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更新日:2023年12月28日
日本で接種が進められている新型コロナワクチンは、新型コロナウイルス感染症の発症を予防する高い効果があり、また、感染や重症化を予防する効果も確認されています。時間の経過とともに感染予防効果や発症予防効果が徐々に低下する可能性はありますが、重症化予防効果は比較的高く保たれていると報告されています。
詳しくは、下記リンクをご覧ください。
感染予防効果と発症予防効果は時間とともに徐々に低下するという報告がありますが、入院予防効果や重症化予防効果は、時間が経っても比較的高く保たれているという報告が複数あります。しかしながら、接種完了から半年以降で重症例の発生率に上昇傾向が見られたという報告もあり、より長期的な効果の持続期間については、今後も引き続き集積される様々なデータを確認していく必要があります。
小児においても中等症や重症例が確認されており、特に基礎疾患を有する等、重症化するリスクが高い小児には接種の機会を提供することが望ましいとされています。また、今後様々な変異株が流行することも想定されるため、小児を対象にワクチン接種を進めることとされました。
ワクチン接種は強制ではありません。接種を受ける方には、接種による感染や重症化予防の効果と副反応のリスクの双方について理解した上で、自らの意思で同意がある場合に限り、接種が行われます。
新型コロナワクチンについて皆さまに知ってほしいこと(PDF:6,155KB)
2回接種することで、初回接種を完了します。
3回※2接種することで、初回接種を完了します。
※1 上記年齢は、1回目接種を受けた日が基準となります。
※2 モデルナ社ワクチンの場合は2回接種で完了します。
※期間内に1回。
以下の1~3をすべて満たす方
接種にあたり、以下の方は注意が必要です。ご自身が当てはまると思われる方は、接種を受けても良いか、かかりつけ医にご相談ください。
また、新型コロナワクチンは筋肉内に注射することから、抗凝固療法を受けている方、血小板減少症または凝固障がいのある方は、接種後の出血に注意が必要とされています。
血をサラサラにする薬を飲まれている方へ(PDF:221KB)(別ウィンドウが開きます)
妊娠を考えている方や妊娠中の方、授乳中の方、新型コロナウイルスに感染したことがある方も、接種できます。詳しくは厚生労働省のQ&A(外部サイトへリンク)(別ウィンドウが開きます)をご覧ください。
年齢等に応じた接種可能回数は以下のとおりです。
年齢等 | 接種できる種類 | |
---|---|---|
12歳以上 |
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小児 |
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乳幼児 |
|
無料で接種できます。
薬事承認され、予防接種法に基づいて接種できるワクチンは下表のとおりです。
各ワクチンは2回接種(乳幼児でファイザー社ワクチンを接種する場合のみ3回接種)で、初回接種中は原則同じワクチンを接種する必要があります。
各回数の接種日までが以下の接種間隔を超えた場合でも、1回目から受け直す必要はありません。できるだけ速やかに2回目又は3回目の接種を受けていただくことをお勧めします。
製薬会社 | 接種回数 | 接種間隔 | 対象年齢 | 薬事承認の状況 |
---|---|---|---|---|
ファイザー社 【XBB.1.5対応1価ワクチン】 |
2回 | 20日 | 12歳以上 | 令和5年9月1日に薬事承認 |
ファイザー社(5~11歳用)※1 【XBB.1.5対応1価ワクチン】 |
2回 | 20日 | 5歳以上11歳以下 | 令和5年9月1日に薬事承認 |
ファイザー社(生後6か月~4歳用)※2 【XBB.1.5対応1価ワクチン】 |
3回 | 20日
55日 |
生後6か月以上4歳以下 | 令和5年9月1日に薬事承認 |
モデルナ社※3 【XBB.1.5対応1価ワクチン】 |
2回 | 27日 | 生後6か月以上 | 令和5年10月24日に薬事承認 |
※1 1回目の接種時は11歳の方で、2回目の接種時までに12歳の誕生日を迎えた場合、2回目接種にも1回目と同じ5~11歳用ワクチンを使用します。
※2 1回目の接種時は4歳の方で、2回目又は3回目の接種時までに5歳の誕生日を迎えた場合、2回目接種以降にも1回目と同じ生後6か月~4歳用ワクチンを使用します。
※3 年齢によって、1回あたりの接種量が異なります。
製薬会社 | 接種回数 | 接種間隔 | 対象年齢 | 薬事承認の状況 |
---|---|---|---|---|
ファイザー社 【XBB.1.5対応1価ワクチン】 |
1回 | 3か月以上 | 12歳以上 | 令和5年9月1日に薬事承認 |
ファイザー社(5~11歳用) 【XBB.1.5対応1価ワクチン】 |
1回 | 3か月以上 | 5歳以上11歳以下 | 令和5年9月1日に薬事承認 |
ファイザー社(生後6か月~4歳用) 【XBB.1.5対応1価ワクチン】 |
1回 | 3か月以上 | 生後6か月以上 4歳以下 |
令和5年9月1日に薬事承認 |
モデルナ社 【XBB.1.5対応1価ワクチン】 |
1回 | 3か月以上 | 6歳以上 | 令和5年9月12日に薬事承認 |
第一三共社※2 【XBB.1.5対応1価ワクチン】 |
1回 | 3か月以上 | 12歳以上 | 令和5年11月28日に薬事承認 |
【ファイザー社製(XBB株対応型)】
【モデルナ社製(XBB株対応型)】
【第一三共社製(XBB株対応型)】
ワクチンの有効期間は、一定期間ワクチンを保存した場合に品質が保たれるかについて、当該ワクチンを製造・販売する企業において集められたデータに基づき、薬事上の手続きを経て、設定されます。このため、一度有効期間を設定した後であっても、当該企業において、引き続き、より長くワクチンを保存した場合に品質が保たれることについてデータが集められれば、そのデータに基づき、薬事上の手続きを経て、有効期間が延長されることがあります。
詳細につきましては、厚生労働省ホームページ(外部サイトへリンク)(別ウィンドウが開きます)をご確認ください。
ファイザー社とモデルナ社の新型コロナワクチン接種後に、ごくまれに、心筋炎・心膜炎を発症した事例が報告されています。特に10代・20代の男性の接種後4日程度の間に多い傾向があります。
ワクチン接種後4日程度の間に胸の痛み、動悸(どうき)、息切れ、むくみなどの症状がみられた場合は、速やかに医療機関を受診して、ワクチンを受けたことを伝えてください。
新型コロナワクチンは、発症予防効果などの接種のメリットが、副反応などのデメリットよりも大きいことが確認されており、接種がすすめられています。しかしながら、ワクチン接種は、あくまでご本人の意思に基づき受けていただくものとなっています。ご本人が納得したうえで、接種をご判断ください。
詳しくは、下記リンクをご覧ください。
接種後すぐに現れる可能性のある症状は、アナフィラキシー(じんましん・腹痛・おう吐・息苦しさなど)や血管迷走神経反射(ワクチン接種に対する緊張などによる立ちくらみや失神など)があります。
接種後数日以内に現れる可能性のある症状は、注射した部位の痛み・頭痛・関節や筋肉の痛み・疲労・寒気・発熱などがありますが、症状の大部分は接種後数日以内に回復しています。
接種が終わってすぐ体調不良になったときは、接種場所には医師・看護師等がいますので適切に処置します。接種場所から帰宅後、気になる症状を認めた場合は、近隣の医療機関に相談・受診してください。
治療を要したり、障がいが残るほどの副反応は、極めてまれではありますが、ゼロではありません。
新型コロナワクチン接種後の副反応への対応方法(ファイザー社、モデルナ社のワクチンについて)(外部サイトへリンク)(別ウィンドウが開きます)
厚生労働省によると、追加(3回目)接種での副反応については、以下のように示されています。
海外の臨床試験の結果では、ファイザー社のワクチン及びモデルナ社のワクチンいずれの場合も、2回目の接種後と比較して有害事象(発熱や接種部位の痛み、倦怠感等)の発現傾向は概ね同様であると確認されていますが、リンパ節の腫れなどについては、初回(1回目・2回目)接種時と比較して、発現割合が高い傾向にあります。心筋炎の報告頻度は2回目接種後よりも3回目接種後の方が低い傾向がみられています。
厚生労働省Q&A『追加(3回目)接種ではどのような副反応がありますか。2回目より重いのでしょうか。』(外部サイトへリンク)
新型コロナワクチンの接種を受け、健康被害が生じ、その健康被害が接種を受けたことによるものであると厚生労働大臣が認定したときは、予防接種法に基づく救済(医療費・障がい年金等の給付)の対象となります。
申請は市となりますので、健康課(0797-31-1586)へご申請ください。
なお、現行の救済制度の詳しい内容につきましては、健康被害救済制度(外部サイトへリンク)(別ウィンドウが開きます)をご覧ください。
【参考ページ】
新型コロナワクチンは、新型コロナウイルス感染症の発症だけでなく、感染を予防する効果も示唆するデータが報告されています。しかしながら、その効果は100%ではなく、変異によりワクチンの効果に影響が生じる可能性もあります。
このため、引き続き効果的な感染予防対策を組み合わせることで、可能な限りご自身や周りの方を守っていただくようお願いします。
具体的には、「3つの密(密集・密接・密閉)」の回避、マスクの着用、石けんによる手洗いや手指消毒用アルコールによる消毒の励行などをお願いします。
新型コロナワクチン接種のために必要とかたり、金銭や個人情報をだまし取る詐欺や不審電話が確認されています。市が、ワクチン接種のために金銭や個人情報を電話やメール等で求めることはありません。
(参考:新型コロナウイルス感染症に便乗した詐欺や悪質商法にご注意ください)
令和3年8月5日付け新型コロナウイルス感染症に関する差別を許さない~阪神7市1町共同メッセージ~(PDF:76KB)(別ウィンドウが開きます)
新型コロナウイルスの感染が拡大する中、感染された方々やその家族、濃厚接触者、医療従事者等に対する誹謗中傷やインターネット上での心ない書き込みなどが見受けられますが、不確かな情報や誤解に基づく不当な差別、偏見、いじめ等があってはなりません。
新型コロナウイルス感染症に関する正確な情報を入手し、人権侵害につながることのないよう、冷静な行動をお願いいたします。
また、感染収束に向けて効果が期待される新型コロナワクチンですが、体質や持病などの理由で接種できない人もいます。接種を受けることは強制ではなく、感染症予防の効果と副反応のリスクの双方について理解した上で、自らの意志で接種を受けていただくことになります。
接種していない人に対して、接種の強制や差別、いじめ、職場や学校等における不利益な取扱いを行うことのないよう、皆様のご理解とご協力をお願いいたします。
新型コロナウイルス感染症に関する情報については、厚生労働省のホームページや兵庫県のホームページでお知らせしています。
また、不当な差別、いじめ等の人権問題についての相談は、法務省の人権擁護機関(法務局)で受け付けています。
新型コロナウイルス感染症に関連する人権への配慮について(兵庫県ホームページ)(外部サイトへリンク)(別ウィンドウが開きます)