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更新日:2024年12月12日
芦屋市には、約2万年の長い歴史の中で育まれた様々な種類の歴史文化遺産が数多くあります。
これら芦屋のかけがえのない歴史文化遺産を未来へ伝えるために、市内の古墳から出土した貴重な金属製の副葬品などの保存処理や、古文書や古写真などのデジタル化を行ないます。
これまでの取り組みの成果について
【目標金額:年間200万円】
芦屋市立美術博物館に収蔵されている古文書や絵図、古写真等は、芦屋の人々がどのように暮らしてきたのか、芦屋の歴史を知る上で欠かせない歴史資料です。これらを後世に伝えていくためには、劣化や破損等しないように適切に保存する必要があります。
そこで、古文書等の実物にできる限り触れる必要をなくして活用できるよう、令和3年度からこれらのテジタル化を進め、取り組みの一部を市のホームページで公開しています。令和5年度は、古写真や絵はがき、地図等のデジタル化を行ないました。
デジタル化した木造の業平橋の写真(推定撮影年:1917(大正6)年)
デジタル化した芦屋国際ホテルの絵はがき「寝室の一部」(昭和初期発行)
デジタル化した『精道芦屋商工誌』(1932(昭和7)年発行)
【主な経費】古写真等のデジタル化186万3千円
金属がとても貴重だった弥生時代や古墳時代の遺跡から出土する金属器は、当時の社会や生活を知ることができる大切な文化財です。
しかし、これらは劣化しやすく、後世に残していくためには特殊な保存処理をする必要があります。また、金属器を適切に保存処理し、今後、適切に保管するためには、科学分析を行ない、それらの構造や材質などを明らかにする必要があります。
令和3年度(2021年度)は、山芦屋古墳(芦屋市山芦屋町)から出土した金銅装の馬具をはじめとする金属製品の保存処理・科学分析を実施し、当時の姿が甦りました。今後、適切に保管し、将来へ継承します。
【画像】今回、保存処理・科学分析を実施した山芦屋古墳出土金銅装馬具など
古文書や古写真は、芦屋の人々がどんな暮らしを送ってきたのかを鮮明に伝えてくれます。しかし、劣化しやすいため、正確な情報を後世に残していくためには、劣化する前にデジタル化する必要があります。また、デジタル化することにより、さまざまな場面で情報を活用することが可能になります。
また、取り組みの一部を市ホームページで公開しています。
【画像】大正時代の絵はがき「芦屋停留所附近」(カラー処理)