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更新日:2024年2月20日

所信表明

髙島崚輔市長 所信表明

      syosinhyoumei 

   私は、市民の皆さまの温かく力強いご支援をいただき、栄えある第23代芦屋市長として、市政運営の重責を担うこととなりました。私を支持してくださった皆さま、他の候補者を支持されていた皆さま、そして選挙に参加されなかった皆さま。芦屋市民9万4千人皆さまの代表として、「世界で一番住み続けたい芦屋を創る」決意のもと、芦屋市の未来のために全身全霊で取り組む覚悟です。

 

 市長就任後、芦屋市民の皆さまはもとより、テレビや新聞、インターネットなどで取り上げていただき、芦屋市外、兵庫県外の皆さまからも温かいエールを頂きました。改めて、寄せられている期待の大きさを実感するとともに、これから市民の皆さまと一緒に、新しい芦屋の未来を創ることができること、心より楽しみにしています。

 

 私は芦屋が大好きです。
 芦屋のまちなみが大好きです。山。川。海。花と緑があふれる豊かな住環境が大好きです。
 私は芦屋の文化が大好きです。ヨドコウ迎賓館や具体美術、だんじり。長い歴史の中で紡がれてきた、生活に息づく文化が大好きです。
 私はなにより、芦屋の人が大好きです。高校時代から市民活動でご一緒する中で、本当に多くの方々にお世話になりました。「市民力があるからこそ街が輝く」と教えてくださった芦屋市民の皆さまが大好きです。世界でどこにも負けない魅力と可能性が、この芦屋にはあるのです。
 日本唯一の国際文化住宅都市のリーダーとして、その魅力を最大限に引き出し、市民の皆さまとともに芦屋の未来を創り上げる。この場に立ち、改めて、そう決意しています。

 私はこれまで、市内全域で対話集会を行ってまいりました。いろんな方と出会いました。様々な声を聴きました。多くの課題を知りました。しかし、抱いたのは希望でした。芦屋を愛する市民の皆さまと一緒になら、一つひとつの課題を解決できる。芦屋だからこそ、対話を通じて、まちの未来を一緒に創ることができるのです。

 

 私、髙島崚輔は、
 先輩世代の皆さまとは、
「何歳になっても生き生きと活躍できる芦屋」を、
 現役世代の皆さまとは、
「圧倒的に子育てしやすい芦屋」を、
 そして未来世代の皆さまとは、
「最高の学びができる芦屋」を、
 ともに創ってまいります。

 

 喫緊の課題は、JR芦屋駅南地区市街地再開発事業です。芦屋の南の玄関口となる駅前だからこそ、芦屋の魅力を体現する場にしたい、そう考えています。今だけではなく、40年先も魅力的であり続ける、そんなまちづくりを進めてまいります。

 

 そして、何より私が、最もこだわりたいテーマが、「教育」です。
 教育は、未来を創る仕事です。芦屋の公教育で、芦屋の未来が決まります。
 AIの進化、社会の大きな変化の中で、未来を生きる次の世代に最も重要なのは、学びへの意欲です。一人ひとりの学びに対するモチベーションを上げることこそが、教育で最も大切だと考えています。
 そのためには、先生の余裕、つまり児童生徒一人ひとりに向き合う時間の確保、そして、先生自身が学び続けることのできる環境づくり、この二つが必要です。今の先生は忙しすぎる。時間外労働や休日出勤など、先生方の長時間労働の現状を改善し、本来担うべき授業や生徒指導へ専念できる環境を整えます。生徒一人ひとりの特性や興味関心、そして、学習到達度、これらに応じた「ちょうどの学習」の実現に向けて取り組んでまいります。既に教育委員の皆さまとの顔合わせも終了しました。対話を重ねながら、最高の公教育を創り上げてまいります。
 また、若者を対象とした議論の場を創り、行政は頂いた提言の実現に向けてサポートする仕組みづくりを検討しています。未来世代は、これから誰よりも長くこの芦屋で住む可能性があります。自分の声で社会が変わるのだという成功体験こそが、今後の政治・行政への関心にも繋がります。この先もずっと魅力あふれる芦屋を創る同志・仲間として、未来世代とも一緒にまちづくりを進めてまいります。

 

 まちづくりの主役は市民の皆さまです。共に芦屋の未来を創るため、強いリーダーシップと対話の姿勢で、行政運営を担ってまいります。既に部長級の庁議メンバー全員と、1対1での面談を行いました。市役所がワンチームとなって、世界で一番住み続けたい、そんな芦屋を創るべく、前向きに邁進してまいります。

 

 以上、市政運営に臨む、私の基本的な姿勢をお話いたしました。しかし、この中で申し上げた具体的な案については、まだまだ例示に過ぎないと考えています。私一人の考えだけではなく、もっと多くの方々のお知恵を頂くことで、基本的な理念はそのままに、より良いアイデアを生み出す。これこそが、私の掲げる「市民主体のまちづくり」です。
 誰よりも市民の声を聴くリーダーでありたい。どんな些細なことでも、どんな厳しいお声でも、ぜひ聴かせてください。市民の皆さま、市の職員。研究者、民間企業、NPO法人。そして、市民の代表である市議会議員の皆さま。お一人おひとりと対話を重ねながら、市民主体の市政を実現してまいります。
 そして皆さまから率直なお声を頂くためにも、私、髙島崚輔が、誰よりも芦屋のことを考え、誰よりも芦屋のために行動し続ける、そのことを、ここに固くお誓い申し上げます。

 「世界で一番住み続けたい街、芦屋」を創り上げる過程には、苦渋の選択を強いられる、そんな場面もあるでしょう。それでも、市民の皆さまにご納得いただける結論に至るまで、徹底的に行動し、対話を続ける覚悟です。

 

 市民の皆さまと行政の間、真ん中に立って、芦屋の魅力を最大限に引き出す新しいリーダーとして、まちづくりを進めてまいります。


 
 議員各位、そして市民の皆さまお一人おひとりのご理解、ご支援、そしてご協力のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

 ご清聴ありがとうございました。


 
 

 

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