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更新日:2014年3月3日
本地区は、芦屋市の西部に位置し、西側及び南側は神戸市に隣接し北側は国道2号に面した区域です。
震災前は、国道2号沿いに小規模の店舗が立地するほかは低層の戸建て住宅が中心の土地利用でしたが、平成7年1月17日の阪神・淡路大震災において92%の建物が全半壊し、本市の中でも最も大きな被害を受けました。
このような状況を踏まえ、良好な住宅市街地の再生と防災性の向上を図るために、土地区画整理事業により快適で安全なまちづくりを行なうこととしました。
平成8年3月に「芦屋西部地区まち再興協議会」が発足し、1年余りにわたるまち再興の検討が積み重ねられ平成9年8月に同協議会から「芦屋西部地区まち再興計画案」が市に提出されました。
芦屋市は、この計画案を踏まえ事業計画を策定し、平成10年3月26日に事業計画の決定公告を行ない、事業がスタートしました。
その後、換地の意向調査や仮換地素案の個別説明などを経て、順次仮換地指定を進めるとともに建物移転や宅地・公共施設の整備に取り組み、平成17年2月25日に兵庫県知事が換地処分の公告をおこない、事業が完了しました。現在は清算事務をおこなっているところです。
当地区では、第一地区と同様に住民が使い易い道路・公園の整備やまちのルールづくりなどに住民意見を反映させるため、協議会がワークショップ等を実施し意見集約を進め、第二段階のまちづくり提案として<道路整備計画編>、<公園整備計画編>が提出されました。その後、5箇所の小公園、1箇所の緑地の整備にあたってもワークショップをおこない、住民意向を反映させた公園が完成しました。
公園は地域で守り育てるものということで、各公園は近隣住民が積極的に清掃・管理に取り組んでおり、地域コミュニティの場として活用されています。
名称 |
阪神間都市計画事業芦屋西部第二地区震災復興土地区画整理事業 |
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区域 |
芦屋市津知町及び川西町の各一部 |
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施行者 |
芦屋市 |
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事業期間 |
平成10年3月26日~平成27年3月31日 |
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事業費 |
約90.8億円 |
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施行面積 |
公共用地率 |
平均減歩率 |
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約10.7ha |
整理前 |
整理後 |
約2.56% |
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23.6% |
25.6% |
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西部第二地区の被災状況 |
震災前 |
409棟 |
全壊 |
332棟 |
半壊 |
46棟 |
芦屋市西部地区震災復興土地区画整理事業計画図