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更新日:2015年3月17日

全体構想 

1.目指すべき都市像

1) まちづくりの理念

(1)まちづくりの基本的な考え方

 「芦屋国際文化住宅都市建設法」の理念に基づくとともに、少子高齢社会、自然環境との共生や財政上の課題等を視野に入れながら、市民本位の成熟した都市型社会に対応したまりづくりを目指します。

(2)総合計画での将来目標

 芦屋市第3次総合計画では「知性と気品に輝く活力ある国際文化住宅都市」をまちづくりの目標としています。

(3)都市計画マスタープランでのまちづくりの理念

美、快、悠のまち 芦屋

 本市は、緑豊かな高質な都市空間を実現し、人にも環境にも優しく、文化を育む活力ある国際文化住宅都市を目指します。

まちづくりの3つの方向(第3次総合計画を参考にして編成しています。)

 

「美」-緑豊かな自然と調和した美しく快適なまちづくり

 六甲山系の山々や芦屋川や海浜など豊かな自然環境に恵まれた本市の特性を生かすとともに、市民の手による花と緑あふれるまちづくりによって、人と自然が調和した、潤いあふれる美しいまちづくりを目指します。

河川や公園緑地、緑豊かな街路などをネットワークすることにより、優れた防災機能を発揮する快適な生活空間を創造します。

 

「快」-人にも環境にも優しい、住みよいまちづくり

 すべての人に優しい安全で快適な都市環境を基盤とし、様々なスタイルの生活が営まれながら、それらが一体となった地域独自の個性あふれるまちづくりを目指します。また、人の生活環境だけでなく、地球環境の保全といった広い視点に立って、省エネルギー、環境への負荷軽減、資源のリサイクル・リユースなどの環境保全対策をまちづくりに取り入れ、人と自然環境が共生できる都市の形成を目指します。

 

「悠」-優れた市民文化が息づく、成熟したまちづくり

地域に培われてきた本市独自の歴史や文化を、市民がまちをとおして感じとり、そこからまた新しい文化が創出されるまちづくりを目指します。各種施設や周辺都市との連携、地域資源を生かすソフト面での取り組みを充実させるとともに、地域に根ざした文化の交流により、まちの活力向上を図ります。また、市民、事業者及び行政との協働のもと、ゆとりと落ち着きのなかで成熟するまちづくりを目指します。

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2)将来の都市像

(1)まちづくりの施策的目標

成熟都市にふさわしい市民文化に根ざしたまちづくり

 本市の顔となるJR芦屋駅前や各地域の中心となる主要駅周辺等の充実を図り、地域性を生かした個性ある地域拠点を創出します。また、市内に点在する歴史的・文化的資源の保全を図り、市民文化の振興と文化を通じた人々の交流を促進します。

快適で安心できる都市空間の形成

 道路については、防災機能の向上と都市の回遊性を高める格子状のネットワークを形成し、コミュニティレベルでの交流を促します。また、人にも環境にも優しい道路空間の創造を目指します。

自然環境の保全と芦屋庭園都市宣言の推進

 芦屋のまちの花と緑を守り、市民とともに、「芦屋庭園都市」づくりを進め、自然環境と調和し、美しい自然の中に快適な都市が形成されるような花と緑豊かなまちづくりを進めます。

魅力ある高質な都市空間の形成

 六甲山系や芦屋川に代表される緑豊かな自然環境と、本市の景観の特徴である歴史的資源を背景とした良好な住宅地景観を保全することにより、芦屋らしい美しい景観の形成を目指します。

すべての人に優しいユニバーサルデザインのまちづくり

 市街地の歩行者空間やあらゆる建築物をはじめとしたまちの空間において、だれもが利用しやすいユニバーサルデザインを促進するとともに、市民及び事業者のユニバーサルデザインに対する意識の向上を図ります。

市民、事業者及び行政との協働による芦屋らしいまちづくり

 市民本位の地域に根ざしたまちづくりを推進します。そのため、貴重な市民の意見をまちづくりに反映させていくための体制整備を図ります。

(2)将来都市構造

図書館打出分室のイラスト

 市内の拠点をネットワーク化することにより、芦屋の魅力を引き出し活気のあるまちづくりを進めます。

都市拠点

中心核

JR芦屋駅周辺地区は高度な都市機能が集積する中心核として位置付けます。

地域核

阪急芦屋川駅、阪神芦屋駅、阪神打出駅の各鉄道駅周辺、岩園橋周辺、シーサイドセンター、南芦屋浜地域のセンター地区を地域核として位置付けます。

地域拠点

みどりの拠点

芦屋市霊園、城山周辺、浜地域の芦屋中央公園、南芦屋浜地域の芦屋市総合公園をみどりの拠点として位置付けます。

医療拠点

市立芦屋病院がある地区を医療の拠点として位置付けます。

地域ゾーン

文化のゾーン

図書館などの文化施設が集積する伊勢町地区を、芸術・文化の中心的機能を果たす文化ゾーンとして位置付けます。

シビックゾーン

市役所、市民会館(ルナホール)、保健センター等の官公庁施設などが集まる地区をシビックゾーンとして位置付けます。

海のレクリエーションゾーン

芦屋キャナルパーク及び南芦屋浜地域のマリーナと人工海浜(潮芦屋ビーチ)は、海洋性レクリェーションを楽しめる海のレクリエーションゾーンとして位置付けます。

自然共生ゾーン

市域北部の奥池地区は、現在の豊かな自然と調和した住環境を保全するとともに、人々の暮らしに身近に自然を感じることができる自然共生ゾーンとして位置付けます。

都市軸

広域交流軸

本市を東西に横断する山手幹線、国道2号、国道43号、湾岸側道及び阪神高速(3号神戸線・5号湾岸線)を、広域交流軸として位置付けます。

なお、山手幹線は、防災・地域レベルの生活・文化の交流に重要な役割を果たす道路として位置付けます。

中央都市軸

芦屋中央線を、都市の骨格を形成する中央都市軸として位置付けます。

地域環状軸

市街地を環状につなぐ芦屋山麓線、芦屋川左岸線、稲荷山線などの都市計画道路を、地域環状軸として位置付けます。地域環状軸は、快適な歩行者空間を有し、市街地内の公園や緑地をネットワークする身近な緑空間としても機能します。

地域をつなぐ有機的ネットワーク

都市回遊ゾーン

JR芦屋駅と阪神芦屋駅の近隣商業が集積する地区では、既存の商業集積と新たな商業空間が面的に広がり、中心核や地域核とつながって様々な機能を発揮する都市回遊ゾーンとして位置付けます。

歴史回遊ゾーン

阪急芦屋川駅周辺から阪急電鉄以北の山手地域、阿保親王塚及び阪神打出駅周辺など、歴史的環境要素が残されている地区を結んで、歴史回遊ゾーンを形成します。

海浜回遊ゾーン

海浜回遊ゾーンでは、海洋レクリエーション機能の活性化や周辺住宅地と調和した都市景観を形成することにより、新しい芦屋の海兵空間の魅力を市民に提供します。

将来都市構造図

(3)庭園都市構造

 本市の目指す、花と緑いっぱいの「快適な生活環境と魅力ある都市景観」を創出する「庭園都市」を実現するために、市民、事業者及び行政との連携により「芦屋庭園都市宣言」の実現を図ります。

やまの緑ゾーン

 北部地域の六甲山系の山並みを保全するとともに、子供たちが自然との触れ合いを身近に感じられるようにします。

まちの緑ゾーン(ガーデン・シティ)

 道路・公共施設緑化を推進するとともに、壁面・屋上緑化を積極的に進め、花と緑あふれる市街地景観を形成します。

海と緑のゾーン(マリーナ・パーク)

 人工海浜(潮芦屋ビーチ)、マリーナ、芦屋キャナルパーク、芦屋川河口などを有する浜地域から南芦屋浜地域を連携することによって、自然との触れ合いを楽しめる魅力的な海辺空間の形成を図ります。

水と緑のネットワーク

 芦屋川及び宮川を市街地に潤いを与える「水と緑のネットワーク」として位置付けます。また、都市計画道路(歩道の付いた2車線以上の道路)には、花の咲く木を積極的に植え、市街地を花と緑のネット網で覆うようにします。

庭園都市構造図

芦屋市都市計画マスタープラン(全体構想編)、こちらからダウンロードできます。

芦屋市都市計画マスタープラン(全体構想編)(PDF:1,251KB)(別ウィンドウが開きます)

用語の説明(PDF:99KB)(別ウィンドウが開きます)

 

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