04 特 集 2 芦屋病院 MRI・CT・マンモグラフィー が新しくなりました 問い合わせ 芦屋病院 ☎31-2156 MRI 磁気共鳴断層撮影装置(Magnetic Resonance Imaging) MRI検査でどのような病気が分かるのですか? MRI検査は強力な磁石でできた筒の中に入り、磁気の力を利用して体の臓器や血管を撮影する検査です。さまざまな病巣を発見することができますが、特に脳や脳血管、卵巣・前立腺等の下腹部、脊椎・四肢などの病巣に関する検査能力が高い機器になります。X線を使用しないので、放射線被ばくはありません。 新しい機器になり良くなった点は? 撮像部位にもよりますが、脳のMRI検査がこれまでの約15分から、検査時間が短くなり、約12分で撮像できます。 狭いところが苦手なのですが、検査は受けられますか? 狭さは以前の装置と同様ですが、場合によっては検査中に映像や音楽を見聞きしながらリラックスして検査を受けて頂くことが可能です。(検査部位によってはご覧いただけない場合もあります)小さなお子様も検査中にアニメなどを見ながら検査ができるシステムを取り入れました。 CTとMRIはどう違うの? CTはX線を用いる検査で、MRIは磁場を用いる検査です。CTは主として内臓の形態を、MRIは磁場のかけ方で主として内臓物質の成分を診ています。具体的には、水のようなものか、血清のようなものか、粘調性のあるものか、固形化したものかなどで診断をします。 CT コンピュータ断層撮影装置      (Computed Tomography) CT検査でどのような病気が分かるのですか? CT検査は、X線を利用して身体の内部(断面)を画像化する検査です。CT検査は、特に心臓、大動脈、気管支・肺などの胸部、肝臓、腎臓などの腹部の病変に関して、優れた描出能が知られています。 新しい機器になり良くなった点は? 撮影の時間が早くなりました。胸部や腹部を撮影する際、息を止める時間は約15秒かかっていましたが、約7秒(半分程度)に短縮されます。 CT検査の被ばくが気になるのですが・・・ CT検査はX線を使用するため、被ばくは避けられません。全てではありませんが低線量で撮影した場合でも、画質を向上させる手法を用いてコンピューターで計算し、今までと遜色ない画像を構成することが可能です。 3Dマンモグラフィー 乳房X線撮影装置(mammography) 新しい機器になり良くなった点は? 高画質低線量で3Dによる撮影が可能となりました。新技術の「トモシンセシス」という断層撮影機能により薄くスライスした画像が撮影でき、病変を正確に描出できます。 検査時はかなり痛むのですか?撮影時間はどれぐらいかかるのですか? 乳房を圧迫して撮影を行いますので多少痛みがあります。新機種は圧迫時の痛みを軽減する機能もあります。検査時間は約10分です。 女性の技師が撮影してくれますか? 撮影時は女性技師が対応します。当院の女性技師は「検診マンモグラフィ撮影認定診療放射線技師」の資格を取得しています。 乳がん検診は2年に1度と聞きますが、毎年検査を受けなくて大丈夫ですか? 厚生労働省は40歳以上の女性に対し2年に1回マンモグラフィを受診するようにすすめています。しかし、気になることがありましたら2年を待たずに専門医にご相談ください。 新しい画像診断機器で健康のチェックをしませんか? 人間ドックのご案内 申し込み&問い合わせ 医事課検診担当 ☎31-2156            (平日・午後2時~4時30分) 人間ドック基本コース 税込50,000円 胸部CT/心電図/胃カメラ/腹部エコー/血液検査/尿一般検査/便潜血検査/眼科検査/聴力検査/乳がん検診(女性)/子宮頸がん検診(女性)/前立腺がん検診(男性) 【低線量CTによる肺がん検診】 当院の肺がん検診はCTによる詳細な検査を実施しています。また、新しく導入したCTでは、低線量かつ短い時間で検査が可能になっています。 【3Dマンモグラフィーによる乳がん検診】 乳がん検診は3Dマンモグラフィーでの撮影が可能になり、より詳細な検査ができるようになりました。(痛み軽減装置「なごむね」搭載2Dマンモグラフィーもお選びいただけます。) 人間ドックオプションコース 脳ドック/ピロリ菌検査/胃がんハイリスク検査/腫瘍マーカー/骨密度検査/頚動脈エコー検査 /体液量測定 【新しいMRI装置で脳ドックが受けられます】 希望者は脳外科医による診察、診断、指導も受けることができます。 万全のアフターフォロー 要精査、要治療の判定がでた場合も、スムーズに当院外来受診が可能です。また、かかりつけ医の先生方に画像も含めた円滑な情報提供を行っています。 人間ドック基本コース半額助成 芦屋市国民健康保険の被保険者、後期高齢者医療制度の加入者は、基本コースの半額助成制度が受けられます。詳しくは市ホームページをご覧ください。