2-3 特 集  いま、芦屋の人たちがすごいらしい。 特 集 Make the next 新しい社会をつくろう 芦屋のまちづくりの主役は一人ひとりの市民です。芦屋市内では多様な市民グループ・団体の活動が行われています。 これからの地域づくり・まちづくりは行政だけでなく、市民の皆さんが行うさまざまな市民活動とともに、取り組むことが大切です。今回は、5つのグループをピックアップしてご紹介します。皆さんも「やってみたいこと」を実現させてみませんか? 考える力・伝える力を子どもたちに 小野山純子さん 小野山康憲さん  子どもたちの自信につながる「コミュニケーション力」を磨く場を作っています。市内の小学校への出張レッスンも受付中です。今後は、子どもたちの「伝える力」で芦屋が活気づくよう、例えば街づくりや特産品づくりなどをテーマに、子ども主体の発表の場をサポートしていきたいです。(小野山純子)  プログラミングで「物づくりの楽しさ」を感じてもらい「考える力」を養ってほしいです。課題達成のため親子が「話し合い」を繰り返すと、論理的な考え方が磨かれます。それをアイデアの実現力に活かしてほしいです。(小野山康憲) 芦屋話し方教室 出会いや生活をより心豊かにするコミュニケーションを身につけませんか 芦屋 親子 プログラミング教室 街中に音楽と笑顔があふれる1日を 芦屋ジャズフェスティバル実行委員会 高橋 リエ さん  4月29日で第4回を迎える芦屋ジャズフェスティバル。芦屋の街で音楽に特化したフェスティバルを作ろうと「芦屋ジャズフェスティバル実行委員会」が発足しました。街と人が“いきいき”と交流する活気あるまちづくりを目指し、仏教会館やカトリック芦屋教会などの会場で、音楽のユニバーサルランゲージと言われるジャズを通じ、“国際文化住宅都市”の中にある文化と街と人の交流の場を作っています。インターナショナルミュージシャンやプロの演奏を体感することで、子供たちに夢を与え、高齢者が懐かしく楽しいと思える、市民が芦屋をもっと好きになるような芦屋らしい参加型フェスティバルを開催し、“芦屋魅力回遊感”を目指しています。街中で音楽と心が交流する“ボーダレス参加型”ジャズフェスティバルで芦屋の魅力を日本に世界に発信しようと活動しています。 芦屋ジャズフェスティバル 2017年から毎年4月29日にルナ・ホールなど、全会場入場料無料で開催しています。地元プロミュージシャンたちが立ち上がり、全て手作りボランティアで企画運営出演をしています。 違うことがふつうな社会へ 『ここから塾』芦屋 近沢幸治郎 さん  外国にルーツを持つ人への「学習と集いの場」として、2018年4月にCoCoCaraを設立。『ここから塾』を西宮市内で開始し、2019年4月に芦屋で「学習者・支援者および地域住民との交流の場を」との思いからアットホームな雰囲気の2教室を追加し始動しました 。  今後外国人居住者の数はさらに増えると予想され、不自由のない生活環境を手に入れるには、民間レベルでの支援は不可欠です。特に次代を担う子ども達には、日本語が使えることで自己実現力を伸ばし、国際社会との関わりの中でたくましく成長してほしいとの願いを込めて活動に取り組んでいます。  国籍にかかわらず互いを理解し尊重し合える多文化共生社会実現に向けて、日本語支援にとどまらず、今後の活動をさらに発展させて行きたいと考えます。学習者・ボランティア、共に募集中! 『ここから塾』 芦屋・西宮地域に在住する外国にルーツを持つかたへ、日本語支援や教科学習支援を行っています。芦屋では大人向けに阪神芦屋駅近くのリードあしや教室(月曜日)、子ども中心にJR芦屋駅近くのラ・モール教室(日曜日)があります。 地域課題を調理する フライパン 横山宗助 さん  長年ソーシャルセクターで働き、まちを良くするための中間支援・講座・イベント企画などを行ってましたが「非営利団体だけではまちは変えれない」と思うようになりました。変えられないにも関わらず、特定の団体にループしている委託事業や補助金や支援に怒りを感じ、ITとデザインをつかったインパクトのある事業をつくっていきたいと思うようになりました。  協働は、特別な誰かのものではなくて、個人でも団体でも企業でも誰もができることだと思ってます。ただ、今はその面白さや意義が整理されてなくて、関わっている人ですらほとんどの人がまだ勉強中の発展途上な分野です。これからは、もっとデータをオープンにして、広告や計画をデザインしなくてはいけないと思います。そうすることで市民活動が、ヤラされ感のあるボランティアや身内の集まりでなく、市民の楽しい休みの過ごし方として位置づけられて、就労やお金や学歴だけが価値ではないことが「普通なコト」になっていくのはではないでしょうか。 地域課題を調理する フライパン 地域課題ならどんなコトでも、取り組みます。その課題の専門家ではないからこそ、見つけられる解決策やグッドアイデアがあると思っています。 わたしは、わたしのままでいい。 アトリエ たいようのした 中山英子 さん  誰でも自由に参加できるアトリエを芦屋公園で開いています。アトリエといっても描き方を教えたり課題があるわけではなく、今、やりたいこと、やってみたいことを自分で選びます。途中で遊具に遊びに行っても、見ているだけでもOKです。「できるかな…」から「できた!」喜び、無心になれた驚き、作品を飾るうれしさや恥ずかしさ、言葉にならない気持ちを色や形で表現できた時の開放感など、作品を通して「こんなところも私なんだ」「これでいいんだ」と受け入れられ、自分で自分を認めることができた喜びは、周りに優しくなれる心の余裕にも繋がります。  太陽の光を浴びながら吹き抜ける風を受け、時折空を見上げながら表現できる気持ちよさは、野外ならではの醍醐味です。子どもも大人も気の向くままに手を動かし色や素材に助けてもらいながら、自分だけの表現をぜひ楽しんでください。 アトリエ たいようのした 4月~11月の第1日曜日に、芦屋公園で子どもも大人も自由に参加できるアトリエを開催。絵具コーナー、廃材や自然物が使える工作ゾーン、粘土などの感触遊びを展開しています。 一緒に市民活動の扉を開けましょう リードあしや事務局長 橋野 浩美 さん  あしや市民活動センターは、通称「リードあしや」として親しまれています。「リードあしや」の[出演]称は、市民公募で芦屋の市民活動のリーダー的存在が生まれる場所として、「リード=leed」「芦=reed」と「リーダー=leader」から生まれた造語。昨年4月には1階をリノベーションし、団体や個人が学び、モノづくり、交流、コミュニティビジネスの場など多様な市民活動の場として利用しています。正に活動のリーダー的存在が生まれつつあります。  リードあしやは、市民(在住・在学・在勤)の皆さんの活動を応援する場であり、地域密着型の中間支援として行政とのパートナーシップを持ち「住み続けたいまち」「活動人口100%のまち」を築き、夢の実現を目指します。何かしたい!こんなことができる!などなどグッドなアイデアが浮かんだら、ぜひリードあしやへお越しください。 市民活動センター リードあしや リードあしやは、地域の課題解決・発展のために 市内で活動する個人・市民活動団体が集う場です。 問い合わせ リードあしや ☎26-6452