08-09 イベント Event information 公民館音楽会 フランス、ドイツ、日本 音で描く情景 ~木田陽子ピアノコンサート~ 豊かな情景が浮かび上がるようなピアノ曲の数々をお楽しみください。 【曲目】ドビュッシー:『映像』より「水の反映」「金色の魚」、シューマン:子どもの情景作品15大澤壽人:ソナチネホ短調、ブラームス:ハンガリー舞曲集より第1番、第5番ほか ■日時 10月29日(土)午後2時~(1時30分開場)■会場 市民センター別館219音楽室■定員 70人■料金 500円■申し込み 10月7日(金)〈必着〉までに音楽会名・氏名・住所・電話番号・参加人数(2人まで)を記入し、はがきで下記へ(申込多数抽選)■問い合わせ 公民館「10/29音楽会係」 ☎35-0700[ファクス]31-4998(〒659-0068 業平町8-24) 第81回市民寄席 ざこば・南光・塩鯛 三人会 ■日時 11月25日(金)午後6時(5時15分開場)■会場 ルネサンス クラシックス 芦屋ルナ・ホール■定員 600人■出演 ざこば・南光・塩鯛・米左・りょうば■料金 3,500円(前売り券3,000円)全席指定■申し込み チケット販売所: 市民センター事務所・市役所売店・ローソンチケット(Lコード54780)■問い合わせ 公民館☎35-0700 作って食べよう世界の料理 <ルーマニア編> 〈メニュー〉 サルマーレ、チョルバ デ ペリショアレ(ミートボールスープ)、ファソレ バトゥータ、ミルフィーユパイ、パン ■日時 10月17日(月)午前10時~午後2時■会場 潮芦屋交流センター調理室■定員 25人■講師 エレーナ ガブリエラ氏(ルーマニア出身の市民)■料金 2,800円(開催日2週間前からキャンセル料が発生)■持ち物 食器用フキン、エプロン、マスク、三角巾、筆記用具■申し込み 9月10日(土)〈必着〉までにEメールで下記へ(申込多数抽選)■問い合わせ 潮芦屋交流センター☎25-0511/[メール]aca@npo-aca.jp 第56回上宮川ワンコインシアター アラバマ物語 人種的偏見が根強く残るアメリカ南部を舞台とした社会派ドラマ(1962年/アメリカ/モノクロ/日本語字幕版) ■日時 9月10日(土)午前10時~/午後1時30分~【129分】■会場 上宮川文化センター3階ホール■定員 各60人■料金 500円(小学生以下無料)■持ち物 上履き・外履き入れ■申し込み 9月7日(水)午前9時30分から電話で右記へ■問い合わせ 上宮川文化センター☎22-9229 芦屋を再発見!ウォーク&レクツアー 南芦屋浜周辺を巡るウォーキングと、ニュースポーツ(モルック、公式ワナゲ、スナッグゴルフ)を楽しむイベントです。 ■日時 10月16日(日)午前10時~午後3時30分■会場 総合公園・南芦屋浜周辺■定員 先着100人■料金 大人500円・子ども300円(保険代含む)■申し込み 10月6日(木)までに、申込用紙またははがきに氏名・住所・連絡先を記入の上郵送かファクスで右記へ■問い合わせ 芦屋市レクリエーションスポーツ協会☎22-7910/[ファクス]22-1633(〒659-0072 川西町15-3) テニス開放デー・ナイター参加者募集 この機会に是非ナイターテニスを体験ください ■日時 10月8日(土)午後5時~8時■会場 芦屋公園テニスコート■対象 市内在住、在勤・在学(高校生以上)の人・先着20人■料金 1人300円■持ち物 テニスウエア・テニスシューズ・ラケット・ボール■申し込み 9月1日~25日午前9時~午後7時に申し込み用紙(窓口で配布・ホームページでダウンロード可)を窓口またはファクスで下記へ(2人まで申し込み可)■問い合わせ 芦屋公園テニスコート☎34-8886/[ファクス]34-8884 キッズテニススクール 「TENISHⓇ  サンパープレミアムクラス」生徒募集 カナダ出身のマークコーチが英語で楽しくテニスのレッスン ■日時 9月29日~12月22日〈隔週木曜・全7回〉午後5時30分~7時■会場 芦屋公園テニスコート■対象 小学4年生~6年生(初心者~初級)■定員 各10人(最低開催5人)■料金 24,500円(7回分)■持ち物 運動のできる服装、水筒、タオル、運動靴※ラケットの用意あり■申し込み 9月1日~20日に申し込み用紙(窓口で配布・ホームページでダウンロード可)を窓口かファクスで右記へ■問い合わせ 芦屋公園テニスコート☎34-8886/[ファクス]34-8884 秋の公民館講座 ①秋の開講記念講座 「2025年万博に向けて1970年万博を想う」  9月30日(金)午後2時~ ②文化の歴史講座  10月20日・11月17日・12月15日・令和5年1月19日・2月16日・3月16日(木)午前10時30分~ ③世界はニュースだけではわからない  10月15日・11月5日・12月8日(木)・令和5年1月21日・2月18日・3月11日(土)午後2時~ ④西洋美術史講座 風景画の東西―自然と人間  10月24日・11月28日・12月19日(月)午後2時~ ⑤哲学入門講座 強い者が正しいのか?—ソフィストとソクラテス  10月27日・11月24日・12月22日(木)午前10時~ ⑥日本近現代史 近代日本の「政変」−内閣が替わるとき−(4)  10月1日・11月5日・12月3日(土)午前10時~ ⑦日本人の源流・神話を訪ねて 古事記から読み解く「言葉の力」  10月3日・11月7日・12月5日(月)午前10時~ ⑧サイエンス講座 「放射線の科学、低線量被曝について」  10月8日・11月26日・12月10日(土)午後2時~ ■申し込み 9月12日(月)までに講座名・住所・氏名・電話番号を記入し、はがき・公民館のホームページのいずれかで下記へ ■会場 市民センター401室 ■定員 ①⑤~⑦90人 ②~④⑧60人 ■費用 ①無料②③3,000円〈6回分〉④~⑧1,500円〈3回分〉 ■問い合わせ 公民館☎35-0700(〒659-0068業平町8-24) あしや芸術さんぽ Vol.2 【美術博物館休館のご案内】7月1日~令和5年3月末(予定)は改修工事のため休館。今後の休館中の活動や工事後の再開館のスケジュールなどについては、随時ホームページでお知らせします。再開館予定は、令和5年4月上旬です。 美術博物館が休館の期間、芸術家達が切り取った芦屋と現在の風景を紹介するコラムを連載します。  六甲山を背景に広がる「阪神間」に位置する芦屋は、明治末以降、鉄道が発達したことで、別荘地や郊外の住宅地として人気を博しました。自然環境に恵まれた風光明媚な芦屋の地は、レジャー場所としても注目され、1905年に関西で初めて打出浜に海水浴場が開設、その後、芦屋浜にも海水浴を楽しむ人々が多く訪れました。*1  この芦屋の海辺を多くの画家は描きました。そのうちの1点、上山二郎《芦屋の浜》をご紹介します。  爽やかな青色の空と海、しっとりとした砂地、芦屋を象徴する松林が遠くまでのび、落ち着いた景観が広がる中、丸みをおびた人物たちが配されています。海にはボートや漁船が浮かび、水着の人物たちはくつろぎながら海辺を眺めているようです。一方、砂浜に立つ洋装の女性の横に、ポーズをとった裸女が立っており、どこか神秘的な雰囲気も醸します。上山は、大きくゆるやかに曲がる湾をもつ芦屋浜の景観を好んでいたようで、当地を背景にした作品を多く描きました。  東京で生まれた上山二郎(1895−1945)は、青年期に藤島武二に学び、油彩画や銅版画を手がけた人物です。1922年3月に渡仏、東郷青児や藤田嗣治たちと親交を深め、サロンで発表を続けますが、関東大震災の知らせを聞き1924年1月頃に帰国、芦屋へ移住しました。この頃、後に抽象絵画のパイオニアとして知られるようになる長谷川三郎と出会います。高校生の長谷川は、サロンの入選を経験していた上山から、ヨーロッパの美術の動向など多くの知見を得ており、上山を敬[出演]していました。その後、上山は1925年に再び渡仏するも、27年に帰国し芦屋へ戻ります。この時期に、後に具体美術協会を率いることになる吉原治良と出会いました。当時22歳の吉原は上山の自宅をしばしば訪れ、上山の新作を見せてもらったり、パリでの体験談などを聞く機会を得ます。その中で「オリジナリティーとパーソナリティーが何より大切」だということを強く教えられました。*2 また、上山はパリから帰国した東郷青児や藤田嗣治を吉原に紹介しており、この出会いは吉原の画家としての道を大きく変えることになりました。  このように長谷川や吉原に大きな影響を与えたことから、上山は日本における抽象絵画の礎が形作られる一端を担った人物だったといえるでしょう。芦屋ゆかりの画家たちのさまざまなつながりが、美術の歴史を紡いでいきました。 *1 打出浜の海水浴場は水質汚染のためまもなく閉場し、1907年に香櫨園浜へ移りました。その後、芦屋浜に海水浴場が設置され、後に1948年から1964年まで芦屋市営で海水浴場が開かれ、歌謡ショーや、水着の撮影会などが行われるなど、たくさんの来場者で賑わいをみせました。現在、当時の芦屋浜は埋め立てられ、新しいくらしが息づいています。 *2 吉原治良「上山二郎さんから最も大きな影響③関西学院高等商業部のころ」『わが心の自叙伝』神戸新聞、1967年6月18日 来月の「あしや芸術さんぽ」は、 吉原治良の作品を紹介します。 新型コロナウイルス感染症の影響により開催を中止・延期する場合は、速やかに市ホームページ等でお知らせします。