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更新日:2024年1月13日

【特集】お餅による窒息事故にご注意ください

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冬の味覚のひとつ、お餅。

そのまま焼いてはもちろん、お雑煮やおしることして冬の味覚を楽しまれる方も多いのではないでしょうか?

しかし、お餅は食べ方を誤ると重大な事故を引き起こす可能性があります。

ここではお餅による窒息の危険性について特集します。

お餅の危険性

もち

餅による事故が減らない。

 「不慮の事故」による死因のうち、食べ物が原因となった窒息事故として、65歳以上の方が年間3,500人以上、亡くなっています。消費者庁の分析の結果、下記のことが分かりました。

  1. 餅による窒息死亡事故の約40%が,お餅を食べる機会の多い1月に発生。
  2. 特に正月の三が日が多い。
  3. 男性の死亡者数は女性の2.6倍多い。

90

高齢者だけではない窒息のリスク

高齢になると身体に下記のような変化が生じ、窒息のリスクが高まります。

(小さな子どもや、噛む機能、飲み込む機能にハンディキャップがある方も注意が必要です)

  1. 歯の機能が衰え、噛む力も弱くなる。
  2. 唾液の量が少なくなる。
  3. 飲み込む力が弱くなる。
  4. 咳などで押し返す力が弱くなる。

老人

餅を食べる時の注意点と対策!

冬場に食べるお雑煮などの餅は、久しぶりに食べる場合が多く、習慣的に食べ慣れていないため注意が必要です。下記の点に注意して、お餅による窒息事故を未然に防止しましょう!

  1. 小さく切って、食べやすい大きさにする。
  2. お茶や汁物などを飲み、のどを潤してから食べる。(ただし、よく噛まないうちに流し込みのは危険!)
  3. 一口の量は無理なく食べられる量にする。
  4. ゆっくりとよく噛んでから飲み込む
  5. 高齢者や小さな子供、ハンディキャップをもつ方がお餅を食べる際は、周りの方も食事の様子に注意を払い見守る。 

小さくカット

まとめ

家庭内の身近なところにも危険が潜んでいます。

「お餅のリスク」や「高齢者の身体的な変化」などを理解し、日常に潜む事故を未然に防ぎましょう!

それでは、よいお年をお迎えください♪

お問い合わせ

消防本部消防署

電話番号:0797-32-2345

ファクス番号:0797-32-0119

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