ホーム > 健康・福祉・子育て > 健康・医療 > 流行疾患 > 麻しん(はしか)について

ここから本文です。

更新日:2023年7月14日

麻しん(はしか)について

麻しん(はしか)に注意しましょう

令和5年5月時点で国内で麻しん(はしか)の感染事例が報告されています。

また、兵庫県内でも感染事例が報告されています。

麻しん患者との接触歴がある場合、発しん・発熱などの麻しんのような症状(発熱、鼻汁、咳、くしゃみ、結膜充血、目やになど、一時的に熱が下がり、再び熱が上がる、その際に発疹がみられる(耳の後ろから顔面、体幹、手足へと広がる))がある場合は、麻しんの疑いがあることをかかりつけ医または医療機関に電話等で伝え、受診の要否や注意点を確認してから、その指示にしたがってください。
医療機関を受診する際は、周囲への感染を防ぐためにもマスクを着用し、公共交通機関の利用を可能な限り避けてください。

県内での発生状況:麻しんについて(兵庫県ホームページ)(外部サイトへリンク)(別ウィンドウが開きます)

麻しん(はしか)とは

麻しんは、感染力がきわめて強い感染症で、麻しんウィルスに感染することで発熱、咳、鼻水、眼の充血、発疹といった症状が出る感染症の一つです。免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症し、一度感染して発症すると一生免疫が持続すると言われています。

症状について

10~12日間の潜伏期間の後に、カタル期(風邪様症状が現れる)、次いで発しん期が現れます。

  1. カタル期:38℃前後の発熱とともに鼻汁、咳、くしゃみ、結膜充血、目やになどの症状を示します。一時的に熱が下がったころに頬粘膜に白色の小斑点(コプリック斑)が出現します。
  2. 発疹期:一時的に下がった熱が再び上昇し、発疹が耳の後ろから顔面、体幹、手足へと広がります。発疹は次第に大きくなってひとつひとつが融合していきます。
  3. 回復期:熱は次第に下がり、発疹は出現した順に消退して色素沈着が残ります。

通常は1週間から10日前後で回復しますが、合併症として肺炎や脳炎を発症して重症化する場合があり、患者1,000人に1人の割合で脳炎が発症すると言われています。治療は症状を和らげる対症療法になります。

感染経路

麻しんは、空気感染(飛沫核感染)が主な感染経路です。麻しん患者が咳やくしゃみをすると、周囲に麻しんウイルスを含んだしぶきが飛び散り、しぶきが乾燥してウイルスがしばらく空気中を漂います。このウイルスを含んだ空気を吸った人たちに感染する恐れがあります。その他に飛沫感染、接触感染もあります。

予防について

麻しんは感染力が強く、空気感染もするので、手洗い、マスクでは十分な効果が得られません。

麻しんの予防にはワクチン接種が最も有効です。

麻しん(はしか)の予防接種について

1回の予防接種で95%程度の方が免疫を獲得できると言われていますが、1回で免疫がつかない場合、予防接種後自然に抗体価(免疫力)が下がる場合もあるため、予防には2回の予防接種が重要となります。定期接種の対象者だけではなく、医療・教育関係者や海外渡航を計画している成人も、麻しんの罹患歴がなく、2回の予防接種歴が明らかでない場合は予防接種を検討してください。抗体陽性の成人に麻しんワクチンを接種しても特に問題はないとされています。

麻しん患者に接触した場合、72時間以内に麻しんワクチン及び麻しん風しん混合(MR)ワクチンを接種をすることで、麻しんの発症を予防できる可能性があります。下記の定期予防接種対象者以外は、任意接種となります。接種を希望されるかたは、お近くの医療機関へお問い合わせください。

定期の予防接種について

麻しん・風しん混合ワクチンの定期予防接種対象者で未接種の人はできるだけ早めに受けましょう。(定期予防接種は無料で接種できます)

【麻しん風しん混合(MR)ワクチンの接種スケジュール】

1期:生後12か月~24か月に至るまで

2期:小学校入学前1年間(令和5年度対象者:平成29年4月2日~平成30年4月1日生まれ)

麻しん風しん(MR)混合予防接種について(芦屋市ホームページ)(別ウィンドウが開きます)

麻しん風しん混合(MR)ワクチン接種の考え方(国立感染症研究所)(外部サイトへリンク)(別ウィンドウが開きます)

新型コロナウイルス感染症の発生に伴い定期予防接種の機会を逃した方へ

新型コロナウイルス感染症に関する「特別の事情」がある場合、接種期限を過ぎても定期予防接種として接種が可能となる場合があります。

新型コロナウイルス感染症の発生に伴い定期予防接種の機会を逃した方へ(別ウィンドウが開きます)

海外へ渡航される方へ

海外では麻しんが流行している国があります。東南アジア、欧州等麻しんの流行国へ渡航される際は、麻しんの免疫があるか確認しましょう(罹患歴・予防接種歴)。また渡航先だけでなく空港でも、いろいろな国の人と接する機会がありますので、注意が必要です。

海外渡航前の必要な予防接種に関してはFORTH(厚生労働省検疫所ホームページ)をご確認ください。FORTH(厚生労働省検疫所ホームページ)(外部サイトへリンク)(別ウィンドウが開きます)

麻しん(はしか)に関する情報

麻しんについての詳しい情報は、次をご参照ください。

麻しんについて(厚生労働省ホームページ)(外部サイトへリンク)(別ウィンドウが開きます)

麻疹(国立感染症情報センターホームページ)(外部サイトへリンク)(別ウィンドウが開きます)

麻しんについて(兵庫県ホームページ)(外部サイトへリンク)(別ウィンドウが開きます)

お問い合わせ

こども福祉部こども家庭室こども家庭・保健センター(健康増進・母子保健担当) 

電話番号:0797-31-1586

ファクス番号:0797-31-1018

お問い合わせフォーム(外部サイトへリンク)(別ウィンドウが開きます)

ページの先頭へ戻る