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更新日:2025年7月17日

溺れている人を見つけた時、自分が溺れた時の対処法

潜水

海や川など、水辺に出かけることが多くなる季節。

水遊びは楽しい行事ですが、

その一方で多くの危険が潜んでいます。

今回は、水遊びをしているときに溺れてしまったり、

目の前で溺れている人を見つけた場合の対処法をお伝えします!

 

はじめに

プールでの訓練

溺れている人を見つけても、

むやみに飛び込んではいけません。

溺れている人を助けるために飛び込んだ人が、

一緒に溺れてしまうといった二次災害が少なからず発生しています。

溺れている人を救助するには、

1人で行うよりも複数人で協力し、

水中ではなく陸上から救助する方が安全で確実です。

救助者は、現場の状況を正確に把握し、

的確な判断ができるようにしましょう。

 

溺れている人を見つけたら

周りに助けを求めましょう

助け

溺れている人を見つけた時は、

見失わないように注意しながら、

大声で周りにいる人に助けを求めましょう。

 

 

119(消防)に通報し、救助を求めましょう

緊急車両

発生場所、時間、溺れている人数、服の特徴などを伝えてください。

この時も溺れている人を見失わないようにしましょう。

もしも溺れている人が沈んでしまった場合、

沈んだ場所を目撃したあなたの発言をもとに救助活動を行います。

 

 

身近なものを利用して救助を試みましょう

トラロープ

溺れている人に最も近い陸上から、

タオル、棒、ロープなど身近にあるものを差し出します。

つかまることができたら、陸の方へ引き寄せましょう。

泳いで近づいてしまうと、

溺れている人がパニックになって、

しがみついてきて一緒に溺れてしまう恐れがあります。

 

 

浮力があるものを投げ入れましょう

浮き輪

身の回りの浮力があるものを見つけましょう。

浮き輪、ライフジャケット、ペットボトル、クーラーボックスなど、

溺れている人の手を伸ばして届く範囲に投げ入れましょう。

ペットボトルは水や砂を少し入れると投げやすくなります。

この時、溺れている人に当たらないように注意してください。

 

自分が溺れてしまったら

不安を感じたらすぐに周囲に知らせましょう

助ける

海や川で遊んでいると、

足がつる、波にさらわれる、足が届かないところへ流される、

けがをする、誤って陸上から水面に落ちるなど、

いつ何が起こるかわかりません。

近くに人がいれば、すぐに異変を知らせてください。

ただし、溺れてしまった時にむやみに声を出すと、

口から空気が抜けて体が沈むため、

無理に声を出してはいけません。

 

 

パニックにならず、落ち着いて浮くものを探しましょう

ペットボトル

慌てずに落ち着いて、浮くもの(木、ペットボトル、発泡スチロールなど)や

つかめる場所が近くにないか探しましょう。

もしもペットボトルがあれば、

力を抜いて仰向けになり、お腹の上でペットボトルを持ちましょう。

 

 

無理に泳がず、浮いて待ちましょう

溺れる

浮くものやつかめる場所がなかった場合、

助けを求めて手を振ろうとして、体を垂直にしてはいけません。

人が空気を肺にためた状態で水に入ると、

体の98%は水没し、2%だけが水面に浮かびます。

体が垂直になると頭頂部のみが水面から出てしまうため、

力を抜いて仰向けになり、息を吸って肺を膨らませた状態で救助を待ちましょう。

 

溺れないためにできること

・天気が悪い、風が強い、波が高い、流れが速いときは、海や川に近づかない

・1人で海や川に行かない(大人と一緒に行く)

・準備運動を行い、疲れたら休憩をする

・ライフジャケットを着用する

・事前に浮き輪などの浮くものを準備する

 

最後に

自然を甘く見ると、

命に関わる事態になりかねません。

事前に安全対策を行い、

ルールとマナーを守って水遊びを楽しみましょう。

 

お問い合わせ

消防本部消防署第1・第2係

電話番号:0797-32-2345

ファクス番号:0797-32-0119

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