ここから本文です。

更新日:2024年2月20日

令和5年度 CSR訓練を実施しました!

令和6年もスタートして2か月。いかがお過ごしでしょうか?

今年は1月1日に能登半島地震が発生しました。

過去にも阪神淡路大震災や東日本大震災などの

大型地震が発生し、各地に甚大な被害をもたらしました。

東日本5

倒壊建物内からの要救助者を救出する活動を「CSR」といいます。

Confined(狭隘な)Spase(空間)Rescue(救助活動)の略で、

日本語では狭隘空間における救助活動などと呼ばれています。

 

今回は兵庫県広域防災センター(県消防学校)のガレキ救助訓練施設で

訓練を実施しましたので、当日の様子をお届けします♪

 

訓練開始!

サーチング

まずは、活動現場の安全を確認します!

さらなる倒壊危険や危険なガスが発生していないか.....などなど。

安全が確認できれば、倒壊建物内に要救助者が取り残されていないか声かけを実施します。

小さな隙間があれば覗き込み、内部の状況も確認します!

 

呼びかけに対して反応あり!

プロカム1

外部からの呼びかけに対して反応がありました!

画像探索気Ⅱ型(伸縮ができるカメラ)という資器材を使用し

反応があった場所を確認します!!

中央の隊員が持っているのがカメラで、右側の隊員がカメラの映像を確認できます。

プロカム2

この資器材はカメラの先端にスピーカーがついており、

会話も可能なんです!!

「こちら芦屋消防救助隊です。すぐ隊員が向かいます!」

 

進入開始!

協議

得た情報をまとめて隊員間で共有し、救出プランを立てます。

 

進入

要救助者を救出するために開口部から隊員が進入します。

 

進入口

内部の様子です!

内部はとても狭隘な空間で立つことができない空間となっています。

 

切断

要救助者の元へ向かう途中、障害物が隊員の行く手を阻みます。

倒壊建物内では簡単に前へ進むことは難しいです。

今回は切断器具を使用して障害物を除去します!

 

要救助者と接触!

49発見

要救助者の呼吸数や脈数などを観察します。

ヘルメットやネックカラー(首を保護するための資器材)を着装させ、

要救助者の負傷部位などを考慮して救出します!

 

搬送

倒壊建物内に取り残された要救助者は低体温症の可能性があるので、

ブルーシートに毛布を張り付けたもので包み、少しでも体温を保持させます。

また、ブルーシートの特性を活かして狭隘な空間を滑らせるようにして救出します。

 

救出完了!

ブリーフィング

要救助者を無事救出し、訓練のブリーフィング(振り返り)を行います。

訓練実施中の手技なども大切ですが、訓練が終わってからよかった点や

改善点を話し合うことも大切だと考えています。

隊員全員が同じ目標に向かい、共通認識を得ることで

安全・確実・迅速な現場活動を行えるでしょう。

今回のような大型訓練から普段の訓練までブリーフィングはかかせません!

 

最後に

庁舎

今回は震災等で倒壊した建物内でのCSR訓練を実施しました。

災害はいつ発生するかわかりません。

南海トラフ地震も今後発生すると予想されています。

みなさんは災害への備えはされていますか?

ハザードマップや避難所の確認。

災害バックの作成など。

いのちをつなぐためにも今一度災害について考えてみましょう。

 

お問い合わせ

消防本部消防署第1・第2係

電話番号:0797-32-2345

ファクス番号:0797-32-0119

お問い合わせフォーム(外部サイトへリンク)(別ウィンドウが開きます)

ページの先頭へ戻る