4 特 集 2 令和元年度 一般会計決算の 概 要 入ったお金(歳入)と使ったお金(歳出)をお伝えします。 問い合わせ 財政課 ☎38-2011 全体概要  令和元年度は、「芦屋市創生総合戦略」および「行政改革実施計画」を踏まえ、「住宅都市としての魅力向上」および「将来の人口減少または人口構成の変化への対応」について重点的に予算を編成し、執行しました。  一般会計の決算規模は、市営住宅の大規模集約事業の完了などにより減少しました。歳入歳出の差引額から翌年度への繰越財源を除いた令和元年度の実質的な黒字額は、7億8,758万1千円でした。 ※財政健全化法に定められている4つの財政指標は、いずれも財政運営での言わば 黄色信号となる「早期健全化基準」を下回っています。 ①歳入総額(1年間の収入の総額)  418億1,147万1千円 ②歳出総額(1年間の支出の総額)  403億7,782万6千円 ③歳入歳出差引  (収入から支出を引いた額①-②) 14億3,364万5千円 ④繰越財源(令和2年度に繰り越す事業に充てる財源額)                   6億4,606万4千円 ⑤実質収支(実質的な黒字額③-④) 7億8,758万1千円 歳入 418億1,147万1千円…前年度に比べ25億1,922万3千円(5.7%)の減少  市営住宅の大規模集約事業の完了に伴い市債(借金)の借入れが21億4,925万9千円(47.0%)減少する一方、歳入の約半分を占める市税が14億4,279万2千円(6.4%)増の241億4,652万1千円となり、 財政基金(貯金)を取り崩すことなく財政運営を行うことができました。  その他、令和元年度に芦屋市にいただいたふるさと寄附金は、776件で約3,431万円となり、病児・病後児保育事業などに活用しました。一方、市民の皆さんが他の自治体等に行ったふるさと寄附による寄附金税額控除により、市民税が約6億1,440万円の減収となりました。 歳出 403億7,782万6千円…前年度に比べ29億5,771万1千円(6.8%)の減少 ※〔 〕は令和元年度の事業費です 議会費・その他 7億2,798万円 1.8% 消防費 17億788万円 4.2% ●防災行政無線の更新費  〔1.2億円〕 ●特殊はしご付消防ポンプ  車の購入 〔2.3億円〕 ●消防救急に要する経費  〔11.1億円〕 衛生費 38億8,009万円 9.6% ●合葬式墓地・霊園整備に  要する経費〔4.3億円〕 ●ごみ処理に要する経費  〔15.5億円〕 ●その他、救急安心センター  (#7119)事業を開始 公債費 42億8,160万円 10.6% 公共施設・インフラの整備等のための市債(借金)の返済 関連トピックス:市債残高 阪神・淡路大震災で急増した一般会計の市債(借金)は、ピーク時(平成13年度末)の1,119億円から、平成27年度末の475億円まで残高を縮減してきましたが、公共施設の老朽化対策や人口減少対策のための新たな投資的事業のため、令和元年度末残高は487億円<うち震災関連分120億円(24.6%)>となりました。 総務費 50億8,100万円 12.6% ●住民情報系システム機  器更新費 〔1.6億円〕 ●市役所の維持・管理に  要する経費〔2.5億円〕 教育費 54億4,077万円 13.5% ●中学校(山手・精道)の建替え  事業 〔15.3億円〕 ●市立小学校・中学校の施設の  維持管理に要する経費  〔2.5億円〕 ●市立小学校・中学校の給食に  要する経費 〔3.1億円〕 ●その他、放課後児童クラブ  での全学年受け入れを実施 土木費 56億3,641万円 14.0% ●さくら参道の無電柱化 〔1.3億円〕 ●JR芦屋駅南地区第二種市街地再開発事業に要す  る経費 〔11.6億円〕 ●道路・公園の維持・管理に要する経費〔8.4億円〕 民生費 136億2,209万円 33.7% ●市立認定こども園舎(精道・西蔵)建設工事  〔1.5億円〕 ●市立・私立保育所、認定こども園等の運営に要  する経費 〔29.8億円〕 ●その他、私立保育所の保育士等への一時金支給  制度および家賃補助制度を創設、介護人材の確  保等を目的とした介護人材養成支援事業を開始