02-03 特集 地域の輪がひろがりますように コミスク活動の楽しさを感じながら地域の絆を深め、誰もが安心して暮らせるまちへ 問い合わせ 社会教育推進課☎38-2091 人がつながり誰もが輝くまちへ コミスク連絡協議会会長(令和7年度)・浜風コミスク会長 守上 三奈子 さん 地域と学校をつなぐコミスク。その中心で日々精力的に活動されている会長の守上さんに、活動の楽しさや大切にしている想い、取り組みについてお話を伺いました。 地域のみんなが集まるあたたかな学びの場「コミスク」 芦屋市のコミュニティ・スクール(通称コミスク)は、小学校などを拠点に、地域の人たちが集い、スポーツや文化、レクリエーションなどを楽しむ場所です。学校・地域・家庭がゆるやかにつながりながら、地域の中で学び合い、支え合うことを大切にしています。 昭和53年に三条コミスクが開設され、昭和61年には市内9つの小学校区にコミスクが設立されました。地域の人たちの手で育てられてきた取り組みで、各コミスクで構成団体が違ったり、それぞれがコミスクだよりを発行したりするなど、地域ごとに特色があることが大きな特徴です。こどもから高齢者まで、世代を超えて交流できる場であることは、どのコミスクにも共通しています。 子ども会づくりから始まった地域とのご縁 私がコミスクに関わるようになったのは、地域で子ども会を立ち上げたことがきっかけでした。当時のコミスク会長に子ども会としてコミスクに登録するよう説得され、活動に参加するようになりました。こどもがまだ小学校に入る前から関わる中で、「学校は、地域みんなの場所なんだ」と感じるようになり、少しずつお手伝いの範囲も広がっていきました。 気がつけば、「もっとこうしたら楽しくなるかも」「こんな場があったらいいな」と思うようになり、今は会長として活動しています。 こどもも大人も育ち合う世代をつなぐ場所 コミスクのいちばんの魅力は、地域の人たちが自ら学び、教え合い、支え合うところです。こどもたちにとっては、年齢の違う人と関わることで、学校とは少し違った経験ができます。たとえばサッカー部では、年上の上手な「憧れの近所のお兄ちゃん」ができて、夢中でボールを追いかけるこどもたちの姿が見られます。 最近は一人っ子も増えていますが、コミスクでは地域の中に兄弟や姉妹のような存在ができ、こどもたちの成長にとって良い影響があるのではと思います。コミスクを通して、地域全体が一緒に成長していく、そんなところも大きな魅力です。 もしもの時にも支え合える顔の見える関係 防災活動に力を入れているコミスクも多くあります。活動によってできたつながりが、いざという時にとても心強いものになります。 阪神・淡路大震災では、コミスクの方がいち早く浜風小学校の鍵を開けたという話もあります。近くに住んでいる方がコミスクで学校をよく使っていたからこそ、すぐに対応できたのだと思います。この活動を続けてきて、やはり「共に学ぶ」ということが、地域の絆を強くして地域の安心につながっていると感じます。 笑顔が広がる瞬間が何よりの励み 浜風コミスクでは、「どんど焼き」など、地域の皆さんが参加できる行事を行っています。大きな火柱が上がると、こどもたちの歓声が響き、「やってよかったな」と毎年感じます。参加者が少なかった年には、「どうしたらもっと来てもらえるかな」と関係者みんなで改善することにやりがいを感じています。活動を通じて地域全体で顔の見える関係ができていくのはうれしいですね。まちで顔を合わせると自然に声をかけ合えるようになったり、昔コミスクで活動していたこどもが大人になって、今度はコーチとして戻ってきてくれたりすることもあります。「守上さん、今もコミスク続けてくれていてうれしいです!」と言われたときは、本当に続けてきてよかったと心から思いました。 だれでもいつからでも参加できます コミスクは、こどもから高齢者まで、だれでも気軽に参加できる場所です。浜風コミスクでは、高齢者のスポーツ活動も盛んで、クラブ活動への参加や指導したい方、行事ボランティアをしたい方など、関わり方はいろいろあります。少子高齢化や災害の激甚化など、社会が変わる中で、コミスクも少しずつ形を変えながら歩んでいます。部員や地域の人たちが「何を望んでいるか?地域にあった活動とはどんなものか?」を考え続けながら活動しています。ぜひ新しい力を貸していただき一緒になって芦屋のコミスクをつくりませんか。気軽にお問い合わせください! コミスク連絡協議会 各コミスクの代表者と教育委員会事務局で構成され、コミスク間の情報交換や、市民参加によるまちづくりを考える拠点となっています。運営委員会は年4回程度開催され、各コミスク間の連絡調整や「コミスク活動展」「コミスク研修会」などを開催しています。 芦屋のコミスク活動に参加希望の方は 社会教育推進課(市役所北館4階) ☎38-2091/[ファクス]38-2166 原則として、各コミスク内の所属区域(町名)にお住まいの方が、対象になります。 芦屋のコミスク紹介 芦屋市のコミスクは、小学校などを拠点に文化・スポーツ・福祉など多彩な地域活動を展開し、こどもから高齢者までが気軽に集える交流の場になっています。市内には9つのコミスクがあり、それぞれが特色ある取り組みで地域のつながりを育んでいます。 三条コミスク 1978年設立 地域の輪を広げる交流事業として、夏には1週間ごとに4会場を移動するラジオ体操ラリーや夏の夜のつどい、秋には運動会、冬には百人一首大会を開催しています。中でも生演奏による盆踊りや高座の滝道を走る運動会競技は三条ならでは! 皆さんのご参加をお待ちしています。 朝日ケ丘コミスク 1979年設立 人気イベントは“夜の学校探検”と“わいわいクッキング”です。探検では、防災要素のあるミッションを家族でこなしながら、暗い校舎内を巡ります。クッキングは、体に優しいお料理をみんなでわいわい作ります。どちらもワクワク感満載のためになるイベントです。 岩園コミスク 1983年設立 震災から30年の歩みで再認識したこと…人と人とのつながりの希薄化が加速している今、私達はこれをライフスタイルに即したことと是認するのではなく、これからも「子どもも大人も共に育つ!」をモットーに人との関わりの中で感じる楽しさ・温もりの大切さを共有していきたいです! 山手コミスク 1986年設立 ヨドコウ迎賓館の向かいに建つ登り坂の途中にある小学校です。 坂は大変ですが、みんな元気で活発に活動しています。コロナ後には餅つきが復活しました。セイロでもち米を蒸し石臼と杵を使いモチモチトロトロのお餅をみんなで食べます。笑顔溢れる活動を沢山しています。 宮川コミスク 1982年設立 文化部8団体、スポーツ部10団体が活動を行っています。また、宮川コミスク活動として校区内の地域住民も交えてゲームなどで楽しむ『夏祭り』、町別対抗の運動会の『スポーツフェスティバル』、文化部の発表の場の『文化祭』の三大行事を地域活性化の一環として毎年開催しています。 打出浜コミスク 1982年設立 自治会の方の協力を得て、さまざまなイベントを開催しています。中でも秋祭りは、ゲームや縁日とこどもから大人まで笑顔で参加できるイベントの一つです。 各所属団体でも体験会を開催しています。ぜひ、遊びに来てください! 精道コミスク 1985年設立 夏祭りやフェスティバルには近隣学校の生徒さんも参加し、地域で『みんなの輪』を広げています。クリーン作戦では、運動場の落ち葉拾いや草抜き、学校周辺や体育館ギャラリー、校内の清掃を行います。大人とこどもが一緒に取り組むことで、感謝の気持ちや施設を大切にする心が育まれています。 潮見コミスク 1981年設立 金管バンド・和太鼓・空手・バスケットボール・サッカー・野球・ミニバス・卓球・バトミントン・スポンジボールなど多彩な団体があり、近隣の地域住民と協力し地域の安全と交流を大切に、クリーン作戦、自転車安全教室、潮見コミスクまつりなど実施しています。 浜風コミスク 1983年設立 市内6番目のコミスクとして設立され、浜風小学校を拠点として8文化団体、11スポーツクラブが登録。どんど焼き・ハロウィンなど地域にむけた行事も、自治会・子ども会・PTA・老人会などと連携して企画しています。平成15年12月にスポーツ部をスポーツクラブ21と改名しました。