■令和4年度第1回芦屋市障がい者差別解消支援地域協議会 ■日時 令和4年7月28日(木) 午後1時30分〜午後3時 ■場所 芦屋市役所分庁舎2階 会議室1・2 ■出 席 者  会  長  木下 隆志  副 会 長  杉島 健文  委  員  窪田 浩尚  杉江 東彦  川畑 香   井岡 祥一        金井 陽子  能瀬 仁美  川崎 俊子  杉本 陽子         嶋田 勝子  関村 英喜  本宮 隆徳  谷  仁           藤川 喜正  三芳 学   中嶋 順   中山 裕雅  欠席委員  小西 明美  西端 充志  山岸 吉広  事 務 局  障がい福祉課 田嶋 修   北村 惟子  木村 円香  関 係 課  地域福祉課  山川 尚佳  吉川 里香        子育て政策課 小川 智瑞子 ■事務局 障がい福祉課 ■会議の公開 公開 ■1 会議次第 (1) 開会    開始時点で21人中18人の委員の出席により成立 (2) 委員委嘱 (3) 委員及び事務局の紹介資料1 (4) 会長、副会長の選出 (5) 議事     ア 差別解消支援地域協議会におけるこれまでの取組について資料3    イ 芦屋市共に暮らすまち条例関連施策の取組状況及び評価について資料4       資料4−1 資料4−2 資料4−3  (6) その他 (7) 閉会 ■2 提出資料   (1) 資料1   令和4年度芦屋市障がい者差別解消支援地域協議会委員名簿   (2) 資料2   芦屋市障がい者差別解消支援地域協議会設置要綱  (3) 資料3   差別解消支援地域協議会これまでの取組について  (4) 資料4   芦屋市共に暮らすまち条例関連施策の取組状況及び評価について  (5) 資料4−1 芦屋市共に暮らすまち条例関連施策の取組状況及び評価シート  (6) 資料4−2 政策形成過程への参画状況  (7) 資料4−3 差別解消支援地域協議会・団体評価シート ■3 審議内容 (1)差別解消支援地域協議会におけるこれまでの取組について        事務局より差別解消支援地域協議会におけるこれまでの取組について説明 (三芳委員)  資料3の最後のページについてですが、我々が運営しております「あしやねっと♪」とい う障がい福祉のポータルサイトにて、バリアフリーに関するページを設けています。開設当 初には、皆様からご意見をいただき芦屋市内のバリアフリーの情報を載せていけば良いので はと思っていたのですが、なかなか情報が集まらずどうしたものかと考えているところです。 現在は、障がいのある児童も利用しやすい公園の情報などを載せております。  また、先日高齢者の方から車椅子の方が行ける美容院についてお問い合わせがあり現在調 査中ですし、某温泉施設で対応をしていただけるというお話も聞いておりますので、そのよ うな情報を少しずつ載せていければと思っております。また、皆様から「このような情報を 載せてほしい」というご要望がありましたら、ぜひご一報いただければと思っておりますの で、よろしくお願いいたします。 (木下会長)  今のような「あしやねっと♪」に掲載できる情報については、今後コラボレーションのよ うな取組にしても良いと思いました。例えば、今後合理的配慮を提供している事業者様にス テッカーを配付することになりますので、貼っていただいている事業所様の情報は「あしや ねっと♪」に掲載するなどの取組はいいかもしれません。 (2)芦屋市共に暮らすまち条例関連施策の取組状況及び評価について        事務局より芦屋市共に暮らすまち条例関連施策の取組状況及び評価について説明 (木下会長)  この取組内容は各所管における内部評価です。今回は、それぞれの取組内容と各所管の評 価について、協議会の皆様と当事者団体の方からご意見をいただきたいと思います。最終的 には、障がい福祉分野の1番大きな附属機関である自立支援協議会で総合評価をしていただ く仕組みになっています。このように、取り組んできたことを、内部でも外部でも、きちん と評価したいと思っていますので、ぜひご意見をいただければと思います。  事務局に確認したいのですが、今日も意見は出ると思いますが、後日ゆっくり資料を読み 込んでから意見を述べたい方がいるかもしれないですよね。後ほど、意見シートが配られる と思いますが、資料4−3を使って意見を出していただくことも可能ですか。 (事務局 田嶋)  可能です。 (木下会長)  後日、障がい福祉課に意見を伝えることも可能とのことですので、よろしくお願いします。  初めてこの協議会にご参画された方は「この協議会では、毎回このような評価などの話し 合いをしているのではないか」と思われるかもしれませんが、今回はこの条例を制定してか ら初めて評価をするため、このような話し合いの場を設けています。いつもは、例えば合理 的配慮をしていただいたお店に配るステッカーをどのようなものにしようかなどを話し合っ ています。今日はこの評価をするため少し難しい議題が上がっておりますが、よろしくお願 いいたします。  では、皆様からご意見を頂戴してもよろしいでしょうか。「ここの評価はBではなくCか、 またはAか」などのご意見でも構いません。 (杉江委員)   資料4−1@の12番、生涯学習課が所管課の「各種講座・教室の開催」について、「芦屋 市人権教育推進協議会」という協議会名が出てきますが、こちらはどのような会議体なので しょうか。 (事務局 田嶋)   芦屋市人権教育推進協議会は、生涯学習課が所管する附属機関であると思います。活動内 容は深く把握している訳ではございませんので、申し訳ございません。 (杉江委員)  私自身が人権擁護委員をしているのですが、芦屋市人権教育推進協議会は先生の集まりだ ということを聞いたことがあります。実際はどのような会議体なのかが分からなかったので 質問させていただきました。 (井岡委員)  簡単にご説明しますと、芦屋市人権教育推進協議会は、芦屋市における人権を考える附属 機関です。もちろん学校もそうですが、ほかにも保護者や様々な団体の方々にもご参画いた だき、年に1度総会をした後、研修会を持ったり、実践発表をしたり、それぞれにおける取 組、例えば学校では「人権教育に取り組んだ結果、どのような成果や課題があったのか」と いうことを、年に1回発表したりする中で、いろいろなご意見をいただくというものです。 様々なグループに分かれて発表を行い、研修や発表を通じて芦屋の人権教育をよりよくして いくための会議体であると理解しております。 (杉江委員)  この協議会から、以前スクールソーシャルワーカーの研修などをされていた記憶がありま す。 (井岡委員)  それだけに限らず、その時の課題に応じたテーマで研修会を行います。内容によって講師 をお招きすることもありますので、もしかしたらそれがスクールソーシャルワーカーの研修 だったのかもしれません。 (金井委員)  資料は後ほど落ち着いてゆっくり読みたいと思いますので、意見は後日まとめて出したい と思います。  私は障がい者団体から出席していますので、その立場として感じたこと、団体にはろうあ の方、視覚障がいの方、肢体不自由の方とか、それぞれに様々な障がいのある方がいらっし ゃる団体から来ていますので、それぞれの方にもこの資料を読んでいただいて意見をもらい、 それを取りまとめて締め切りまでに事務局へ提出したいと思うのですが、それでよろしいで しょうか。 (事務局 田嶋)  それで差し支えありません。 (木下会長)  それではよろしくお願いします。 (関村委員)  資料4−1Aの15番の「取組内容(計画)」で、「合理的配慮の提供を行う店舗等にステ ッカー等を配布する」と記載されていますが、特定の店舗に配るのであれば、「配布」の「布」 を「付」に修正したほうがいいのではと思います。  また、同資料の27番の「取組内容(計画)」で、「パンフレット等を配付し条例の周知を 行う」と記載されていますが、この「配付」の「付」は「布」に修正したほうがいいではと 思いました。 (事務局 田嶋)  ご指摘ありがとうございます。そのように修正いたします。 (○○)  資料4−1Aの8番に、「特別支援教育コーディネーター」と「合理的配慮コーディネータ ー」という言葉が記載されていますが、このコーディネーターはどのような方々かを教えて いただければと思います。このコーディネーターには何か資格が必要なのでしょうか。 (事務局 田嶋)   「合理的配慮コーディネーター」については詳しく存じ上げないのですが、「特別支援教育 コーディネーター」は学校の先生のうち特別支援教育の担当の方で、障がいのある生徒が進 路などに悩んだ場合などに相談に乗ってくださったり、一緒に学校の見学に行っていただい たりなど、学校などと調整を行う役割を担っていると聞いております。 (中山委員)  資料4−1Aの33番の「119番等の緊急通報受信体制の整備」について、整備済みと いうことで「A」と評価していますが、他の取組を見ますと、パンフレットの作成などいろ いろな取組をしていても「B」と評価していたり、計画どおり実施したということで「B」 と評価していたりしますので、「A」と「B」の評価基準の違いに違和感があります。自立支 援協議会としての評価は、そこを整理した上で最終的な評価としなければならないと思いま した。  また、同資料の32番で、ノンステップバスへの補助や実績がなかったということで「D」 と評価していると思いますが、実際はバスの老朽化で入れ替えのときに補助を受けることに なりますので、タイミングによっては補助がない年もありますし、あるいはこのときは別の 補助の制度を使って、結果的にはノンステップバスに入れ替わったということもあると思い ます。「ノンステップバスの普及率」という指標を基準にして評価すれば、台数としては結構 な数が入れ替わっていますので、場合によれば、「A」あるいは「B」と評価しても良いと思 います。評価は各所管課で実施しておりその方法には当然ばらつきが出ると思いますので、 整理をしたほうがいいと思います。 (木下会長)  この辺りは実情が分からないというところもあるのではと思いますが、今、ご説明をお聞 きするとその通りかと思います。バスの導入の時期によるということや、その下の「Net 119」というものも整備はできていても、例えば、普及や啓発の観点からはいかがかとい う視点からも評価できるかと思いますので、行政側の評価の仕方についてもご検討いただけ ればと思います。 (杉江委員)  評価基準についてですが、取り組んだことと取り組んだ効果の評価が横並びになっている ことが問題だと思います。計画どおり執行したことと、執行したことによる効果は別だと思 います。必ずしも全部取り組んだから効果があるとは限らないと思うのですが、いかがでし ょうか。 (事務局 田嶋)   行政側のこういった施策に対する評価についてですが、例えば、障がい福祉課の取組は、 かなりの項目があったかと思います。その中でも所管としてはできていると思いつつも少し やり残した部分があったり、「100%啓発できたのか」と考えたりすると、「A」評価はし づらく「B」と評価することもあります。ただ、今年度「B」と評価することによって、次 年度、今年度に足りなかった部分については今後の課題として設定し、「『B』の評価を『A』 の評価に上げるために何が足りなかったのか」を考えて取組を進めるという意味で、「B」と 評価したところがほとんどだと思います。「やり切った」という気持ちはあったとしても、「ま だそれは100%じゃない」「引き続き取り組んでいく」という意味合いで「B」と評価する ことが多いと思います。 (杉江委員)  効果だけではなく、そのような気持ちの部分も含まれていると理解しておきます。 (木下会長)   計画どおり遂行することについては恐らく数値化できると思います。「100やります」と 計画を立てた結果100だったか50だったかということは遂行レベルでの評価ですが、「実 際にそれをやったことが効果的であったのかどうか」ということはまた違う評価になると思 います。本当にそのとおりだと思います。ただ逆に、効果はなかったのにも関わらず「10 0やったから評価は『A』です」と言われると、それは違うと思います。確かに、「数量的に できたかどうか」ということと「効果が本当にあったのかどうか」ということを2段階で評 価すると一番精緻な評価になるとは思いますが、今回は、各所管課にもお願いしてこのよう に評価していただいたので、今回はこれで進めさせていただき、今後評価の方法についても 検討するということにしたいと思います。  時間も押してきましたので、あとは事務局から説明があったとおり書面でご意見をいただ きたいと思いますので、よろしくお願いします。 (3)その他について        事務局よりその他について説明 (木下会長)   最後に副会長から一言いただいて終わりたいと思います。 (杉島副会長)   皆様、長時間お疲れ様でした。今回の資料を拝見していると、障がいのある人のためにい ろいろな施策があるということを知ることができまして、私としても非常に勉強になりまし た。先ほど話題に上りましたコーディネーターのお話も然りですし、Twitterで自立 支援協議会の方が宣伝をしていらっしゃるということも初めて知りましたので、早速フォロ ーをさせていただきます。 今後ともこのような評価を通じて、また皆さんのご意見をお聞 きできればと思います。ありがとうございました。 (木下会長)   では、以上をもちまして終了したいと思います。本日はありがとうございました。 以 上