ホーム > 防災・安全 > 防災 > 防災・減災の知識 > 土砂災害・風水害に備える > 風水害について
ここから本文です。
更新日:2020年6月15日
集中豪雨は、積乱雲(雷雲、入道雲ともいわれる)が同じ場所で次々と発生・発達を繰り返すことにより起きるものです。狭い範囲に数時間にわたって強く降り、数百mmの総雨量をとなります。非常に激しい雨が、何時間も同じ場所に降り続くことで、重大な災害につながる場合もあります。
熱帯の海洋上で発生する低気圧を「熱帯低気圧」と呼び、最大風速が毎秒約17メートル以上に発達したものを「台風」と呼びます。台風は1年間に平均して約25個発生し、日本に向かって北上して、そのうち約11個が日本に接近、3個程度が日本に上陸します。
大雨や融雪などを原因として、河川の流量が異常に増加することによって堤防の浸食や決壊、橋の流出等が起こる災害を洪水災害といいます。一般的には、堤防の決壊や河川の水が堤防を越えたりすることにより起こる氾濫を洪水と呼んでいます。
近年、大雨や短時間豪雨の発生が頻発していることで、降水量が増大し、水害の発生が増加しています。
洪水氾濫による人的被害の軽減を図ることなどを目的として改正された水防法に基づき、「想定し得る最大規模の降雨による洪水浸水想定区域」が、兵庫県(県土整備部土木局総合治水課:電話078-362-9261)から公表されています。
兵庫県「想定最大規模降雨による洪水浸水想定区域図等について」(外部サイトへリンク)(別ウィンドウが開きます)
高潮は、台風や発達した低気圧が原因で発生し、気圧の低下による「吸い上げ効果」や強風による「吹き寄せ効果」のために、海面が異常に上昇する現象です。また、高波が加わるとさらに海面が上昇します。高潮の最盛期には暴風や豪雨も伴うので、避難することが危険になります。
風水害の危険から身を守るには、わが家の周辺がどんな土地なのか知っておきましょう。
とくに造成地や山岳地帯などに住む場合、状況に応じて速やかに避難するとともに、日ごろから「危険箇所」には十分な認識を持っておいてください。
台風・大雨情報、天気予報などの防災関係広報は注意して聞きましょう。また、山間部ではがけ崩れ、川沿いや海岸部では高潮・高波に注意しましょう。
台風や大雨などの災害時、浸水対策として土のうを使用する際は、次のことに注意してください。
土のうは次の保管方法により、劣化を防ぎ長持ちします。
土のうは次の手順で、繰り返し利用することができます。
土や砂は、ごみとして処分できません。不用になった土や砂は、庭や植栽にまくなど各自での処分をお願いします。土のう袋は、可燃ごみで処分できます。