ここから本文です。
更新日:2024年1月12日
市内を走るごみ収集車の火災事故は、収集にあたる作業員をはじめとして、市民の方も巻き込む人的被害に加え、建築物や樹木を含めた物的被害、収集車両の損失によるその後の家庭ごみ収集への支障まで、多大な影響を及ぼすことになります。ごみ処理については処分されるまでが排出者の責任となることから、原因となるごみを排出した人が損害賠償責任を問われる事例も発生しています。
改めて、ごみの出し方を確認いただき、安全・安心なごみ収集へのご理解とご協力をお願いします。
令和6年1月9日火曜日13時ころ、山手町において「その他燃やさないごみ」の収集中に車両火災が発生しました。
整髪料などのスプレー缶を中身を使い切らないまま廃棄され、庫内でガスが充満、摩擦熱により引火した可能性があるとして調査中です。
ごみ収集車庫内からの煙に気が付いた作業員が消火活動を行ないましたが消火に至らず、消防の放水により火は消し止められました。消火活動の際、煙を吸った作業員が気分が悪くなり病院へ搬送されています。
車両火災は、作業員のみでなく、近隣の方への被害が発生する可能性があります。過去にも、スプレー缶やカセットボンベが原因の車両火災が発生しています。スプレー缶やカセットボンベ等を出される場合は必ず中身を使い切って出してください。
令和6年1月10日水曜日13時ころ、南宮町において「その他燃やさないごみ」収集中に車両火災が発生しました。
充電式バッテリー内蔵型電化製品(リチウムイオン電池)から出火した可能性があるとして調査中です。
ごみ収集車庫内の出火に気が付いた作業員が消火活動を行なった結果、火は消し止められ、作業員、近隣、収集車両への被害はありませんでしたが、1月9日の車両火災のように作業員や収集車両への被害のみでなく、近隣の方に被害が発生した可能性もあります。
リチウムイオン電池などは、破損や変形により出火の危険性があり、各自治体の廃棄物処理において出火した事例が多数報告されています。使用しなくなったリチウムイオン電池などは販売店などでのリサイクルを優先していただき、捨てられる場合は必ず絶縁を行ない、他のごみとは分けて排出してください。
スプレー缶・ガスボンベ類は「その他燃やさないごみ」として収集しています。
発火する危険がありますので、必ず中身を使い切り、空になったスプレー缶やカセットボンベ類だけをまとめて中身の見える袋に入れて出してください。
スプレー缶の処分については
一般社団法人日本エアゾール協会のホームページ(外部サイトへリンク)(別ウィンドウが開きます)
カセットボンベの処分については
一般社団法人日本ガス石油機器工業会(外部サイトへリンク)(別ウィンドウが開きます)
にて、ガス抜き方法などが掲載されていますので参考にしてください。
使い捨てライターは「燃やすごみ」として収集しています。
発火する危険がありますので、必ず中身を使い切り、空になったものを出してください。
使い捨てライターの処分については
一般社団法人日本喫煙具協会(外部サイトへリンク)(別ウィンドウが開きます)
にて、ガス抜き方法などが掲載されていますので参考にしてください。
充電式バッテリー内蔵型電化製品・電池は「その他燃やさないごみ」として収集していますが、充電式バッテリー(リチウムイオン電池など)は、販売店などでのリサイクルを優先してください。捨てられる場合は、発火する危険がありますので、必ず絶縁し、電池のみをまとめて中身の見える袋に入れて出してください。
充電式バッテリーや充電式バッテリー内蔵型電化製品のリサイクル・処理方法については、
一般社団法人電池工業会(外部サイトへリンク)(別ウィンドウが開きます)
処理方法については、
を参考にしてください。
令和4年10月4日火曜日13時ころ「その他燃やさないごみ」収集中に車両火災が発生しました。整髪料のスプレー缶を中身を使い切らないまま廃棄され、庫内でガスが充満、庫内の摩擦熱により引火した可能性があります。幸い、ごみ収集車庫内からの破裂音に気が付いた作業員の迅速な消火活動により火は消し止められましたが、一歩間違えれば作業員のみでなく、近隣の皆さまにも被害が発生した可能性もあります。過去にも、スプレー缶やカセットボンベが原因の車両火災が発生しています。スプレー缶やカセットボンベ等を出される場合は必ず中身を使い切って出してください。
午前11時ころ、一時多量ごみの収集作業中に爆発し、車両火災が発生しました。消火後に検証した廃棄物に錆止めスプレーや塗料スプレーが含まれていたことから、中身の残っていた状態だったことが起因と考えられます。作業中の爆発だったため、収集作業員が爆風で倒れましたが、幸いにもケガには至りませんでした。しかし、一歩間違えれば大きなケガにつながった恐れが大いにあります。
また、当事案で約700万円で購入したプレス式パッカー車が廃車になります。プレス式パッカー車は2台しか保有していないため、残り1台で今後の業務を継続することとなり、緊急時や故障の際に迅速な収集活動が行えないことも想定されます。
市有財産を損なうだけでなく、多くの市民の皆さまにご迷惑をかける恐れがあることをご認識ください。
消火活動中の写真です。電気系統が熱で破壊されてしまい、ダンプしてごみを排出することができなくなりました。そのため、左側面に四角の穴をあけ、そこから消火活動とごみの排出を行ないました。
錆止めスプレー缶や塗料スプレー缶の残骸です。スプレー缶は燃える可能性があるため、スプレー缶のみを分別し、作業員にお知らせいただく必要があります。消火活動後に応援職員と別の収集車を派遣し対応しました。
4月19日午前10時ころ、一時多量ごみの収集を終えたごみ収集車から火災が発生しました。消火後に検証した廃棄物にスプレー缶や卓上ボンベ類が含まれていたことから、中身の残っていた状態だったことが起因と考えられます。中身が残っている場合、ごみ収集車の中でガスが漏れ出し、回転盤等の摩擦で発生する火花で引火し、火災や爆発を引き起こすことがあり、ごみ収集車の破損のみならず人命にもかかわるような事故になる恐れがあります。なお、幸いにも今回は市民の方や収集作業員に怪我等はありませんでしたが、自治会の掲示板や公園の樹木が燃えるなどの被害が発生しています。