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更新日:2019年4月5日
2019年に入り、国内で麻しん患者が増えています。神戸市、西宮市などの近隣市において患者が発生していますのでご注意ください。また、三重県、大阪府においても引き続き患者が発生しています。麻しん患者との接触歴があり、発疹、発熱などの麻しんのような症状がある場合は、麻しんの疑いがあることをかかりつけ医または医療機関にて電話等で伝え、受診の要否や注意点を確認してから、その指示にしたがってください。また麻しんの感染力は非常に強いと言われています。医療機関へ移動される際は、周囲への感染を防ぐためにもマスクを着用し、公共交通機関の利用を可能な限り避けてください。
神戸市:麻しんについて(外部サイトへリンク)(別ウィンドウが開きます)
西宮市:麻しんについて(外部サイトへリンク)(別ウィンドウが開きます)
三重県:麻しん患者の発生について(外部サイトへリンク)(別ウィンドウが開きます)
大阪府:麻しんについて(外部サイトへリンク)(別ウィンドウが開きます)
大阪市:麻しん(はしか)に注意しましょう(外部サイトへリンク)(別ウィンドウが開きます)
一方、海外では依然麻しんが流行している地域もありますので、継続して注意が必要です。
東南アジア、欧州等麻しんが流行している地域に渡航される際は、麻しんの予防接種歴、罹患歴を確認しましょう。
また、帰国後、麻しんを疑う症状がある場合は、病院へ事前連絡をし、麻しん患者と接触したかもしれない(流行地域への滞在歴があること)、現在の症状を伝え、医療機関の指示に従い受診してください。
麻しんを疑う症状とは:
発熱、鼻汁、咳、くしゃみ、結膜充血、目やになど。一時的に熱が下がり、再び上がる。その際に発疹が見られる。(発疹は、耳の後ろから顔面、体幹、手足へと広がる。)※すべての症状が出現するとは限りません。
FORTH(厚生労働省検疫所ホームページ)(外部サイトへリンク)(別ウィンドウが開きます)
麻しんは、感染力が極めて強い麻しんウイルスにより空気感染する急性の発しん性疾患です。感染すると、38度前後の熱が数日続き、いったん解熱した後に高熱とともに発疹が出現します。通常は1週間から10日前後で回復しますが、合併症として肺炎や脳炎を発症して重症化する場合があります。特別な治療法はなく、症状を楽にする治療となります。
感染の拡大を予防するためにも、健康状態をご留意いただき、麻しんを疑う症状が認められた場合は、医療機関に事前連絡をし、「麻しんかもしれない」ことを伝えてから、指示にしたがって受診するようにお願いします。
麻しんは感染力が強く、空気感染もするため、手洗い・マスクのみでの予防はできません。麻しんの予防接種が一番有効な方法と言えます。また、麻しんの患者さんに接触した場合、72時間以内に麻しんワクチン及び麻しん風しん混合(MR)ワクチンの接種をすることも効果的であると考えられています。
下記の定期予防接種対象者以外は、任意接種となります。
接種を希望されるかたは、お近くの医療機関へお問い合わせください。
定期の予防接種対象者は、できるだけ早く接種を受けましょう!
【麻しん風しん混合(MR)ワクチンの接種スケジュール(定期接種)】
1期:生後12か月~24か月に至るまで
2期:小学校入学前1年間(平成30年度対象者:平成24年4月2日~平成25年4月1日生まれ)
麻しん風しん(MR)混合予防接種について(芦屋市ホームページ)
麻しん風しん混合(MR)ワクチン接種の考え方(国立感染症研究所)(外部サイトへリンク)
麻しんについての詳しい情報は、次をご参照ください。
麻しんに関するQ&A(厚生労働省ホームページ)(外部サイトへリンク)(別ウィンドウが開きます)
国立感染情報センター(外部サイトへリンク)(別ウィンドウが開きます)