2-3 特集 特集 みんなの“好き”が集まる 障がい児・者作品展 今年で18回目を迎える「障がい児・者作品展」は、障がいのある人たちの豊かな感性や個性を感じられる心温まるイベントです。 絵や工芸など多彩な作品には、ひとつひとつに作者の想いや世界観が込められており、その人らしさや表現の豊かさが伝わってきます。 問い合わせ 障がい福祉課☎38-2043 【取材したところ】 なかよし工房 【話してくれた人】 真希さん Q「今、なかよし工房さんでどんな作品を作っていますか。」 真希さん「ストレートステッチなどの刺しゅうでポーチ等、いろんな作品を作っています。お弁当箱のカバンは自分で刺しゅうしたものを使っています。」 Q「この刺しゅうをし始めて、自分の中で変わったと思うことはありますか。」 真希さん「毎日なかよし工房に来るのが楽しみで、朝も起きられるようになりました。規則正しい生活ができるようになって体調もすごくよくなり、健康的になったと思います。」 Q「作品展に関してメッセージをお願いします。」 真希さん「たくさんの人に見に来て欲しいです。」 【家族の方のコメント】 以前は別の作業所に通っていたのですが、そこでは一様に箱を組み立てる作業をしていました。当時の真希はストレスからか体重も落ち心配していました。そんな時、なかよし工房さんへ体験で伺うと真希自身も生き生きとした様子で過ごすことができ、通うことにしました。今は休まず、通所途中の苦手な犬に怯えながらも1人でなかよし工房さんに通うことが真希の楽しみのようです。これからの事を考えると不安もありますが、ご近所さんや友達の輪の中に入れてもらうよう意識して過ごしています。 【取材したところ】 芦屋みどり作業所 【話してくれた人】 栄朗さん Q「作品展に向けての製作は何が楽しいですか?」 栄朗さん「みんなで作品展へ向けて作っていると自分の発想にないものを見ることができるのが刺激になって楽しいですね。」 Q「作品展に関してメッセージをお願いします。」 栄朗さん「下手ですけど、すみません(笑)でも、頑張って色使いをきれいにしたり、努力して作品作りをしているのでたくさんの人に見てもらえたらうれしいです。」 【話してくれた人】 幹根さん Q「作品展へ向けてどんなことをしていますか?」 幹根さん「折り紙をちぎって、大きな紙に貼っています。魚の形を切るのは楽しかったですが絵具で塗るのは難しかったです。」 Q「作品作りは何が楽しいですか?」 幹根さん「色んな人と協力して自分のやりたいことを表現できるのが楽しいです。」 Q「作品展に関してメッセージをお願いします。」 幹根さん「作品自体もですが色使いなども見て欲しいです。」 【施設の方のコメント】 作品展をきっかけに、利用者の皆さんはお出かけの際に見たものを「絵にしてみよう」とイメージし、帰宅後に描いていることがあります。普段の生活の見方が豊かになり、作品作りの過程ではお互いにアドバイスや相談をしながら、みんなで協力して取り組む姿が素敵です。 1年かけて仕上げた作品は、私自身見るのが楽しいですし、多くの方に作品展に足を運んでほしいです。 障がい児・者作品展 見に行くことがいちばんの拍手。その想いが作り手の力になります。 日時 12月3日~9日 午前9時30分~午後5時 会場  保健福祉センター1階 エントランスホールおよび木口記念会館(月曜休館) 問い合わせ 芦屋市障がい者基幹相談支援センター ☎31-0739/[ファクス]32-7529 障がいのある人にも、ない人にも。「芦屋市みんなにやさしいお店」 「芦屋市みんなにやさしいお店」とは、障がいのある人が来店した時にできる限り配慮することを心がけ、障がいのある人の社会参加を応援するお店のことです。手すりがある、筆談ができるなどのお店はもちろん、障がいのある人の立場に立ち「ていねいな」「わかりやすい」対応を心がけているお店であれば登録できます。登録していただくと、店舗の情報をホームページやInstagramなどに掲載して周知します。 合理的配慮を提供するための費用を助成します 市内のお店や病院が合理的配慮を提供するためにかかる費用の一部を助成します。事前申請が必要です。例えば、手すりの設置・段差の解消工事、多機能トイレへの改修、物品の購入、点字メニューの作成、障がい理解のための社内研修、イベント開催時の手話通訳派遣などにかかる費用が対象です。詳しくは、ホームページからご確認ください。 手話パンフレットできました 聴覚障がいのある人や市内の高校生たちと一緒に、聴覚障がいや手話について周知・啓発するためのパンフレット「手話de心をつなげよう」を作りました。内容はホームページからご覧になれます。 芦屋の障がい福祉が「まるっと」わかるイベント まるっと説明会 【講演会①】障がいのある人の暮らし方♪~らいふ&すまいる~〈要予約〉【講演会②】発達が気になるこどもの学びを考える~保育所等訪問支援というサポート~〈要予約〉、パネルと動画による事業所紹介・事業所商品まるっとマルシェ・作業体験&ワークショップ・福祉職員募集のコーナー等 ■日時 令和8年2月21日(土)午前10時~午後4時 ■会場 市役所東館3階 ■申し込み 講演会は12月22日~令和8年2月13日にホームページの応募フォームから。 ■問い合わせ まるっと説明会実行委員会事務局(芦屋市障がい者基幹相談支援センター)☎31-0739/[ファクス]32-7529 知っていますか緊急・災害時要援護者台帳 「緊急・災害時要援護者台帳」とは、障がいのある人やひとり暮らしの高齢者等が、緊急・災害時に避難が遅れたり、安否がわからなくなったりしないよう、氏名・住所・緊急時の連絡先などの情報を登録いただくものです。登録内容は、民生委員・児童委員、芦屋市社会福祉協議会などの関係機関に伝えます。平常時から地域との関わり合いを持ち、緊急・災害時に役立てることが目的です。詳しくはホームページからご確認ください。