04 特集2 私たちのお金、何に使われている? 市役所の取り組みは、市民の皆さんに納めていただいた税金で主に成り立っています。だからこそ、そのお金の使い道を知っていただき、身近に感じてもらいたいと考えています。 問い合わせ 財政課☎38-2011 ざいせいワニ「財政のことかみくだいて説明するワニ。」 令和6年度決算について 歳入の半分を占める市税が、260億1,267万円となり4年連続で増収となっています。 主な要因は、株式譲渡所得の増加等に伴う個人市民税の増加によるものです。一方で、歳出では、社会構造の変化や物価高騰等の影響もあり、扶助費・人件費・物件費が大きく増加しています。 ざいせいワニ「市の歳入の半分はみんなの市税に支えられているワニ。」 ≪歳入≫482億125万円 前年度に比べて 24億6,009万9千円(5.4%)増加しました ≪歳出≫461億6,935万6千円 前年度に比べて 25億349万1千円(5.7%)増加しました 【教育費】 ▶探究的な学び推進事業の実施 ▶PEACEサポーターの配置 ▶体育館空調設置のための設計 ざいせいワニ「こどもたちが体験しながら学べる授業、楽しそうワニ」 【土木費】 ▶JR芦屋駅南地区再開発事業 ▶ブランディングエリアの活性化 ▶乗合タクシーの試験的運行の開始 ざいせいワニ「土木費は道路や橋・公園等みんなが使う社会基盤を整えるお金ワニ」 【消防費】 ▶防災行政無線システムの更新 ▶防災情報システムの導入 【民生費】 ▶打出浜高齢者生活支援センターの新設 ▶児童手当の拡充 ▶こどもの医療費助成の拡充 ▶物価高騰重点支援給付金の支給 ざいせいワニ「歳出でいちばん大きい民生費は福祉や子育てなどに使われているお金ワニ」 【衛生費】 ▶産後ケア事業の拡充 ▶新型コロナウイルス感染症予防接種の実施 ▶省エネ・再エネ設備設置補助事業の実施 【公債費】 道路や公共施設など社会基盤整備のために借りたお金を返すための費用。 【総務費】 庁舎の維持管理や広報など市役所全体の運営のための費用。防犯、安全対策も総務費に含まれる。 ふるさと寄附と市民税の減少 令和6年度、芦屋市には全国から1.45億円のふるさと寄附金をいただき、さまざまな事業に活用しました。一方で、市民の皆さんが他の自治体へ寄附されたことにより、市民税の減収は11.8億円にのぼり、差し引きで約10.4億円の減収となっています。 ざいせいワニ「今後もこの減収がさらに続くと、教育や福祉、まちづくりなど、市民サービスへの影響が懸念されるワニ。芦屋市は、ふるさと寄附の増収に向けて、寄附の活用事業のPRや寄附サイトを拡充しているけど、約10.4億円の減収を縮めるのは、なかなか難しいワニ」 市の借金は減少、引き続き慎重に 地方債(市の借金)の残高は、震災後のピーク時から着実に減少しています。 一方で、老朽化した公共施設の対策やJR芦屋駅南地区再開発事業などの大型事業が控えており、今後も慎重な財政運営が必要となります。