04 特 集 2 令和3年度 事業会計決算報告 芦屋病院事業 問い合わせ  芦屋病院 ☎31-2156 令和3年度は、入院患者数55,674人と前年度より805人増加、外来患者数74,442人と前年度より4,792人増加しました。 経営状況は、病院事業収益59億4,795万円、病院事業費用57億6,949万円で、入院・外来患者数の増加及び国からの新型コロナウイルス感染症関連補助金により、1億7,846万円の純利益となりました。 概況としては、本年度も新型コロナウイルス感染症の拡大は収束する気配を見せず、病院経営にとって厳しい状況が続きましたが、市民の命と健康を守るため、市の中核病院として求められる役割を果たしてまいりました。 前年度から、新型コロナウイルス感染症患者を専用病棟にて受け入れており、4月からは「新型コロナウイルス感染症重点医療機関」の指定を受け、受入病床を10床まで拡充しました。 新型コロナワクチン接種については、当院の職員や委託事業の従事者などへの接種、さらに早期の高齢者ワクチン接種完了を達成するため、病棟地下1階の駐車場に接種会場を設置し、市民を対象に接種を行いました。 診療機能の充実では、4月より高齢リハビリ外来を立ち上げたほか、新たにリウマチ内科外来を新設しました。11月には、日本医療機能評価機構による病院機能評価訪問審査(3rdG:Ver2.0)と併せて緩和ケア病棟の副機能審査の認定を更新しました。 また、入院・外来患者に対する患者サービスの向上を目的として、令和4年度の運用開始に向け、ひょうご地方創生交付金及び基金を活用し、病棟及び外来にWi-Fiを整備しました。              令和3年度    令和2年度    増 減 入院  延べ患者数    55,674人     54,869人     805人     一日平均患者数  152.5人      150.3人     2.2人     病床稼働率    76.6%      75.5%      1.1% 外来  延べ患者数    74,442人     69,650人     4,792人     一日平均患者数  307.6人      286.6人     21.0人     診療日数     242日       243日      △1日 病院事業収益       59億4,795万円   57億6,643万円  1億8,152万円 病院事業費用       57億6,949万円   54億5,405万円  3億1,544万円 純損益          1億7,846万円   3億1,238万円  △1億3,392万円 累積欠損金        117億2,606万円  119億452万円   △1億7,846万円 水道事業 令和3年度の給水人口は、93,596人で前年度より244人減少し、1人1日当たりの使用水量は、1ℓ減少し301ℓとなったため、料金収入となる有収水量は96千㎥(0.9%)減少して10,292千㎥になりました。 事業収益は、受託工事収益などの増加により4億1,974万円(23.7%)増加して21億9,338万円となりました。一方、事業費用は、物件費などの増加により8,677万円(4.8%)増加の19億841万円で、差引収支は3億6,996万円の純利益となりました。しかし、人口減少による収入の減少が予想される中、老朽管の更新工事などによる経費の増加が見込まれており、水道事業を取り巻く経営環境は厳しい状況です。 事業面では、持続ある水道を目指して、令和4年度以降10年間の事業指針となる芦屋市水道ビジョン・水道事業経営戦略を策定しました。これからも、安心・安全・安定した「おいしい水」の供給に努めていきます。          令和3年度    令和2年度    増 減 給水人口     93,596人     93,840人     ▲244人 総配水量※1   10,398,100㎥   10,498,989㎥   ▲100,889㎥ 自己水量※2   1,038,120㎥   1,108,119㎥   ▲69,999㎥ 阪水受水量※3  9,359,980㎥   9,390,870㎥   ▲30,890㎥ 有収水量※4   10,292,103㎥   10,387,687㎥   ▲95,584㎥ 有収率※5    98.98%     98.94%     0.04% 水道事業収益   21億9,338万円  17億7,364万円  4億1,974万円 水道事業費用   19億841万円   18億2,164万円  8,677万円 純損益      2億8,497万円  ▲ 4,800万円   3億3,297万円 ※1 1年間に芦屋市内へ配水した水の量 ※2 芦屋市の浄水場でつくられた水の量 ※3 阪神水道企業団から供給された水の量 ※4 総配水量のうち料金徴収の対象となった水の量 ※5 総配水量に占める有収水量の割合 問い合わせ 水道管理課 ☎38-2080 下水道事業 令和3年度の事業収益は、29億810万円、事業費用は23億5,651万円で5億5,159万円の純利益となりました。平成30年度の企業会計移行後は継続して黒字を確保できています。 事業面においては、管路の点検や老朽管の改築工事に加え、南芦屋浜の高潮対策として、放流渠やバイパス管及び貯留型側溝の整備を行いました。芦屋下水処理場では汚水ポンプや自動除塵機の整備工事を行い、機械の延命化を図りました。南芦屋浜下水処理場では監視制御設備更新工事を行うなど設備の更新を進めました。また、令和4年度以降10年間の事業指針となる芦屋市下水道ビジョン・下水道事業経営戦略を策定しました。今後も適切な維持管理や、計画的な設備更新を行い、将来にわたり安定した経営に努めるとともに、安心して快適に暮らせる下水道事業の運営を目指していきます。           令和3年度   令和2年度    増 減 処理区域内人口   95,149人    95,277人     △128人 汚水処理量     17,580,772㎥  17,003,896㎥   576,876㎥ 有収水量※1    10,667,899㎥  10,768,958㎥   △101,059㎥ 経費回収率※2   122.49%     94.77%      27.72% 汚水処理原価※3  74.25円/㎥   81.35円/㎥    △7.1円/㎥ 下水道事業収益   29億810万円   30億8,763万円  △1億7,953万円 下水道事業費用   23億5,651万円  26億5,448万円  △2億9,797万円 純損益       5億5,159万円  4億3,315万円   1億1,844万円 ※1 下水道使用料徴収の対象となる水量 ※2 下水道使用料/汚水処理費×100 ※3 汚水処理費/有収水量×100 問い合わせ 下水道課 ☎38-2064