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更新日:2024年2月7日
多種多様な災害に対応しなければならない消防署。
署内に配備されている消防車のシャッターを開けてみると、
一面を埋め尽くすほどの資器材がびっしり並んでいます。
どれもこれも、現場で使用するものばかり。
もちろん、きちんと点検し管理しているんです。
今回は、「積載品点検」の様子をお届けします♪
すべての車両には「車両積載品台帳」と呼ばれる、資器材とその在り処を記した一覧表があります。
この一覧に沿って、すべての資器材を一つ一つ確認していくのですが、この文字の量でお分かりのとおり、
消防車にはとっても多くの資器材が積まれています!
先輩「そこに、ホースが3本あるか?」
後輩「1.2.3...はい!あります!」
先輩の厳しい視線が光ります。
資器材の過不足がないか。きちんと収納されているか。破損や故障はないか。
徹底した準備は、現場対応の迅速性に直結します!
車両下のこんなところも開いちゃいます。
デッドスペースも有効活用です!
もちろん消防車両も、定期的に車検を受けています!
「車検証の有効期限...よし!」
(後部座席)
(天井BOX)
左右の大きなシャッターはもちろん、隊員が乗り込む座席や、天井に至るまで、資器材がぎっしり積まれています!
使用頻度や、使い勝手、さまざまな事情を考慮して、積載する場所や方法が考えられています。
(新人消防職員の仕事は、まず資器材を覚えるところから始まるのです!)
近年、多種多様化する災害形態。
どんな現場にも対応できるよう、社会状況や地域性など様々な背景を考慮し、消防車両には多くの資器材が配備されています。
ですが我々が一番望むのは、これらの資器材が登場する機会が訪れないことです。
もっと言えば、消防車両が必要とされない、平穏な日常を市民の方が過ごされることがなによりです。
ですが、現実はそうはいきません。
災害が発生した時、いつ出番が来てもいいように、常に我々は準備しているのです。