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更新日:2023年7月14日
夏は海や川など、アウトドアでのレジャーを楽しむ機会が増える季節です。
芦屋市には2級河川に該当する芦屋川があったり、海辺ではカヌーなどのマリンスポーツが盛んに行われています。
水辺の遊びには楽しみがある反面、危険も潜んでいます。
危険を認識し、計画立てて楽しみましょう!!
消防では海や川だけでなく町の中で発生した水の事故に出動し、毎年事故が絶えません。
全国の消防では水の事故による出動が年間約2、800件あり、対応しています。
海や河川では自然環境と深くかかわりがあり、自然環境の特性を理解し水難事故につながりやすい危険を事前に知っておくことが重要です。
池や河川,用水路では,水遊びやバーベキュー,降雨時の見回りなど必ずしも水に入ることを目的としないことも多く,気持ちが油断していることが考えられます。無謀な行動や、危険な悪ふざけが水難事故につながることも少なくありません。
また、水難事故は交通事故などの他の救助事案と比べて子供が関係することが多いのも特徴の1つです。
海水浴場以外の海や川は、急に水深が深くなったり、水の流れが複雑で危険です。管理されておらず、監視員などがいないため万が一事故が発生しても救助まで時間が掛かる可能性があります。
管理された海水浴場を利用しましょう。
潮芦屋ビーチは遊泳禁止です。
体調が悪い時や、睡眠不足の時はアウトドアやレジャーなどの遊びは控えるようにしましょう。
また、マリンスポーツを行なうときは十分なウォーミングアップを行ない、ケガや事故を防ぎましょう。
飲酒後は判断力や、運動機能が低下しています。大変危険ですので、飲酒後の遊泳は絶対にやめましょう。
事前に天気を確認し、波や風により海が荒れることが予想される場合は遊泳などの遊びは中止しましょう。
また、河川では雨が降ったことにより急な増水がおこり、流されたり、中州に取り残されたりすることもあります。山間部の天気にも注意が必要です。
継続的に気象情報を確認し、雲の流れに注意し天候の急変に警戒しましょう。
子供は好奇心が旺盛なあまり、危険ラインを無意識に超えてしまうこともあります。
目を離さないことが大切です。目を離していなくても、急に波にさらわれたり流されたりすることも考えられるため、ライフジャケットを着用させることも事故を防ぐ方法の一つです。
子供は水深10cmあれば溺れてしまうと言われています。
家族などに行先や行動予定を伝えてから出かけましょう。万が一の事故に備えて、単独行動は避けましょう。
服装は赤や黄色などの目立つ色や、マリンスポーツに適したウェアを身に着けことをおすすめします。
水辺は海藻や苔、土、泥など滑りやすくなっています。
ケガをしてその場に1人で取り残されることも考えられます。
水面だけでなく、足元にも注意が必要です。
1)ライフジャケット
ライフジャケットを着用していると、万が一川に流された場合でも、顔が水面に出て呼吸を確保できるた
め助かる可能性が高くなります。ライフジャケットは子どもだけでなく、大人でも同様です。
ライフジャケットを選ぶ際は、カラフルで目立つ色のものにすることをおすすめします。
2)水辺に適した靴
水辺で遊ぶ時は、靴選びがとても重要です。
ビーチサンダルは脱げやすく木片などが貫通して怪我をするなどの危険性がありま
す。水遊び用の靴を履くのが良いでしょう。
3)ラッシュガード
水を吸って重たくなるジーンズやGジャンなどのデニム素材の服は避け,水濡れに強い素材のラッシュガードを選びましょう。
4)帽子
転倒した際に頭を守るという意味でも、熱中症を防ぐ意味でも帽子は必要不可欠です。
つばの広いものや後ろに日よけのついた帽子がおすすめです。
5)救命ロープ・ホイッスル
万が一事故が発生した際に速やかに救助をしたり、助けを呼んだりするため用意しておきましょう。
【海の場合】
118番(海上保安庁)
119番(管轄消防)
【川などの淡水事故の場合】
119番(管轄消防)
110番(警察)
水辺での事故から市民の方たちを救うため、令和3年4月1日に潜水隊を発足しました。
日々の業務を下記のリンク先で掲載しています。
芦屋市消防署潜水隊~助けを求める命のために、人命救助の任務を最大限に全うする~
もし、川や海などで落水した場合の対応を下記のリンクに記載しています。
一度ご確認してください!!(後日掲載予定)