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更新日:2023年8月3日
定期的にごみ袋の中身を調査していますが、現時点では分別できているのは言い難い状態です。一人ひとりにごみの分別を意識いただき、ごみの分別を推進し燃やすごみを減量するために、指定ごみ袋を導入いたします。
芦屋市の家庭ごみステーションに、ごみ出しされた袋の中身の一部です。
ごみ袋の中に、家電製品や金属、ビン、カン、ペットボトル等の資源物も多く含まれており、
分別できているとは言い難い状況です。
芦屋市が集め燃やしたごみは、六甲アイランド沖に埋め立てています。近畿の自治体はこの海に埋め立てることでごみ処理をしています。なお、画像で見える島が、ごみを埋め立ててできた島です。
このように、ごみは自然を使って処理しており、分別ができていない金属、ビン、缶はそのまま埋め立てられることになります。芦屋市は一人当たりの埋め立てる灰の量が県下でも多い自治体です。また、埋め立てにも基準が設けられており、基準を超えると埋め立てができなくなり、結果としてごみを燃やせなくなり市民の方のごみを収集できなくなる可能性があります。
分別ができていないと灰の埋め立て停止以外にも、様々な影響があります。
排出基準への影響
ごみを燃やした際に煙突から出る排出ガスも様々規制があります。本市では、以前水銀濃度が排出基準を超え焼却停止になりました。水銀処理のため1億円以上の税金もかかっています。
危険ごみによる安定処理継続への影響
現在も中身の入ったままのスプレー缶をごみ出しされる方がおられます。また燃やすごみに混ぜてごみ出しされる方もおられ、ごみを圧縮しながら収集するパッカー車の中で他のごみと混ざり発火したこともあります。
また、燃やさないごみの処理の中で爆発する可能性もあります。他市の施設では、大規模な火災の発生もあります。施設が火災にあった場合、ごみ処理が不可能となり、結果として市民の方のごみを収集できなくなる可能性があります。
他にもその他燃やさないごみの袋の中に、包丁等が裸で入っていることがあります。それらは、収集する職員、処理をする現場の作業員が大怪我をする可能性もあります。
上記のとおり芦屋市では分別ができているとは言い難い状況です。そのため
①燃やすごみの分別を推進することでごみの減量を実現し、未来に自然環境を残すため、『燃やすごみ』を指定ごみ袋の対象とします。
②危険なごみを意識していただくことで、安定したごみ処理の運営を継続していくため、『その他燃やさないごみ』を指定ごみ袋の対象とします。
ご理解のうえ、指定ごみ袋を使用しごみの分別を意識いただきますようお願いいたします。