08-09 イベント Event information 日本遺産をめぐる デジタルスタンプラリー& スマフォトコンテスト アプリ不要!参加無料!スマホのGPS機能を使った手軽で楽しいデジタルスタンプラリー 日本遺産『「伊丹諸白」と「灘の生一本」下り酒が生んだ銘醸地、伊丹と灘五郷』の地(伊丹市・尼崎市・西宮市・芦屋市・神戸市)を巡るデジタルスタンプラリー。合計23カ所のポイントを巡り、スタンプを集め応募すると、抽選で日本遺産に関わる商品が当たります。 動画や文字入れもOK!スタンプラリーポイントで撮影した作品をInstagramに投稿しよう! 日本遺産「伊丹諸白と灘の生一本」をテーマに写真作品を募集します。上記のスタンプラリー関連施設等で撮影された作品を「#伊丹と灘五郷スマフォトコン」とともに撮影日時・場所を添えて投稿。抽選で豪華賞品が当たります。 ■日時 2月4日~3月5日■申し込み 上記2次元コードから■問い合わせ 阪神間日本遺産推進協議会事務局:伊丹市空港・にぎわい課☎072-744-2088 第40回 芦屋市造形教育展 市内の就学前施設・小学校・中学校の選出された作品を展示します。 ■日時 2月11日~20日午前10時~午後5時■会場 市民センター3階展示場■申し込み 直接会場へ■問い合わせ 学校教育課☎38-2087 潮芦屋セミナー 芦屋・阪神間モダニズム 国際交流・多文化共生の時代から共創の時代へ 阪神間モダニズムの時代、芦屋には海外の芸術家などが暮らし、世界で活躍する若者たちが巣立ちました。そうした歴史から共創について皆さんと議論します。 ■日時 2月26日(日)午後2時~3時30分■会場 潮芦屋交流センター2階■定員 先着60人■講師 三宅正弘氏(武庫川女子大学准教授、地域計画家)■申し込み&問い合わせ 潮芦屋交流センター☎25-0511 エントランス・コンサートpart121        「津軽の風」 ~津軽三味線&津軽民謡と        ピアノによるコラボレーション~ 【曲目】三味線じょんから、津軽あいや節、千本桜、津軽じょんから節、寒撥ほか ■日時 2月26日(日)午後2時~■会場 保健福祉センターエントランスホール※車での来場はお控えください■定員 50人■出演 高橋竹仙(津軽三味線)、丸山佳美(津軽民謡)、横田ちさと(ピアノ)■申し込み 2月15日(水)〈必着〉までに往復はがきの往信うら面に、申込人数(市民を含む4人まで)、申込全員分の氏名・住所・電話番号を、返信おもて面に代表者の郵便番号・住所・氏名を記入し、返信うら面は空白で「福祉センター2月分エントランスコンサート申し込み〒659-0051呉川町14-9」へ。1人1回限り(申込多数抽選)■問い合わせ 福祉センター☎31-0612 「国際女性デー」記念映画会    「ジュディ 虹の彼方に」 国際女性デー(3月8日)は国連が定めた女性の地位向上を目指す日です。これを記念し、47歳でその生涯を終えた伝説のミュージカル女優ジュディ・ガーランドの波乱の人生を描いた映画を上映します。 ■日時 3月11日(土)午前10時~/午後1時30分~(各回30分前開場)■会場 男女共同参画センター大会議室1・2■定員 各回先着40人※一時保育各6人:1人・300円・0歳6カ月~未就学児〈要予約〉■申し込み 2月1日(水)午前9時から右記2次元コードへ※申込フォームでの手続きが難しい場合には電話(日曜日を除く)で下記へ■問い合わせ 男女共同参画センター☎38-2023 フィリピンってどんな国? 芦屋市在住のKathyさんがフィリピンのすべてを教えてくれます。フィリピンには日本に似ているところがあることを知っていますか?Tiniklingというフィリピンの踊りも体験できます!食べ物(パンシット・ビーフン、フィリピンの春巻き、おもちなど)やゲーム、音楽を楽しみながら、フィリピン文化を体験してみませんか。 ■日時 2月18日(土)午後2時~4時■会場 分庁舎2階大会議室1・2■定員 50人■料金 食事代600円■申し込み Eメールで下記へ■問い合わせ 広報国際交流課☎38-2008/[メール]kokusai@city.ashiya.lg.jp ヨドコウ迎賓館「雛人形展」 明治時代に京都の老舗「丸平大木人形店」によって制作された、ヨドコウ迎賓館ゆかりのひな人形を展示します。 ■期間 2月11日~4月2日・午前10時~午後4時 ■会場 ヨドコウ迎賓館 ■料金 大人500円、小・中・高校生200円 ■申し込み 2月1日(水)から下記2次元コードへ※期間中は日時指定予約制による入館 問い合わせ 淀川製鋼所PRグループ☎06-6245-9103 あしや芸術さんぽ Vol.7 美術博物館が休館の期間、芸術家達が切り取った芦屋と現在の風景を紹介するコラムを連載します。 最終回の今月は、日本画家・福田眉仙が描いた岩園小学校付近の風景画を紹介します。  翠ケ丘町あたりから北西の方角へ、六甲の山並みを望んだ風景です。右下に大きく描かれるのは阿保親王塚古墳、そのすぐ左上に白く輝くのは岩園小学校。右手の山の中腹には、1937年六麓荘に建設された芦屋国際ホテルも描かれ、左下には宮川が流れています。三角屋根の民家が立ち並ぶ間には自転車や車が走り、多くの人々が行き交います。  作者である日本画家・福田眉仙は1875年、兵庫県赤穂郡瓜生村(現在の相生市矢野町瓜生)に生まれます。幼い頃から絵に興味を持ち、19歳頃に上京し久保田米僊、次いで橋本雅邦に師事します。1898年には雅邦の縁で、岡倉天心、横山大観らと日本美術院の結成に参加しました。  美術院の活動のかたわら、国内各地を旅し写生に励んでいた眉仙。天心はその様子に目をかけ、中国で東洋画の根幹を学んでくるよう眉仙へ勧めます。これを受けて眉仙は1909年12月から1911年6月まで、中国に滞在し各地を写生しました。帰国後、その成果を天心に見せると、「よくやった。しかしこれを真のお前の山水画とするには、今から20年ほどどこか山にでも引き込んで勉強を重ねよ」と叱咤激励を受けます。一方、先輩にあたる大観は、眉仙の画力を認めた上で「スケッチをすべて焼き捨てて抽象的になって描かねばならない」と言います。眉仙はこの言葉に方向性のちがいを感じ、徐々に画壇と距離を置くようになります。1917年に西宮・苦楽園へ移住、1920年には現在の六麓荘町に居を構え、天心の言葉通り写生に基づく制作に励む道を選びました。  眉仙は、本作で描かれる六甲山脈を、中国滞在中に特に愛した山・峨眉山と重ねていたようです。その愛着ぶりは、帰国後に眉の一字をとり“眉仙”という画号に改めたことからもうかがえます(それまでは最初の師・米僊の由来で“麥僊”)。また峨眉山の登頂の記念に作った印が、本作にも押されています。写生を我が道と定める、その起点ともいうべき山を六甲山に重ね、毎日眺めていたのでしょう。写実に生きた画家の手腕は、本作でも、当時の景観や人々の様子を確かに伝えてくれています。  眉仙は1930年兵庫県美術家連盟、1948年には芦屋市美術協会の創立に参加し、芦屋市展の審査員を務めるなど、芦屋市および兵庫県の美術の育成にも貢献しました。 参考文献 中村吉孝「福田眉仙の画業」『福田眉仙展』図録、芦屋市立美術博物館、1992年 高瀬晴之「福田眉仙の生涯」『日本画家 福田眉仙展』図録、姫路市立美術館、2020年 【美術博物館休館のご案内】令和4年7月1日~令和5年3月末(予定)は改修工事のため休館。今後の休館中の活動や工事後の再開館のスケジュールなどについては、随時ホームページでお知らせします。再開館予定は、令和5年4月中旬です。 問い合わせ 美術博物館☎38-5432 新型コロナウイルス感染症の影響により開催を中止・延期する場合は、速やかに市ホームページ等でお知らせします。