ここから本文です。

更新日:2025年10月8日

富田砕花賞

富田砕花賞について

「富田砕花賞」は、平成2年に富田砕花生誕百年・芦屋市制施行50周年を記念して創設し、毎年全国から多くの応募があり、この賞にふさわしい詩集を決定してきました。

歴代応募詩集・受賞詩集一覧(PDF:173KB)(別ウィンドウが開きます)

第36回(令和7年度)富田砕花賞が決定しました

受賞者及び受賞作品

受賞者:薦田愛(こもだ・めぐみ)氏

受賞作品:そは、ははそはの』(七月堂)

36回受賞作

薦田愛(こもだ・めぐみ)
1961年神奈川県川崎市生まれ。早稲田大学第一文学部卒(文芸専攻)。成人までの年月の大半を埼玉県川口市で過ごす。二十余年の東京下町暮らしを畳み、2018年より関西在住。演劇・演芸・ダンス・俳句に親しみ、歩くことを好む。
詩集に『苧環論』(1989年/書肆山田。第一回歴程新鋭賞)、『ティリ』(1995年/七月堂)、『流離縁起』(2006年/ふらんす堂)。
2024年、第四詩集『そは、ははそはの』を七月堂より刊行。

<選考委員講評>

感情の深さがあってこそ詩は命あるものとなる。本詩集は母との旅で掻き立てられる感情が動因だ。饒舌ともいえる文体は母への愛情や哀惜だけでなく、今を生きる者の複雑さをも取りこぼさない。体温をもって蘇る戦後の家族の風景も胸に迫る。最終章は謡曲の文体で母との新たな関係を模索し、詩集は未来へ開かれ終わる。

決定までの経過

令和7年度は全国から150詩集の応募がありました。選考は応募詩集の中から候補作品を推薦委員が推薦し、その中から選考委員が選んでいます。令和7年度は8月の推薦委員会及び9月の選考委員会を経て、受賞作品が決定しました。推薦委員会により選出された最終候補作は下記のとおりです。

第36回最終候補作(6冊)

作品名(50音順)

著者名(敬称略)

その言葉はゴーヤのように

佐川亜紀

そは、ははそはの

薦田愛

ノックがあった

岡本啓

花束

久谷雉

骨を撒く海にて、草々

雪柳あうこ

雪の夜 高橋玖未子

推薦委員

非公開

選考委員

河津聖恵・季村敏夫・たかとう匡子(50音順・敬称略)

贈呈式

日時:令和7年11月20日(木曜日)午前10時30分~12時

場所:芦屋市立美術博物館(芦屋市伊勢町12番25号)

富田砕花賞贈呈:正賞・賞状、副賞・30万円

富田砕花賞贈呈式チラシ(PDF:4,658KB)(別ウィンドウが開きます)

応募詩集の展示

今回応募された150詩集は、富田砕花旧居(別ウィンドウが開きます)(芦屋市宮川町4番12号)で展示します。

期間:令和7年11月贈呈式後から1年間

過去のお知らせ

36回(令和7年度)富田砕花賞の募集(募集を終了しました)

募集要項

  1. 対象
    令和6年7月から令和7年6月末日までに刊行された奥付のある詩集。
    ただし、翻訳・アンソロジー・復刻及び遺稿詩集等は除く。

  2. 応募方法
    便箋などに、郵便番号・住所・氏名(振り仮名)・連絡先電話番号を明記の上、詩集2冊を下記へお送りください(応募された詩集は返却いたしません。ペンネームにより刊行された詩集の場合は、本名とともにペンネーム(振り仮名)を併記してください)。
  3. 送付先
    郵便番号:659-8501
    芦屋市精道町7番6号
    芦屋市国際文化推進課 富田砕花賞担当
    電話番号:0797-38-2115

  4. 正賞:賞状
    副賞:30万円
  5. 応募期間
    令和7年5月7日(火曜日)から令和7年7月31日(水曜日)【当日必着】
  6. 選考委員
    河津聖恵・季村敏夫・たかとう匡子(50音順)
    受賞詩集は、応募詩集の中から推薦委員が候補詩集を推薦し、その中から選考委員が決定します。
  7. 発表
    令和7年10月中旬(予定)
  8. 贈呈式
    開催日:令和7年11月20日(木曜日)
    開催場所:芦屋市立美術博物館(芦屋市伊勢町12番25号)

主催:芦屋市・芦屋市教育委員会

協力:富田砕花顕彰会

後援:兵庫県・兵庫県教育委員会・神戸新聞社

令和7年度第36回募集要項詳細(PDF:343KB)(別ウィンドウが開きます)

お問い合わせ

国際文化推進室国際文化推進課文化推進係

電話番号:0797-38-2115

ファクス番号:0797-38-2072

お問い合わせフォーム(外部サイトへリンク)(別ウィンドウが開きます)

ページの先頭へ戻る