02-03 特 集 芦屋市 ゼロカーボンシティの 実現に向けて 問い合わせ 環境課 ☎38-2051 芦屋市は令和3年6月1日に 「芦屋市ゼロカーボンシティ※1」を表明しました ●省エネルギーの推進、再生可能エネルギーの活用などにより、2050年までに温室効果ガス実質ゼロにむけて取り組みます ●クールチョイス※2に取り組みます ●花と緑いっぱいのまちづくりをこれからも続けます ※1 ゼロカーボンシティ… 市域全体で温室効果ガスの排出を実質ゼロにすること ※2 クールチョイス… 温室効果ガスの排出削減のために生活の中で、あらゆる            「賢い選択」 をしていこうという取り組み どうして2050年までの脱炭素化が必要なの? 日本の平均気温は100年あたり1.3℃の割合で上昇しているんだよ。 気候変動がおよぼす海面水位の上昇は、台風による高潮、沿岸域の氾濫、海岸侵食による被害をより多く受けることにつながります。 ひとりひとりができること ゼロカーボンアクション30 できることから始めよう 暮らしを脱炭素化するアクション! 環境省が提案している30のアクションの中から一部を紹介します。 エネルギーを節約・転換しよう! ○再エネの電気への切り替え ○クールビズ・ウォームビズ ○節電 ○節水 ○省エネ家電の導入 太陽光パネルつき・省エネ住宅に住もう! ○太陽光パネルの設置 ○ZEH(ゼッチ) ○省エネリフォーム ○窓や壁等の断熱リフォーム ○蓄電池(車載の蓄電池) 食品ロスをなくそう! 3R(リデュース、リユース、リサイクル) ○マイバック、マイボトル等を使う ○修理や修繕をする ○フリマ・シェアリング 環境保全活動に積極的に参加しよう! Co2の少ない製品・サービスを選ぼう! サステナブルなファッションを! CO2の少ない交通手段を選ぼう! ZEH(ネット・ゼロ・エネルギーハウス) ZEB(ネット・ゼロ・エネルギービル) ZEH(ゼッチ)ZEB(ゼブ)とは、省エネと創エネ(エネルギーを創出する)でエネルギー消費量の収支を0にすることを目指す住宅・ビルです。 暮らしに節約!災害に安心を! 太陽光・蓄電池のメリット ○昼間発電した電気はリアルタイムで使えます。 ○電気代を節約しながら、売電収入で購入費用を回収できます。 ○昼間発電した電気を蓄電池に貯めて夜間も使えます。 ○停電時は、簡単な切替で貯めた電気を使えます。 世界環境デー 環境の日・環境月間は、昭和47年6月5日からスウェーデン・ストックホルムで開催された「国連人間環境会議」に由来します。国連は、「国連人間環境会議」での日本の提案を受けて、毎年6月5日を「世界環境デー」と定めました。 世界各国では、この日に環境保全の重要性を認識し、行動の契機としています。 北極圏では世界平均の約2~3倍の速度で気温が上昇しています。直近5年(2017~2021年)平均の北極海の海氷域面積は、1979〜1983年の5年間の平均と比べて約280万km2も減少したといいます。これは日本の国土面積(約38万km2)の7倍以上です。 環境省ホームページより抜粋 芦屋市の取り組み 芦屋市では、令和4年4月から市内の公共施設10カ所で、6月からは市内の学校園12カ所、本庁舎・分庁舎・公光分庁舎南館で再エネ100%電力を導入し、年間約2500tの温室効果ガスを削減することができました。 今後も公共施設の省エネ化の検討と再エネ電力の導入を進めます。 芦屋市がゼロカーボンシティを実現するために 芦屋市は、家庭部門から排出されている温室効果ガスの割合が全体の30%以上を占めています。 ゼロカーボンシティの実現のためには、私たち一人ひとりが仕事や生活の中で使っているエネルギーについて、高い関心と責任を持って過ごすことが、とても大切になってきます。 太陽光パネル・蓄電池の共同購入とは? 広く市民の皆さんから太陽光発電と蓄電池の購入希望者を募り、一括して発生することでスケールメリットを生かし、通常よりも安い価格で購入できる仕組みです。 次世代自動車とは? 電動車とは、バッテリーに蓄えた電気エネルギーを車の動力のすべてまたは一部として使って走行する自動車を指します。地球温暖化の原因となるCO2の排出が少ない、または全く排出しないなど環境にやさしい自動車です。電動車は、家電・住宅・ビル・電力系統など、幅広い対象に電力を供給できます。 昨今の災害を契機として、停電時の非常用電源としての活用も進められています。 補助事業の案内  ●市民の方・事業者の方への補助 1.省エネ家電製品購入促進事業…令和5年3月15日以降に省エネ性能の基準を満たした家電製品を新品(未使用)で購入した市民・事業者の方に、合計 5万円 (税抜き) 以上で1万円、10万円以上で2万円の補助を実施します。 2.ネット・ゼロ・エネルギーハウス(ZEH)普及促進事業…戸建住宅、または低層マンション   にZEHを導入する場合に、20万円/1件の補助を実施します。 ※国の補助金の確定通知を受けた方に上乗せの補助を実施します。 3.太陽光パネル、蓄電池設備の普及について(8月31日まで受け付け)   兵庫県内10市町とアイチューザー㈱が協定を締結して、太陽光パネルや蓄電池をみんなで購入することで価格を安くする共同購入を実施します。  ●事業者の方への補助  1.次世代自動車普及促進事業… 対象車種は、燃料電池自動車と電気自動車で10万円の補助を実施します。  2.省エネ設備導入のための大規模改修促進事業…市内に事業所を有する中小企業または社会福祉法人が、照明設備や空調設備、給湯設備やボイラー等を更新して、事業所から排出される温室効果ガスを削減する場合に、対象経費の1/3(上限100万円)を補助します。 ※補助を受けるためには相談〈要予約〉が必要です。事前に電話でお申し込みください。 市長からのメッセージ 芦屋には、これまで市民の皆さまが守ってこられた自然あふれる豊かな 住環境があります。これを守り、未来に伝えていくためにもカーボンニュートラル※の取り組みは重要です。「食事を残さない」「マイバッグを 使う」「公共交通や自転車を選ぶ」。こうした小さな取り組みでも積み重 なると大きな力になります。市民の皆さま、ぜひゼロカーボンアクション30にできることから取り組んでください。 「世界で一番住み続けたい」芦屋を、一緒に創りましょう。 ※ カーボンニュートラル…わたしたちの 暮らしのために 排出されるCO2の量から、森林などが吸収するCO2の量を差し引いて合計を実質ゼロにすること