回っております。  また、「芦屋市水道ビジョン改訂版」、「芦屋市経営戦略」を策定しました。引き続き、安心・安全な「おいしい水」を持続して供給します。                 平成29年度   平成28年度   増 減 職員数             36人      37人      △1人 給水人口            94,539人    94,474人    65人 総配水量            10,457,261㎥  10,525,746㎥  △68,485㎥ 自己水量            1,278,311㎥  1,322,746㎥  △44,435㎥ 阪水受水量           9,178,950㎥  9,203,000㎥  △24,050㎥ 有収水量            10,080,015㎥  10,114,040㎥  △34,025㎥ 有収率             96.39%    96.09%    0.30% 水道事業収益          22億1,673万円 21億7,557万円 4,116万円 水道事業費用          19億1,213万円 18億9,933万円 1,280万円 純損益             3億460万円  2億7,624万円 2,836万円 その他未処分利益剰余金変動額  0万円     0万円     0万円 期末利益剰余金         3億460万円  2億7,624万円 2,836万円 ■総配水量 1年間に芦屋市内へ配水した水の量 ■自己水量 芦屋市の浄水場でつくられた水の量 ■阪水受水量 阪神水道企業団から供給された水の量 ■有収水量 総配水量のうち料金徴収の対象となった水の量 ■有収率 総配水量に占める有収水量の割合 ■その他未処分利益剰余金変動額  地方公営企業法施行令等の改正に伴い、補助金等により取得した固定資産の過去の減価償却済額に対応する収益化済額 平成29年度 芦屋病院事業会計決算報告 質の高い医療を安定的に提供します  平成29年度は、入院患者数62,523人と前年度より645人減少、外来患者数83,928人と前年度より1,587人増加しました。経営状況につきましては、病院事業収益49億5,890万円、病院事業費用は54億426万円で差し引き4億4,536万円の純損失(前年度2億9,206万円)となり、累積欠損金は119億8,228万円となりました。  本年度は、平成29年3月に策定した「市立芦屋病院新改革プラン(平成29年度~平成32年度)」に基づき、今後の地域における当院の目指す姿を見据えながら、市の中核病院として質の高い医療を安定的に提供し、地域住民の要望により一層応えられるよう、診療機能の充実等の経営改革に取り組んできました。  具体的には、平成29年5月から外科系救急を拡大し、さらに平成30年4月から24時間365日の外科系救急の実施に向けた検討も行いました。また、近隣の医療機関向けに「かかりつけ医ご紹介カード」を作成し、医療機関との連携強化を図る等、機能分化を積極的に進めた結果、逆紹介率が向上しました。  医療の質の向上に向けた取り組みでは、医療を取り巻く状況の変化に応じ柔軟に対応できるよう、副病院長に整形外科医を新たに1人配置し、さらに産婦人科医・理学療法士・医療専門事務職を増員し、体制強化を図りました。また、看護部門において、がん化学療法看護認定看護師と感染管理認定看護師の合格者が増えたことに加え、新たに手術看護認定看護師が誕生しました。  診療機能の充実に向けた取り組みでは、心不全の急性病態の早期改善等に向けた心不全チームや認知症合併患者に入院後早期に介入できるよう認知症ケアチームを発足させ、さらに疾病の早期発見・早期治療を促進するため、検診等の受診率向上に向けて、休日特定健康診査を実施しました。  業務運営コストの削減に向けた取り組みでは、ジェネリック医薬品の使用率向上に向けて取り組んだ結果、国が定める「後発医薬品のさらなる使用に関するロードマップ」の数量シェア目標を大きく上回ることができ、診療材料においても、院内で診療材料費等削減検討会を開催し、削減目標を大きく上回る結果となりました。           平成29年度   平成28年度   増 減 入院  延べ患者数    62,523人    63,168人    △645人  1日平均患者数  171.3人     173.1人     △1.8人  病床稼働率    86.1%     87.0%     △0.9% 外来  延べ患者数    83,928人    82,341人    1,587人  1日平均患者数  344.0人     338.9人     5.1人  診療日数     244日      243日      1日 病院事業収益    49億5,890万円  49億714万円   5,176万円 病院事業費用    54億426万円   51億9,920万円  2億506万円 純損益       △4億4,536万円 △2億9,206万円 △1億5,330万円 累積欠損金     119億8,228万円 115億3,692万円 4億4,536万円 ■国民健康保険料の休日納付相談 [日時・日程]11月25日(日)午前10時~午後4時 [会場・場所]市役所南館1階 [問い合わせ]保険課徴収係 ☎38-2226