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更新日:2024年1月13日

【特集】山の遭難・事故をなくそう!「登山の事前準備5選 プラス1」

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芦屋市は六甲山の麓に位置しています。

芦屋市には登山口が多数存在していることと、アクセスの良さから多くの登山客が訪れて来ます。

登山の事前準備を怠らず、安全・快適に登山を楽しんで下さい!

登山の事前準備 5選

①登山ルートの確認

 事前に登山ルートの確認を行いましょう。休憩を含めた所要時間を計算し、登山経験に見合った登山ルートを選択しましょう。

ワンポイントアドバイス

  1.  コース名、ルート名、山小屋、岩や池の名称、道標,通報プレートなどを確認しましょう。
  2. 緊急時の避難場所、下山ルートなども考えておきましょう。

 道確認

②天気予報の確認

 気象状況は登山に大きな影響を与えます。特に雨や雪・気温などの情報は大事です。注意報や警報などが発令している時は登山を中止にする勇気を持ちましょう。

ワンポイントアドバイス

  1. 当日の気象状況はもちろんですが、前日までの気象状況も確認しましょう。雨の後は足元が非常に悪く危険な場合が多いです。
  2. 日没時間の確認も行いましょう。
  3. 冬場は凍結や積雪に注意しましょう。日の当たらない北斜面や陰になっているところは要注意です。

 

 天気フリー素材

③登山計画

 ルートと気象状況を確認し、登山計画を立てましょう。

単独での登山は危険が伴います。一人での登山は気ままに行動ができますが、万が一の事故が起きた際は生命の危機にさらされる確率が高まります。経験豊富なリーダーと一緒に登りましょう。

ワンポイントアドバイス

  1.  グループの中から経験、技術、判断力、体力の豊かな人をリーダーに選びましょう。
  2. リーダーはメンバーの体力、健康状態、登山経験をよく見て、無理のない計画を立てましょう。

登山計画フリー素材

④装備品の準備と点検

 登山の行程や目的にあった装備を持参しましょう。

過度な装備品も体力の消耗に繋がるので注意しましょう。

ワンポイントアドバイス

  1. 緊急時を想定した装備品(非常食,ライト,バッテリーなど)の準備も怠らないようにしましょう。
  2. 事前に点検を行い、正常に作動するのかを確認しましょう。

登山装備チェックリスト(印刷して使用してください)(PDF:310KB)

 

⑤登山当日

 リーダーは全員の健康状態を確実に把握し、計画の内容を徹底しましょう。また、登山者全員が事前に家族や勤務先へ登山計画を確実に伝えていることを確認しましょう。

ワンポイントアドバイス

  1. 服装は明るい色の上着を着用しましょう。
  2. みんなのために登山を中止にする勇気、引き返し下山する勇気を持ちましょう。

 登山服装フリー素材 

 プラス1 登山計画書の届出を忘れない!

遭難事故発生時の捜索・救助活動に支障が生じるため、山へ登るときは「登山届」に必要事項を記入の上、例示の届け出先に提出しましょう。

例)家庭、職場、学校、登山口の登山届ポスト、警察署、交番 等

下記のサイトから、「登山届」をダウンロードできます。

http://www.hyogo-c.ed.jp/~sports-bo/(兵庫県教育委員会)

もしもの時は・・・

 自分たちでは対処ができないと判断した時は、早めに119番通報をしましょう。

通報時にGPS機能により緯度経度が分かれば、対処が早く進みます。

むやみに動き回らない

怪我や遭難した時は闇雲に山中を歩き回ってはいけません。動き回らず冷静に無事に生還することを考えましょう。できるだけ体力の消耗を抑え救助を待ちましょう。

待つ

沢を下ってはならない

遭難したときは沢を下ってはいけません。沢を下れば崖や滝といった危険個所に行き着く可能性が大きいです。道に迷ったら沢を下るのではなく、上空の開けた場所やピーク(尾根)に登り、見通しの良い場所で救助を待ちましょう。 

上に

位置情報を伝える

スマートフォンなどで現在地の緯度経度を確認しましょう。

正確な位置が分からなくても、おおよその現在地を割り出せることができます。

(入山・通過・休憩ポイントの時間、目指していた場所、明かりの方向、鉄塔などの目標、道標、通報プレート、サイレンが聞こえた方角と音の大きさ など)

ワンポイントアドバイス

  1. 一人で対応するのではなく、みんなで協力して危機から脱出しましょう。
  2. 他の登山グループに助けを求めることも選択肢に入れましょう。

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兵庫県消防防災航空隊からのお願い。

ヘリでの活動中はダウンウォッシュと呼ばれる 強烈な風が発生するため、物品の飛散、砂塵の巻き上げや落石が誘発されることがあり大変危険です。

  1. ヘリが救助活動を行っている場合は出来るだけその場から離れて下さい。
  2. 救助要請をされた人以外の方はむやみにヘリに向かって手を振ったりしないで下さい。

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お問い合わせ

消防本部消防署

電話番号:0797-32-2345

ファクス番号:0797-32-0119

お問い合わせフォーム(外部サイトへリンク)(別ウィンドウが開きます)

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