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更新日:2024年8月22日
芦屋市宮川町にある文化施設です。
「富田砕花の門弟」と称した竹村英郎は、詩の投稿や雑誌「珠母」を発行しました。砕花は彼の非凡な才覚を知り、その将来に期待していましたが、昭和11年に、竹村は夭逝。砕花はその死を悼み、竹村の詩業を、雑誌「六甲」に寄稿しました。今回は、竹村英郎に関係する資料を展示します。
展示期間:令和6年9月29日(日曜日)まで
ご自宅からでも富田砕花旧居をお楽しみいただけるよう、富田砕旧居の母屋や展示棟を高画質の画像で撮影し、3D映像で公開しています。
まるで富田砕花旧居の中にいるように、自宅にいながら旧居を鑑賞することができます。
3D映像は以下のかたにご協力いただき、撮影しています。
事業協力 尼崎信用金庫
撮影・機材提供・監修 有限会社花田設計事務所
撮影協力・作成・編集 甲南高等学校 竹内一翔さん・梅若利成さん
県立芦屋高等学校 榎尾彩香さん・西野琴音さん
クラーク記念国際高等学校 中西達也さん
操作方法については、以下の動画をご参照ください。
なお、以下の説明動画は撮影協力いただいた、甲南高校の竹内一翔さん・梅若利成さんに作成いただいています。
3D映像は、下の画像からご覧いただけます。
富田砕花旧居のパンフレットを刊行しました。「兵庫県文化の父」と称される詩人・富田砕花旧居の詩と歌や、旧居の魅力が詰まった内容です。下記の場所にて無料で配布しますので、ご覧いただくとともに、是非、富田砕花旧居へ足をお運びください。
配布場所:国際文化推進課、富田砕花旧居
富田砕花は植物への愛情が深く、自宅の庭の草木や花を題材とした歌も多く残しています。また、四季折々さまざまな草花が育つ富田砕花旧居の庭は、施設の大きな魅力でもあります。4月下旬から5月上旬の緑が映える庭を、是非ともご堪能ください。
開催期間:2024年4月13日(土曜日)から4月17日(水曜日)
2024年5月8日(水曜日)から5月12日(日曜日)
【プロフィール】
生年月日:明治23年11月15日
出身地:岩手県盛岡市
本名:戒治郎(かいじろう)
没年月日:昭和59年10月17日
【略歴】
明治41年に、与謝野鉄幹・晶子主催の新詩社『明星』にて筆名「砕花」で短歌を発表、大正4年には最初の詩集『末日頌』を出版する。その後は、民衆の生活や心を日常的な口語で表現する民衆詩派の詩人として著名になり、ウォルト・ホイットマンなどの詩の翻訳を通じて大正デモクラシー期の日本に欧米の民主主義の思想を紹介しました。戦後も、全国各地を旅し、多くの詩を残しています。中でも兵庫県下では、長編詩『兵庫讃歌』をはじめ、50余編にのぼる校歌や市町歌の作詞など、旺盛な詩作活動を行なったことから「兵庫県文化の父」とも称されています。
富田砕花旧居は、富田砕花が昭和14年5月から、昭和59年10月17日に93歳で亡くなるまで暮らした場所です。また、昭和9年から11年には、谷崎潤一郎が三番目の妻、松子夫人とともに隠れ住んだ場所でもあります。
芦屋市では、富田砕花のご遺族から旧居とともに、砕花の蔵書・研究資料などを譲り受け、昭和62年より「富田砕花旧居」として一般公開するとともに、貴重な遺品や原稿などを展示しています。ここを訪れる方々が、建物のたたずまいや展示資料から、富田砕花の心を感じ取っていただければ幸いです。
所在地:芦屋市宮川町4番12号
開館日:水曜日及び日曜日(ただし、8月13日~19日、12月29日~1月3日を除く)
ただし、台風等、天候の影響により急遽休館する場合もあります。
開館時間:午前10時~午後4時(入館は3時まで)
入館料:無料
アクセス:阪神芦屋駅より東へ徒歩15分、阪神打出駅より西へ徒歩10分、JR芦屋駅より南へ徒歩15分
平成30年3月1日より、公衆無線LAN「Ashiya Free Wi-Fi」をご利用いただけます。
ご利用の際は、必ず利用規約をご確認ください。