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更新日:2010年2月1日
平成17年12月1日
芦屋市市民参画・協働推進の指針検討会議
はじめに
~参画と協働で、生活を楽しく豊かに彩るまち芦屋へ~
市民参画・協働推進の指針(素案)のダウンロード(PDF:49KB)
芦屋市は、阪神・淡路大震災によって多数のかけがえのない人命を失うとともに、モダニズム文化の香り漂う洋館などに象徴される美しいまち並みの多くが損なわれました。
震災からの復興過程では市民と行政が一丸となって、山や川・海に囲まれた緑豊かな優れた住環境の再生、市民による芸術・文化活動の復活、そして魅力的で個性豊かなライフスタイルである「芦屋らしさ」の新たな創造に取り組んできました。そして今、これらは震災後の新たな芦屋の文化として育ちつつあります。
このように、歴史ある国際文化住宅都市・芦屋が復興しつつあるのは、市民と行政が協働し、ともに苦労を分かち合うことによって、両者を結ぶ強いきずなが生まれ、さらにそれが今も培われつつあることによるものであると確信します。
私たち、「市民参画・協働推進の指針」検討会議委員は、よりよい社会のイメージ、新旧の市民像、行政の状況などについて,何度も集まり議論を尽くし、この市民と行政のきずなをさらに強めてまちづくりに取り組むための方策について検討しました。
芦屋のまちを最もよく知る市民が主体となり、市民と行政が連携しまちづくりを進めていくことで、真に豊かで個性的な暮らしやすいまちづくりを進めることができると考えます。
ここにその成果として「市民参画・協働推進の指針」素案をまとめました。この指針素案は、現在の市民すべてが共有する新しいまちづくりへの道しるべであるだけでなく、将来の「芦屋らしさ」を創造し、新たな芦屋の文化を育んでくれるであろう次世代への指標でもあることを確認し、提案するものです。
芦屋市市民参画・協働推進の指針検討会議
平成12年4月「地方分権一括法」が施行され、これによって芦屋市をはじめとする地方公共団体は、国と対等の関係のもとに、地域の実情に沿った行政を実践していくことが期待されています。
施行に伴う権限委譲によって、地方公共団体は、自らの的確な判断と責任のもとに創意を発揮し、個性豊かで活力ある地域社会を築いていくことが求められています。
地方公共団体は、そこに住み・働き・学ぶ人々や事業者などの市民に対して公共サービスを直接提供することによって、まちづくりを進めています。
国と地方公共団体とが対等の関係になったように、今後は市民と地方公共団体があらためてその関係を再構築し、ともにまちづくりに取り組むことが重要であると考えます。
まちづくりは、すべての人々に関わる事柄です。これを私たちは<公(おおやけ)>の領域と呼んできましたが、今、市民と行政が一体となって、新しい<公>を創造していくことが求められています。
芦屋市では、平成12年度に策定された「第3次芦屋市総合計画」に基づいて、行政の根幹として、「市民参画・協働による市政の推進」を規定しています。市民と行政が互いに信頼し、責任を持ち、協力しあうことによって、参画・協働による、地方分権社会にふさわしい新しい芦屋のまちづくりを推進することが必要です。
芦屋市ではこれまで、市民のまちづくりへの取り組みとして、まちの美化や防犯活動、あるいは各種のまつり・イベントなどが、自治会やコミュニティ・スクールなどによって行われてきました。また、地縁的な団体による活動に加え、生涯学習、子どもたちの健全育成、文化の振興、高齢者・障がい者に対する福祉活動などのテーマに取り組むNPOや市民活動団体の活動も盛んです。
行政においては、第3次総合計画の策定後、公募による市民委員の参画を進め、都市計画審議会への市民委員参画、第2次男女共同参画行動計画素案づくり、ワークショップによる「庭園都市宣言」起草文作成など、重要な施策決定に際しては市民の積極的な参画・協働の推進を実施しています。
さらには、「芦屋市情報公開条例」(平成14年10月施行)、「芦屋市附属機関等の設置等に関する指針」(平成16年7月施行)、「芦屋市情報提供の推進に関する指針」(平成17年9月施行)などを定め、行政情報の公開、審議会の公開などを行なってきました。
これらの成果をもとに、今後市民参画・協働によるまちづくりを推進するために、次のような課題の解決があげられます。
まちづくりの基盤は人です。参画・協働に関して、芦屋市に関わるすべての人の関心を呼び覚まし、取り組みへの意欲を高めることが必要です。
また、活動を導くリーダーや各種の要素を連結させて大きな力とするコーディネーターなどを育成することと、多くの人々の関心をひきつけ、参画・協働を担う人材の層を厚くすることが必要です。
まちづくりに関わる情報は、参画・協働を有効に推進するための重要な要素です。行政情報を手に入れやすい環境を整備するとともに、だれもが市民活動に関する情報を入手できることが必要です。
市民が意見交換や情報交流を行ない、また行政とともに参画・協働を具体的に推進するための共通の場が必要です。
情報の収集や発信、市民間および市民と行政との連携、市民活動に関わる知識・技能の教育・研修など、市民によるまちづくり活動を間接的に支援し、その力を顕在化(エンパワーメント)する機能が必要です。
参画・協働を具体的なものとして推進するためのルールや体制、参画・協働の成果を検証・評価し、次へのよりよいまちづくりにつなげていくための手法など、参画・協働の取り組み全体を維持・発展させるための仕組みを整備することが必要です。
「知性と気品に輝く活力ある国際文化住宅都市」をめざす芦屋市は、地方公共団体としての独自性と自主性を発揮し、市民の創意と活力にあふれる市民主体のまちづくりを行ないます。
そのため、市民と行政が、ともに考え、ともに取り組むためのルールと施策の基本的な方向性を明らかにした「市民参画・協働推進の指針」を市民参画のもとに策定します。
「市民」とは
住む・働く・学ぶなど芦屋市に関わる個人、社会・地域の課題解決や発展を目的とする市民活動団体(自治会、NPOなど)、事業者(企業、大学など)を「市民」とします。
「まちづくり」とは
芦屋市やこれを構成する地域をより良くすることを目的とした、<考える><情報を通わせる><仕組みや制度を作る><事業を行なう>など、すべての行動を「まちづくり」とします。
「市民参画・協働」とは
市民同士、および市民と行政が力を合わせてまちづくりに取り組むことを「市民参画・協働」とします。
市民参画・協働に具体的に取り組むにあたっては、次節の「3-2 市民参画・協働を進める上での原則」に従うものとします。
市民参画・協働にあたっては、まちづくりへの自覚と意欲を高めます。行政においても参画・協働の時代にふさわしい体制づくりと市職員の意識改革に取り組みます。
市民の意思や市民によるまちづくり活動が行政の方針として的確に反映されるよう各種の制度を整備・充実します。また、市民間の連携や行政との協働を進めるための具体的な手段の整備を行ないます。
市民参画・協働を推進するためには、まず、行動することが大切だと考えます。
市民参画・協働推進の指針の理念の基に、新しい芦屋のまちづくりの扉を開けるための具体的な取り組みとして、参画と協働の推進に必要なもの、先駆的に着手することが必要なものを、特にここに掲げ提言します。
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