04 特 集 2 あしやふるさと寄附 本市のふるさと寄附について、活用実績や未来への取り組みを紹介します。また、市民税の減収状況についてもお知らせします。 問い合わせ 財政課 ☎38-2011 主な活用実績 ~ご支援ありがとうございました~ 就学前の子どもにICT機器を活用した教育・保育の実施 【寄附金活用額 114万2千円】 市立保育所・認定こども園・幼稚園において、タブレット端末の活用により、コミュニケーション力、自律力などの非認知能力の育成を図ります。 電子図書館でおうち読書 【寄附金活用額 163万5千円】 感染症対策や読書環境の整備を目的として、来館することなく利用可能な電子図書館サービスを令和3年8月より開始しました。 ふるさと寄附と市民税の減収 令和3年度に芦屋市が全国から頂いたふるさと寄附金は約1億円です。一方、市民の皆さんが行ったふるさと寄附に伴う寄附金税額控除により、市民税は約7.4億円減収し、頂いた寄附金額を差引きしても約6.4億円が実質的に減収しています。 今後もこの減収がさらに続くと、教育や福祉、まちづくりなど、市民サービスへの影響が懸念されることもあり、ふるさと寄附の増収に向けて、寄附の活用事業のPRに加え、今年度は寄附される方々がより便利になるよう、寄附サイトを拡充しますが、約6.4億円の減収を縮めることは難しいのが現状です。 未来への取り組み 新型コロナウイルス感染症対策への支援 介護サービスや障がい福祉サービスに従事する方々への支援など、さまざまな事業に取り組みます。 広い空 ひろがる未来へ〈無電柱化事業〉 【目標金額 年間500万円】 全国に先駆けて進めている「無電柱化」で都市防災機能の強化、安全性の向上、景観の美化によりまちの魅力をアップします。 電子図書館でおうち読書 魅力あるコンテンツを拡充するとともに、電子図書館サービスの周知に努めます。 芦屋の歴史文化遺産を未来へ 【目標金額 年間200万円】 古墳から出土した貴重な副葬品の保存処理、古文書・古写真などをデジタル化します。 誰もが共に暮らせるまちに 【目標金額 年間160万円】 障がいを理由とする差別のない誰もが共に暮らせるまちづくりの実現のため、市内の店舗等に対して点字メニューの作成や、折り畳みスロープの購入などの費用の一部を助成します。 大学等入学支援基金 基金を活用して、経済的な理由で大学等への進学が困難な方に対し、入学支度金・受験料支援金を給付します。 将来にわたり、住み良いまちであり続けるために。 ふるさと寄附には災害支援や新型コロナウイルス対策への寄附など、温かい気持ちがこもっています。その一方、返礼品が寄附額を大きく左右するようになり、都市部の自治体を中心に寄附金を上回る市民税の減少が生じています。そんな中、本市にとって、寄附をされる皆さんの思いを大切にすることと、制度上生じる市民税の減収に向き合うことは、どちらも重要なことです。 大切なのは皆さんに現状を知っていただくこと。「なーんや、はよ言うてや。知ってたら、ちょっと考えたのに」なんていうこともあるはず。地方自治の根っこって、そういうことかもしれません。