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更新日:2024年4月10日

帯状疱疹について

帯状疱疹とは 帯状疱疹の特徴
後遺症について 治療について
予防について 予防接種と接種費補助事業について

帯状疱疹とは

帯状疱疹とは、子どものころにかかった水ぼうそう(水痘)の原因となった「水痘・帯状疱疹ウイルス」が引き起こす病気です。このウイルスの保有者であればだれでも帯状疱疹になる可能性があります。

子どものころの水ぼうそうが治った後も、ウイルスは長年にわたって体内に潜伏します。ふだんは免疫力によってウイルスの活動が抑えられているため、発症することはありません。しかし、病後、疲労、ストレス、加齢などによって免疫力が低下することでウイルスは活動しはじめ、帯状疱疹の発症に至ります。

50歳を超えると発症率が高くなりますが、若年層の方も発症の可能性があります。

帯状疱疹の特徴

体の左右どちらかの神経に沿って、痛みを伴う発疹と水ぶくれが多数集まった帯状の皮膚症状が生じます。症状の多くは上半身に現れ、顔面、特に目の周りに現れることもあります。

通常、皮膚症状に先行して痛みが生じはじめ、その後皮膚症状が現れると、ピリピリとさすような痛みになります。痛みは個人差がありますが、強い痛みとなる場合もあります。

後遺症について

帯状疱疹の発症する部位によって、様々な後遺症が残る場合があります。後遺症としてよく知られているものに、帯状疱疹後神経痛があります。帯状疱疹後神経痛とは、皮膚症状が治まった後も長期間にわたって続く痛みのことです。また、帯状疱疹が現れる部位によって、角膜炎、顔面神経麻痺、難聴等が引き起こされることがあります。

治療について

帯状疱疹の発疹や治療はできるだけ早期に開始することが大切です。

発症早期に治療を開始するほど高い効果が期待できます。治療を受けないまま放置すると、高熱等の全身症状や上記の後遺症が現れる場合があります。

治療では、水痘・帯状疱疹ウイルスの増殖を抑える「抗ウイルス薬」と、痛みや炎症の程度に応じて、「鎮痛剤」等が投与されることが一般的です。皮膚症状によっては「ぬり薬」が処方されることもあります。

体の片側にズキズキ、ピリピリした痛みを感じたり、その部位に発疹が現れたりするようであれば、早めに医療機関を受診してください。

予防について

日ごろの体調管理

帯状疱疹の予防には、日ごろの体調管理が重要です。

バランスのとれた食事、十分な睡眠、適度な運動等、免疫力が低下しないようにすることが大切です。

予防接種と接種費補助事業について

帯状疱疹ワクチンは、現状、予防接種法に基づき公費負担される定期接種ではありません。ワクチン接種にあたっては、「かかりつけ医」などによくご相談ください。

現在、生ワクチン「ビケン」と不活化ワクチン「シングリックス」の2種類があります。帯状疱疹ワクチンの取り扱いの有無や受診方法、接種費用等については、各医療機関に直接お問い合わせください。

ワクチンの種類

  乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」 乾燥組換え帯状疱疹ワクチン「シングリックス筋注用」
接種対象者 50歳以上の者

50歳以上の者または

帯状疱疹に罹患するリスクが高いと

考えられる18歳以上の者(※注1)

予防効果

(※注2)

接種後1年62.0%

接種後7年52.8%

接種後1年97.7%

接種後10年73.2%

持続期間

(※注2)

接種から7年程度 接種から10年程度

副反応

(※注3)

【局所反応(注射部位)】

発赤44.0%、そう痒感27.4%、

熱感18.5%、腫脹17.0%、

疼痛14.7%、硬結13.5

【全身反応】

発疹、倦怠感(1~5%未満)等

【局所反応(注射部位)】

疼痛79.1%、発赤37.4%、腫脹24.2%等

【全身反応】

筋肉痛36.9%、疲労34.6%、頭痛28.3%、

悪寒21.4%、発熱16.7%、胃腸症状12.0%等

接種回数 1回 2回
接種料金 1回8,000円程度 1回20,000円以上、2回では40,000円以上


(※注1)令和5年6月から接種対象者が拡大しました。「帯状疱疹に罹患するリスクが高いと考えられる」者とは、疾病または治療により免疫不全である者、免疫機能が低下した者、免疫機能が低下する可能性がある者又は医師が接種を必要と認めた者とされています。(「シングリックス筋注用」添付文書から引用)

(※注2)各ワクチンの予防効果及び持続期間は、厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会ワクチン評価に関する小委員会の資料(第4回、第21回)を基に記載していますが、各報告における条件や背景因子等が異なるため、有効性の数値を単純に報告間で比較することは適当でないとされています。

(※注3)乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」及び「シングリックス筋注用」添付文書から抜粋。

帯状疱疹ワクチン接種費補助事業について

帯状疱疹ワクチンは、保険適用はなく、任意接種に位置づけられているため、接種料金は全額自己負担となります。

令和6年7月ころより帯状疱疹ワクチンの任意接種への補助開始に向けて、現在調整中です。

  • 期間:令和6年7月以降~令和7年3月31日
  • 対象者:満50歳以上の芦屋市民
  • 補助内容:1人あたり、ワクチンの種類問わず1回限り、4,000円の補助

令和6年4月から6月までの接種についても、償還払いできるよう調整しています。

  • 帯状疱疹ワクチンを接種されたかたは、領収書(接種内容の記載がない場合、明細書も必要)の原本、接種済みの予診票または予防接種済証等の接種したことが分かるものを保管してください。
  • 詳細は決まり次第、お知らせいたします。

お問い合わせ

こども福祉部こども家庭室こども家庭・保健センター(健康増進・母子保健担当) 

電話番号:0797-31-1586

ファクス番号:0797-31-1018

お問い合わせフォーム(外部サイトへリンク)(別ウィンドウが開きます)

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