04 特集2 わたしたちのまち芦屋は2050年までに温室効果ガス実質排出ゼロを目指します。 「芦屋市ゼロカーボンシティ」を表明します わたしたちのまち芦屋は六甲山の山並みと瀬戸内の海を間近に臨み、自然に恵まれた良好な環境をもつ都市として発展してきました。 また、緑の基本計画や芦屋市環境計画に基づき、まちの緑化や省エネ政策などによる温室効果ガスの削減にも、積極的に取り組んでまいりました。 一方で、近年、地球温暖化が原因と考えられる猛暑や豪雨などによる大規模災害が全国各地で発生しており、気候変動問題は、私たち一人ひとりにとって避けることのできない喫緊の課題です。 未来の世代へ美しい芦屋を継承し、持続可能なまちづくりにおいて、市民・事業者の皆さまとともに脱炭素社会の実現に向けて取り組むことが重要であり、次のとおり「芦屋市ゼロカーボンシティ」を表明いたします。 わたしたちは 1.省エネルギーの推進、再生可能エネルギーの活用などにより2050年までに温室効果ガス実質ゼロにむけて取り組みます。 2.クールチョイスに取り組みます。 3.花と緑いっぱいのまちづくりをこれからも続けます。 令和3年(2021年)6月1日 芦屋市 6月は「環境の日」「環境月間」 昭和47年6月5日からストックホルムで開催された「国連人間環境会議」に由来します。国連では、日本の提案を受けて 6月5日を「世界環境デー」と定めています。また、平成3年度から6月の1カ月間を「環境月間」としています。 問い合わせ 環境課 ☎38-2051 ゼロカーボンシティの表明とは 2050年までにCO2(二酸化炭素)などの温室効果ガスの排出量を実質ゼロにすることをめざす表明をすることです。 「排出量を実質ゼロにする」とは、温室効果ガスの排出量から、森林などによる吸収量を差し引いてゼロを達成することを意味しています。 世界の現状と国の取り組み 地球温暖化は、豪雨災害や猛暑といった気候変動問題の主な要因と考えられており、危機感は世界中に広がっています。今、温暖化を防ぐ取り組みが各国で検討されており、日本でも令和2年10月に「2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする(2050年カーボンニュートラル=脱炭素社会の実現を目指す)こと」を宣言しました。そのことにより、グリーン社会の実現に向けた取り組みが官民を挙げて進められています。 芦屋市の取り組み ◆公共施設の更新や改修にあわせて、省エネ設備や再エネ設備の導入 ◆街路灯のLED化 ◆芦屋庭園都市宣言に基づく様々な緑化事業 ◆省エネプロジェクトなど学校園における環境学習など 今後は市民・事業者の皆さんとともに、更なる脱炭素への取り組みを実施します。 ライフスタイルにあわせて、できることから始めてみませんか COOL CHOICE(クールチョイス) 2015年、すべての国が参加する形で、2020年以降の温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定」が採択され、世界共通の目標として、世界の平均気温上昇を2℃未満にする(さらに、1.5℃に抑える努力をする)こと、今世紀後半に温室効果ガスの排出を実質ゼロにすることが打ち出されました。 「COOL CHOICE」は、CO₂などの温室効果ガスの排出量削減のために、脱炭素社会づくりに貢献する「製品への買い換え」、「サービスの利用」、「ライフスタイルの選択」など地球温暖化対策に資するあらゆる「賢い選択」をしようという取り組みです。 COOL CHOICE(賢い選択)の具体的な取り組み・アクション 「COOL CHOICE」に取り組むことにより、CO₂を削減するだけでなく、生活コストの低減や快適で健康的な暮らし等のメリットももたらします。 低炭素製品への買い換え ■LED・エアコン・冷蔵庫・エコカーなど省エネ製品 ■高効率給湯器・節水型トイレ ■高断熱高気密住宅の新築・リフォーム 低炭素サービスの選択 ■公共交通 ■カーシェアリング ■低炭素物流サービス ■スマートメーターによる  「見える化」 低炭素なライフスタイルへの転換 ■クールビズ・ウォームビズ ■クールシェア・ウォームシェア ■エコドライブ・自転車の利用 ■森・里・川・海の保全・活用 出典:環境省HP ZEH(ネット・ゼロ・エネルギーハウス) ZEH(ゼッチ)とは、住宅の高断熱化と高効率設備で省エネルギー性能を高めて、太陽光発電等でエネルギーを創ることで、1年間で消費する住宅エネルギー量が正味(ネット)でおおむねゼロ以下となる住宅のことです。 ZEHの要件を満たす住宅を新築・改修した場合は、国の補助を受けることができます。 今年度から芦屋市では国の補助に加え、1件につき20万円の補助が受けられます。 ※詳しい内容は、市ホームページ、または電話で問い合わせください。 問い合わせ 環境課 ☎38-2051