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更新日:2025年3月24日
帯状疱疹とは | 帯状疱疹の特徴 |
後遺症について | 治療について |
予防について | 予防接種について |
帯状疱疹は、過去に水痘にかかった時に体の中に潜伏した水痘帯状疱疹ウイルスが再活性化することにより、神経支配領域に沿って、典型的には体の左右どちらかに帯状に、時に痛みを伴う水疱が出現する病気です。合併症の一つに皮膚の症状が治った後にも痛みが残る「帯状疱疹後神経痛」があり、日常生活に支障をきたすこともあります。帯状疱疹は、70歳代で発症する方が最も多くなっています。
体の左右どちらかの神経に沿って、痛みを伴う発疹と水ぶくれが多数集まった帯状の皮膚症状が生じます。症状の多くは上半身に現れ、顔面、特に目の周りに現れることもあります。
通常、皮膚症状に先行して痛みが生じはじめ、その後皮膚症状が現れると、ピリピリとさすような痛みになります。痛みは個人差がありますが、強い痛みとなる場合もあります。
帯状疱疹の発症する部位によって、様々な後遺症が残る場合があります。後遺症としてよく知られているものに、帯状疱疹後神経痛があります。また、帯状疱疹が現れる部位によって、角膜炎、顔面神経麻痺、難聴等が引き起こされることがあります。
帯状疱疹の発疹や治療はできるだけ早期に開始することが大切です。
発症早期に治療を開始するほど高い効果が期待できます。治療を受けないまま放置すると、高熱等の全身症状や上記の後遺症が現れる場合があります。
治療では、水痘・帯状疱疹ウイルスの増殖を抑える「抗ウイルス薬」と、痛みや炎症の程度に応じて、「鎮痛剤」等が投与されることが一般的です。皮膚症状によっては「ぬり薬」が処方されることもあります。
体の片側にズキズキ、ピリピリした痛みを感じたり、その部位に発疹が現れたりするようであれば、早めに医療機関を受診してください。
帯状疱疹の予防には、日ごろの体調管理が重要です。
バランスのとれた食事、十分な睡眠、適度な運動等、免疫力が低下しないようにすることが大切です。
詳しくは下記ページをご確認ください。