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更新日:2023年4月6日

クロマツ橋及びツツジ橋の老朽化に伴う撤去について

クロマツ橋及びツツジ橋について

クロマツ橋及びツツジ橋は、昭和36年に現在の市役所の敷地にあった精道幼稚園の園児の通園路・小学生の通学路として、国道43号の横断の安全性を向上させるために架設され、現在架設から62年が経過しています。
また、平成29年度に実施した橋梁定期点検では、健全性Ⅲ※1と診断されています。

※1橋梁の健全性を診断するための判定区分
健全性Ⅰ:健全
構造物の機能に支障が生じていない状態
健全性Ⅱ:予防保全段階
構造物の機能に支障が生じていないが、予防保全の観点から措置を講じることが望ましい状態
健全性Ⅲ:早期措置段階
構造物の機能に支障が生じる可能性があり、早期に措置を講ずべき状態
健全性Ⅳ:緊急措置段階
構造物の機能に支障が生じている、又は生じる可能性が著しく高く緊急に措置を講ずべき状態(即通行止め)

 

クロマツ写真ツツジ写真

写真1(左:クロマツ橋、右:ツツジ橋)

 

撤去・廃止に至った経緯

平成29年度の橋梁定期点検の結果では、コンクリートのひび割れ・剥離、鉄筋露出等、著しい損傷が見られました。
対策検討のため、クロマツ橋の詳細調査を実施したところ、桁のずれや鉄筋の腐食等が確認されました。(図1)
さらに、桁がずれることを防止するためのアンカーが損傷しており、構造上の問題から補修を実施することは困難であり、対策を実施するためには架替えを行なうしかないことが判明しました。

 

損傷

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


図1 損傷状況



そこで、クロマツ橋の一部は芦屋川内に設置されていることから、架替えを検討するにあたって、河川管理者と協議した結果、芦屋川の河川断面を阻害することから、現在の位置に新しい橋を架設することは困難となりました。
なお、ツツジ橋はクロマツ橋と架設時期及び橋梁構造が同じであり、劣化状況においても似ていることから、今後クロマツ橋と同様に、構造上の問題が生じる可能性があります。

そのため、以下の項目を考慮し、対策方針を決定しました。

1.精道幼稚園は移転しており、現在は通学路及び通園路として使用されていない。

2.国道43号を安全に横断するために架設されたが、エレベーター付の横断歩道橋が設置される等、架設当時
より国道43号横断の安全性が向上している。

3.構造上の問題から補修することはできない。

4.架替えをした場合、河川断面を阻害してしまう。

以上のことから、クロマツ橋とツツジ橋は撤去・廃止とする方針としました。

今後のスケジュール

クロマツ橋とツツジ橋の撤去工事は現在設計を実施しているため、工事の具体的な時期等については、適宜ホームページに掲載させていただきます。

お問い合わせ

都市政策部都市基盤室基盤整備課工事係

電話番号:0797-38-2116

ファクス番号:0797-38-2163

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