04 特 集 2 令和3年度決算概要 わたしたちのお金、何に使われている より良いまちづくりを進めるためには、芦屋市のお金の使い方を皆さんに知ってもらい、身近に感じてもらうことが大事です。 今回は令和3年度の決算状況をお知らせいたします。 令和3年度は、前年度に引き続き新型コロナウイルス感染症への対応を行いながら、第5次芦屋市総合計画に基づき、さまざまな事業を実施しました。 市税収入が想定よりも新型コロナウイルス感染症の影響を受けなかったことなどにより、一般会計の歳入歳出の差引から翌年度への繰越財源を除いた実質収支は35.2億円という大きな黒字となりました。 この黒字額に油断することなく、健全な財政運営に努めてまいります。 問い合わせ 財政課 ☎38-2011 歳入 481億4,435万3千円  前年度に比べ101億2,794万8千円(▲17.4%)の減少 歳入の中心である市税収入は、個人市民税の株式等譲渡所得や法人市民税の法人税割の増加等により、236.4億円となりました。また、新型コロナウイルス感染症対策への事業費約32.2億円に対し、国・県からの交付金が約31.4億円と大部分を賄えていることから、財政基金を取り崩すことなく財政運営を行うことができました。 その他、令和3年度に芦屋市にいただいたふるさと寄附金は、3,485件で約1億円となり、さまざまな事業などに活用しました。なお、市民の皆さんが他の自治体等に行ったふるさと寄附等により、寄附金税額控除による市民税の減収額は約7.4億円となっています。 歳出 442億4,808万1千円  前年度に比べ118億6,595万9千円(▲21.1%)の減少 ◇…新型コロナウイルス感染症に関係する事業 教育費 ●精道中学校建て替え(体育館棟)工事 ●宮川小学校トイレ改修工事 ●市立岩園幼稚園3歳児保育の試験的実施 ◇ GIGAスクール構想関連事業 ◇ 電子図書館サービス事業 など 衛生費 ●合葬式墓地の新設と霊園事務所の建て替え ●一般廃棄物処理基本計画策定と指定ごみ袋導入の検討 ◇ 新型コロナウイルスワクチン接種事業 など 民生費 ●私立認定こども園(いせ虹こども園・あいさいこども園)の施設整備補助 ●合理的配慮提供支援助成事業 ●市立西蔵こども園における地域子育て支援拠点事業 ◇ 住民税非課税世帯等臨時特別給付金 ◇ 新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金 ◇ 低所得の子育て世帯生活支援特別給付金 など 土木費 ●JR芦屋駅南地区再開発事業(用地取得など) ●芦屋川地区無電柱化事業 ●大正橋などの橋梁長寿命化修繕事業 市の財政指標 財政健全化法に定められている4つの財政指標は、いずれも財政の悪化を表す「早期健全化基準」を下回っています。 ■実質公債費比率 (借金などの返済に対する財政負担の程度) ■将来負担比率 (市債の現在高や債務負担などが将来的に財政を圧迫する比率) ■実質赤字比率 (主な行政サービスを行う一般会計などの赤字の程度) ■連結実質赤字比率 (一般会計、特別会計、病院事業会計、水道事業会計、下水道事業会計全体の赤字の程度) ■資金不足比率 (病院事業会計、水道事業会計、下水道事業会計の資金不足を指標化したもの) 芦屋市の決算概要 市の財政状況をグラフなどでわかりやすく解説している資料を公開しています。 主な事業なども紹介しています。