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更新日:2025年8月16日

水害から身を守るために

アンダーパス

水資源に恵まれた日本ですが、

同時に水害のリスクの高い国でもあります。

大雨や台風など多量の降雨によって発生する氾濫や、

地震によって発生する津波など、

水害にも様々な種類があります。

今回は、水害の種類や被害についてご紹介します!

 

水害の種類と原因を知ろう!

水害が発生すると、

わたしたちの暮らしや生命に大きな影響を与えます。

また、気候変動の影響により、水害の発生頻度と規模が拡大しています。

何が原因で、どのような水害が発生するのか見ていきましょう。

 

氾濫

氾濫

主に豪雨によって引き起こされる氾濫ですが、

大きく分けると「内水氾濫」と「外水氾濫」があります。

大雨が降った際に、市街地などの排水機能が雨水を処理しきれなくなり、

地上に水が溜まってしまう災害を「内水氾濫」と呼びます。

大雨が降った際に、河川の水位が上がり、

そのまま市街地にあふれ出る災害を「外水氾濫」と呼びます。

どちらも家屋や農地の損壊、交通網の寸断、人的被害等が考えられます。

大雨によって発表される気象情報と対応する行動については、

以下の表を参考にしてください。

大雨

                                     (気象庁ホームページより)

 

 

波浪

高潮2

台風や低気圧が接近すると、

波浪注意報や波浪警報という言葉を耳にすることがあると思います。

風によって海面で発生する波のことを波浪と呼び、

高い波にさらわれたり、浸水被害が発生する危険性があります。

もし波浪注意報が発表されたら、

釣りや海水浴を控えて、海に近づかないことが鉄則です。

 

 

高潮

高潮

                                            (気象庁ホームページより)

台風や低気圧が接近することで、

波が高くなり海面の水位が上昇することを高潮と呼びます。

波浪は「波」ですが、高潮は海の水位が全体的に上昇する現象で、

浸水被害や人的被害の危険性があります。

平成30年9月に近畿地方をおそった台風21号は、

芦屋市の沿岸部においても高潮による浸水被害が発生しました。

 

 

津波

津波

主に地震や火山の噴火によって発生する大きな波を津波と呼びます。

今後30年以内に70%~80%の確率で

発生するといわれている南海トラフ地震は、

芦屋市に1m以上の津波が到達するまでに111分とされており、

津波の高さは最大で3.7mに達すると想定されています。

 

 

水害によって発生する被害

水害によって発生する被害は多岐にわたり、

人的、物的、経済的、社会的に大きな影響を及ぼします。

その中でも、具体的な被害のケースをご紹介します。

 

運転時の被害

運転中

アンダーパス(鉄道等の下を交差して通る道)や川沿いを車で走行する際は、

急な道路の冠水や川の増水、氾濫が考えられます。

もし冠水した道を車で走行してしまうと、

車内に水が浸水したり、車体が浮き上がるリスクが高まります。

最悪の場合、エンジンに水が入り込んで停止し、

冠水した路上で立ち往生する事態になりかねません。

安全に走行できる水深は約10㎝までとされていますが、

車内からは水深が分かりにくいため、

冠水した道の走行は避けましょう。

 

 

住宅への浸水被害

浸水

建物への浸水が発生してしまうと、

家具や家電が水没し、床や壁などの建物そのものにも被害が及ぶため、

生活することが困難になります。

マンションの上層階に暮らされている方は安全だろうと思うかもしれませんが、

地階や1階が浸水してしまうと、

配電設備等の故障による「停電」、「断水」のリスクがあります。

浸水の被害を軽減するためには、

土のうの準備や、住宅周辺の側溝を掃除をしておくことで、

被害を最小限に留めることができます。

 

 

事前の対策

避難計画

水害から身を守るためには、

事前の備えと水害発生時の適切な行動が重要です。

日頃から気象情報に注意し、避難場所や避難経路を確認しておきましょう。

また、家の周りの整備や、非常食等の準備を行いましょう。

詳しくは下記のリンクから、芦屋市の防災情報マップをご確認ください。

 

 


お問い合わせ

消防本部消防署第1・第2係

電話番号:0797-32-2345

ファクス番号:0797-32-0119

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