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更新日:2024年3月6日

熱中症を予防しながらスポーツをしましょう!

例年、全国的に猛烈な暑さが続き、年齢を問わずスポーツ活動中の熱中症発生件数が年々増加しています。
熱中症は危険な症状を引き起こしますが、適切な知識を身につけしっかり予防すれば防ぐことができます。
熱中症対策を適切に行なったうえで、無理せずスポーツを楽しみましょう!

熱中症とは

運動をすると大量の熱が発生します。一方で、皮膚血管の拡張と発汗によって体表面から熱を放散し、体温のバランスを保とうとしますが、暑いと熱放散の効率は悪くなります。このような状況で生理機能の調節や体温調節が破綻して熱中症は起こります。暑いときのスポーツ活動では熱中症が起こりやすいので、熱中症の兆候に注意し、適切に対処する必要があります。
(日本スポーツ協会作成「スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック」より)

日常生活の中での熱中症予防については下記ページも併せてご参照ください。

こども家庭・保健センター(健康増進・母子保健担当)「熱中症を予防しましょう!」(別ウィンドウが開きます)

スポーツ活動での熱中症予防について

熱中症は、スポーツ等の活動前に適切な水分補給を行なうとともに、必要に応じて水分や塩分の補給ができる環境を整え、活動中や終了後にも適宜補給を行なうこと等の適切な措置を講ずれば十分防ぐことが可能です。

詳しくは「スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック」(公益財団法人日本スポーツ協会)(外部サイトへリンク)(別ウィンドウが開きます)をご参照ください。

スポーツ活動中の熱中症予防5ヶ条

公益財団法人日本スポーツ協会にて、熱中症予防の原則が「熱中症予防5ケ条」としてまとめられています。

  1. 暑いとき、無理な運動は事故のもと
  2. 急な暑さに要注意
  3. 失われる水と塩分を取り戻そう
  4. 薄着スタイルでさわやかに
  5. 体調不良は事故のもと

これらの原則に基づいて、適切に熱中症を予防しましょう。

熱中症予防運動指針

環境温度に応じてどのように運動すればよいのかについての指針を、公益財団法人日本スポーツ協会が作成しています。(「熱中症予防のための運動指針」(外部サイトへリンク)(別ウィンドウが開きます)

また、芦屋市教育委員会においても、各学校園に対して熱中症対策の徹底についての通知を出しています。

教育委員会教育部学校教育室保健安全・特別支援教育課「熱中症対策について」(別ウィンドウが開きます)

気温

(参考)

暑さ指数

(WBGT)

熱中症予防運動指針
35℃以上 31以上 運動は原則中止

特別の場合以外は運動を中止する。

特に子どもの場合には中止すべき。

31~35℃ 28~31

厳重警戒

(激しい運動は中止)

熱中症の危険性が高いので、激しい運動や持久走など体温が上昇しやすい運動は避ける。

10~20分おきに休憩をとり水分・塩分の補給を行なう。

暑さに弱い人は運動を軽減または中止。

28~31℃ 25~28

警戒

(積極的に休憩)

熱中症の危険が増すので、積極的に休息をとり適宜、水分・塩分を補給する。激しい運動では、30分おきくらいに休憩をとる。
24~28℃ 21~25

注意

(積極的に水分補給)

熱中症による死亡事故が発生する可能性がある。

熱中症の兆候に注意するとともに、運動の合間に積極的に水分・塩分を補給する。

24℃未満 21未満

ほぼ安全

(適宜水分補給)

通常は熱中症の危険は小さいが、適宜水分・塩分の補給は必要である。

市民マラソンなどではこの条件でも熱中症が発生するので注意。

(出典:日本スポーツ協会「スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック」より)

スポーツ活動を行なう際は、これらの基準に基づき、活動の場所や種類にかかわらず、暑さ指数(WBGT)に基づいて活動中止を判断することも必要です。
自分では元気だと思っていても、気づかないうちに症状がでていることもあります。十分に予防をしましょう。

「暑さ指数(WBGT)」「熱中症警戒アラート」

「暑さ指数(WBGT)」

気温だけでなく湿度などの要素を取り入れた熱中症予防のための指標です。全国840地点の暑さ指数が提供されています。

暑さ指数(WBGT)については、下記サイトが発表する数値を参考としてください。
環境省熱中症予防情報サイト(外部サイトへリンク)(別ウィンドウが開きます)

ただし、あくまでも予測値であるため、実際のスポーツ場面ではその場で計測するか、計測ができない場合は気温・湿度を確認して熱中症対策をしましょう。

「熱中症警戒アラート」

暑さ指数を用いて、危険な暑さが予想される場合に熱中症への警戒を呼びかけるアラートです。都道府県単位で発表されます。

室内での熱中症

熱中症により救急搬送された方のうち半数程度が、室内で熱中症になったとされています。

(参考:総務省消防庁熱中症情報(外部サイトへリンク)(別ウィンドウが開きます)

室内においても、こまめな水分補給を心がけ、室温や湿度を確認しながら安全にスポーツを楽しみましょう。暑さ指数についても、室外と室内では異なる値となることが想定され、実際の値を測定しながら適宜中断や休憩をするなど、無理をしないようにしましょう。

特に高齢者の方は、体内の水分が不足しがちで、暑さに対する感覚機能・体温調節機能が低下しているため、より一層注意が必要です。厚生労働省「高齢者のための熱中症対策リーフレット」(外部サイトへリンク)(別ウィンドウが開きます)

大会やイベント主催者・スポーツ指導者の皆さまへ

スポーツクラブ21活動・各種大会やイベントを開催する際は、熱中症事故の防止必要な事項を理解したうえで、対策を徹底しつつ安心安全に運営いただくようにお願いします。

  1. 気象庁が発表する情報や環境省熱中症予防情報サイト上の暑さ指数等の情報に十分留意し、気温・湿度などの環境条件に配慮して活動してください。その際、活動や大会の中止や延期、見直し等柔軟に対応してください。
  2. 活動前、活動中、終了後にこまめに水分や塩分を補給し、休憩を取るとともに、参加者の健康観察など健康管理を徹底してください。休憩は極力日陰で行ってください。
  3. 熱中症の疑いのある症状が見られた場合には、早期に水分・塩分補給、体温の冷却、病院への搬送等、適切な応急手当等を実施してください。
  4. 熱中症事故は、運動・スポーツ活動以外の活動や、屋内での活動中においても発生しています。また、体がまだ暑さに慣れていない時期や、それほど高くない気温(25~30℃)でも湿度等その他の条件により発生していますので、注意してください。
  5. 長時間に及ぶ活動は、熱中症リスクが高くなります。長時間に及ぶ活動は避け、短時間で内容の濃い活動をするよう考慮してください。

スポーツ団体として活動やイベントを行っていただく際には、事故防止のためにも下記資料をご参考としていただきますようお願いいたします。

「スポーツリスクマネジメントの実践」-スポーツ事故の防止と法的責任-(外部サイトへリンク)(別ウィンドウが開きます)(日本スポーツ協会作成)

「スポーツ組織におけるリスクマネジメント」(PDF:3,602KB)(別ウィンドウが開きます)令和5年度スポーツリーダー講習会研修資料(抜粋)

熱中症かな?と思ったら

熱中症の疑いのある症状が見られた場合には、早期に水分・塩分の補給、体温の冷却、病院への搬送等適切な処置を行なうことが必要です。
下記ページをご参考のうえ、重大事故につながらないように適切な知識を身につけておきましょう。
消防本部救急課「熱中症にご注意ください!」(別ウィンドウが開きます)

厚生労働省「熱中症が疑われる人を見かけたら」(外部サイトへリンク)(別ウィンドウが開きます)

公益財団法人日本スポーツ協会「熱中症の病型と救急処置」(外部サイトへリンク)(別ウィンドウが開きます)


お問い合わせ

国際文化推進室スポーツ推進課スポーツ推進係

電話番号:0797-22-7910

ファクス番号:0797-22-1633

お問い合わせフォーム(外部サイトへリンク)(別ウィンドウが開きます)

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