(5) 平成30年(2018年)8月1日号 No.1233 広報あしや 初めて広島と共催 ヒロシマ原爆展 8月19日~26日 休館日:21日(火) 午前9時~午後9時30分(日曜は午後5時まで) 【会場】 市民センター3階展示場 【三輪車(複製)】  3歳だった銕谷伸一ちゃんは、三輪車で遊ぶのが大好きで、あの日の朝も、自宅前で遊んでおり、三輪車とともに熱線で焼かれました。 さびしがるだろうと思った父親の信男さんは、死んでからも遊べるようにと伸一ちゃんの亡きがらを三輪車と一緒に自宅の裏庭に埋めました。 【弁当箱(複製)】  中学校1年生だった折免滋さんの弁当箱。 滋さんは母親のシゲコさんのために畑を作っており、その日のお弁当の中身は、その畑から初めて収穫した作物で作ったおかずでした。 食べることができなかったお弁当は真っ黒に焦げていました。 【禎子さんが残した折り鶴】  2歳だった佐々木禎子さんは被爆しましたが、怪我もなく成長しました。しかし10年後の小学校6年生の秋に突然、白血病を発症しました。 鶴を千羽折ると願いが叶うという言い伝えを信じ、折り続けましたが、願いもむなしく亡くなりました。 被爆資料や写真パネル、被爆者が自ら描いた絵などを展示します。 戦場カメラマン 渡部陽一さん 記念講演会 「戦場からのメッセージをあなたに」 ~ファインダー越しに見た命の現場~ ■日時 8月19日(日) 午後1時30分~3時30分(午後1時開場) ■会場 ルナ・ホール  ■定員 600人※託児(6カ月~未就学児)希望者は、10日(金)までに人権推進課へ 『戦争の犠牲者はいつも子どもたち』。これがいかなる戦争であっても変えることのできない現実でありました。 世界で戦争が続く限り、紛争地に立たされる子どもたちの声をたくさんの方に届けたいと思っています。 【プロフィール】 学生時代から世界の紛争地域などの取材を続ける。 これまでに訪れた国は、イラク、アフガニスタンなど100カ国以上にのぼっている。 戦地の人々の生活に入り込み、寝食を共にしながら、臨場感のある写真を撮影している。 広島平和記念資料館より 山本玲子さん 被爆体験証言会 ■日時 8月25日(土)・26日(日)①午前10時~11時     ②午後1時15分~2時15分(26日は①のみ) ■場所 市民センター301室 ■定員 160人 被爆体験記 「ヒロシマが昔話にならないように」  8月6日の暑い朝、校庭で空を見上げると、飛行機が朝日に輝いています。“きれい‼”と思った瞬間、ピカッと光り“太陽が落ちた”と思いました。周囲は暗くなり、皆ぶつかり合いながら逃げ惑いました。  自宅に帰ると、戸や障子は吹き飛び、ガラスは飛び散っていました。縁側にいると、酷い火傷をした知人のおじさんが「水、水をくれ‼」と倒れ込んで来ました。祖母と母が二人がかりで布団に寝かせて水を飲ませました。肩や腕の皮膚が火傷で垂れ下がっていました。おじさんは翌日亡くなりました。  戦後も放射線の影響で多くの知人や友人が病気で亡くなりました。  戦争は人間が始めるものです。人類を守るためには、戦争をしてはいけませんし、核兵器を絶対に使ってはいけません。核の無い平和が続くよう、皆で守っていけたらと願います。 【プロフィール】 1938年(昭和13年)生まれ。 1年生だった7歳のとき、爆心地から4.1km離れた国民学校の校庭で、飛行機を見上げていた時に被爆。 平和の鐘を鳴らそう! 問い合わせ 芦屋ユネスコ協会(生涯学習課内) ☎38-2091 ■日時 8月15日(水)  午前11時45分~午後2時 ■会場 市民センター玄関前・ 401室 ■内容 平和の鐘を鳴らした後、すいとん・ふかし芋等を食べながら、当時の体験談に耳を傾け、平和の歌を歌い、平和の大切さについて語り合いましょう。