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更新日:2014年12月5日

芦屋市市民アンケート調査の結果

芦屋市市民アンケート調査の結果を報告します。

平成13年度にスタートしました第3次芦屋市総合計画が8年目を迎えている中で、市民生活やまちづくりのさまざまな課題に対する現在の市民の皆さんの意識や関心等をお聞きするために行なったアンケートの調査結果がまとまりましたので、その概要をお知らせします。

この結果は、平成23年度からの新しい総合計画「第4次総合計画」の策定作業の中で参考にしていきます。

  1. アンケートの実施概要
  2. アンケート結果

1 アンケートの実施概要

(1)調査対象

  • 芦屋市民(芦屋市全域を対象)

(2)調査方法

  • 市内在住の20歳以上の市民より3,000人を対象に、郵送による方法で調査を行ないました。
  • 外国人市民はこの調査と同時期に「芦屋市在住外国人の意識調査」を行なっていますので、今回の調査では含んでいません。

(3)調査期間

  • 調査票の発送:平成20年10月7日(火曜日)
  • 回答締め切り:平成20年10月24日(金曜日)

(4)回収状況

  • 1,811票(回収率 60.7%)
  • 過去の総合計画時の調査よりも高率を示しています。
    • 昭和43年(第1次総合計画策定時調査) 57.5%(対象2,969件)
    • 昭和59年(第2次総合計画策定時調査) 47.4%(対象1,500件)
    • 平成7年(震災復興計画策定時調査) 52.1%(対象2,000件)
    • 平成11年(第3次総合計画策定時調査) 60.0%(対象3,600件)
    • 平成16年(第3次総合計画後期計画策定時調査) 60.6%(対象2,000件)

回収状況の表

実質配布数=抽出者数から不着により未配達となったものを除いた数

(5)設問項目

  • 地域の住み心地について
  • 地域のできごとへの関心や隣近所とのつきあいについて
  • 芦屋市政へのお考えについて
  • 回答者属性(居住地、居住年数、世帯構成、年齢、性別、職業)

(6)回答者属性

  • アンケートの結果が芦屋市民全体の縮図となるためには、回答者の居住地区・性別・年齢階層等の構成比が住民基本台帳登録者の構成比に近似することが必要です。
  • 特に近年のアンケートでは、若年層の回答率が低く高齢者の回答率が高い、という傾向になっており、住民基本台帳登録者の構成比にもとづき対象者を抽出しアンケートを行なうと、結果として、年齢階層別の乖離が見られるといった問題が生じています。
  • そのため、今回の市民アンケートでは、回答者の居住地区・性別・年齢階層等の構成比を住民基本台帳登録者の構成比に近づけるため、平成16年度調査における市民アンケートの年齢階層別の回答率をもとに、若年層への重みづけを行ない、対象者を抽出しています。

1. 居住地区

朝日ヶ丘小学校区の回収率が低かったため、芦屋市全体の割合と比較すると、朝日ヶ丘小学校区の割合が少なくなっています。

居住地区の表

2. 性別

芦屋市全体の割合と比較すると、女性からの回答が多くなっています。

性別割合のグラフ・表

3. 年齢

芦屋市全体の割合と比較すると、20歳代からの回答率が低く、40歳代からの回答率が高くなっています。

年齢割合のグラフ・表

4. 芦屋市での居住年数

居住年数の割合グラフ・表

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2 アンケート結果

アンケート結果の概要

(1)地域の住み心地について

  • 「住みよいと感じている人」は9割近くを占める。
  • 市全体では「自然」、「景観」に対する評価が高く、「安全」、「安心」については評価が低くなっている。
  • 約8割が定住意識を持っている。
  • 住み続けたい理由は「交通が便利」「豊かな自然に恵まれている」が多くなっている。
  • 移転したい理由は「買い物や医療など日常生活に不便である」「物価や住居費の負担が大きい」「交通が不便」が多い。

(2)地域のできごとへの関心や隣近所とのつきあいについて

  • 市内及び地域のできごとや動きに対する関心は高い。
  • 隣近所とは「あいさつをする程度のつきあい」が多いが、年齢や居住年数による差がある。
  • 5割を超える人が地域活動に参加意識を持っている。
  • 参加したことのある地域活動テーマは「まつりなどの交流行事」、「公園や道路の清掃活動」、「スポーツ・リクリエーション」が多い。
  • 地域活動について参加を希望するテーマは年齢や居住地区によって異なる。
  • 地域活動に参加したくない理由は「時間的にゆとりがない」が最も多い。

(3)芦屋市政へのお考えについて

  • 7割を超える人が市政に関心を持っている。
  • 市政への意見の反映方法はアンケート調査が多い。
  • 第3次芦屋市総合計画に基づく取り組みは、5割以上の人が「保健・医療・福祉」に力を入れて欲しいと期待している。

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(1)地域の住み心地について

1. 住みよさ・定住意識

  • 地域の住みよさでは、「どちらかといえば住みよい」が50.4%、「かなり住みよい」が38.3%となっており、合わせて88.7%の人が住みよいと感じています。(平成16年度調査は88.2%)
  • 今の住まいに住み続けたいかでは、「当分住み続けたい」が43.0%、「永住したい」が40.7%となっており、合わせて83.7%の人は定住意識を持っています。(平成16年度調査は79.6%)
  • 平成16年度調査と比較すると、住みよさ・定住意識のいずれも上回っています。

円グラフ「地域の住みよさ」「定住意識」

2. 地域の生活環境

  • 地域の生活環境では、「緑などの自然の豊かさ」、「まち並み等の景観の美しさ」など、「住環境」に関する評価が高くなっています。
  • 一方、「夜道の明るさなどの安全性」、「休日や夜間の急病時の安心さ」など、「安全・安心」に関する評価が低くなっています。

表「かなり良い・やや良い」、「かなり悪い・やや悪い」の回答が多かった項目

3. 住み続けたい理由・移転したい理由

  • 住み続けたい理由では、「交通が便利」が46.6%と最も多く、「豊かな自然環境に恵まれている」が40.2%、「地域イメージが良い」が32.9%となっています。
  • 一方、移転したい理由では、「買い物や医療など日常生活に不便」が31.4%と最も多く、「物価や住居費の負担が大きい」が30.9%、「交通が不便」が29.3%となっています。
  • 交通の利便性や住宅環境の項目では、居住地区ごとの評価が分かれています。
    特に「交通が便利」については、「続けたい理由」で選んだ人の割合が、精道では62.8%、潮芦屋では1.9%、また「移転したい理由」で選んだ人の割合が、精道では13.3%、潮芦屋では100.0%と最も大きな格差となっています。
  • 平成16年度調査で3位であった「買い物や医療など日常生活に不便」が今回の調査では1位になっており、居住地別で見ると、潮芦屋、潮見、朝日ヶ丘地区が高くなっています。

表「住み続けたい理由」、「移転したい理由」で回答が多かった項目(参考)平成16年度調査

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(2)地域のできごとへの関心や隣近所とのつきあいについて

1. 地域のできごとへの関心

  • 地域のできごとや動きでは、「ある程度関心がある」が62.8%と最も多く、次いで「あまり関心がない」が20.6%となっており、「かなり関心がある」と「ある程度関心がある」を合わせて70%を超える人が地域のできごとへの関心を持っています。
  • 平成16年度調査と比較すると、「関心がある人」は、70.9%から74.4%へと増加しています。また、「あまり関心がない」と「まったく関心がない」を合わせた「関心のない人」は24.0%から22.8%へと減少しています。

円グラフ「地域のできごとへの関心」「(参考)平成16年度調査」

2. 地域活動への参加意識

  • 地域活動への参加意識では、「これまで参加したことがなく、今後も参加したくない」が34.5%と最も多く、次いで「これまで参加したことはないが、今後は参加したい」が26.6%となっています。
  • 参加している、または参加意識がある人は「現在参加しており、今後も参加したい」が13.5%、「以前参加したことがあり、今後も参加したい」が13.6%、「これまで参加したことはないが、今後は参加したい」が26.6%で、50%を超える人が地域活動への参加意識を持っています。
  • 平成16年度調査と比較すると、「参加意識のある人」は58.9%から53.7%へと減少しています。また、「現在参加しているが、今後は参加したくない」、「以前参加したことがあるが、今後は参加したくない」、「これまで参加したことはなく、今後も参加したくない」を合わせた「参加意識のない人」は、35.8%から44.2%へと増加しています。
  • 年齢別では、20~29歳は「参加意識のある人」が41.6%と80歳以上に次ぐ低さとなっています。また、「参加意識のない人」は55.5%と高くなっています。
  • 地域活動への参加意識の向上を図るための取組については、特に若年層への対応が課題となっています。

円グラフ「地域活動への参加意識」「(参考)平成16年度調査」

3. 参加したい地域活動のテーマ

  • 参加したい地域活動テーマでは、「スポーツ・レクリエーション活動」が30.1%と最も多く、次いで「まつりなどの交流行事」が28.1%、「公園や道路の清掃活動」が23.0%となっています。
  • また、平成16年度調査では33.2%と最も多かった「防犯活動」が、今回の調査では16.1%と低下しています。同様に、27.7%あった「防災活動」も、今回の調査では14.6%と低下しています。
  • 年齢別では、30~39歳で「子育て支援活動」が40.3%と、他の年代より参加意識がかなり高い結果となっています。また、年齢層が上がるごとに「公園や道路の清掃活動」への参加意識が高まっています。

棒グラフ「参加したい地域活動のテーマ」「(参考)平成16年度調査」

4. 地域活動に参加したくない理由

  • 地域活動に参加したくない理由では、「時間的にゆとりがない」が44.8%と最も多く、次いで「体力的にゆとりがない」が20.2%となっています。
  • 平成16年度調査と比較すると、「参加したくない理由」はほぼ同じ傾向となっています。
  • 年齢別に見ると、20~29歳、30~39歳、40~49歳で「時間的にゆとりがない」が6割以上と多く、80歳以上では「体力的にゆとりがない」が84.6%で最も多くなっています。
  • 性別でみると、男性では「地域の活動に関心がない」、「時間的にゆとりがない」が高く、女性では「体力的にゆとりがない」、「人間関係がわずらわしい」が高くなっています。

円グラフ「地域活動に参加したくない理由」「(参考)平成16年度調査」

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(3)芦屋市政へのお考えについて

1. 芦屋市政への関心

  • 芦屋市政への関心は、「ある程度関心がある」が58.2%と最も多く、次いで「あまり関心がない」が19.7%となっています。
  • 平成16年度調査と比較すると、「かなり関心がある」と「ある程度関心がある」を合わせた「関心のある人」は74.0%から72.1%と減少しています。また、「あまり関心がない」と「全く関心がない」を合わせた「関心のない人」は18.3%から21.8%と増加しています。
  • 年齢別では、「関心のある人」が20~29歳で54.3%、30~39歳で66.2%と低く、その他の年齢層は7割を超えています。

円グラフ「芦屋市政への関心」「(参考)平成16年度調査」

2. 芦屋市政への意見の反映

  • 芦屋市政への意見の反映では、「市が実施するアンケート調査で回答したい」が59.0%と最も多く、次いで「議員や専門家に任せる」が22.3%、「パブリックコメント(行政計画等を策定する過程での市民の意見募集)があれば意見等を述べたい」が15.7%となっています。
  • 平成16年度調査と比較すると、「市が実施するアンケート調査で回答したい」が最も多いのは変わりありませんが、「パブリックコメントがあれば意見を述べたい」が26.4%から15.7%に減少した一方で、「議員や専門家に任せる」が20.7%から22.3%へと増加しており、自ら回答する・参加する・意見を述べる項目が減少する結果となっています。
  • 年齢別にみると、70~79歳までのすべての年齢層で「市が実施するアンケート調査で回答したい」が5割を超えています。

棒グラフ「芦屋市政への意見の反映」「(参考)平成16年度調査」

  • 第3次芦屋市総合計画に基づく取り組みについて、現在までの取り組みへのご感想では「上・下水道などの整備」、「景観の美しいまちづくり」で「十分である」が2割を超えていますが、「地域特性を生かした産業の振興」、「保健・医療・福祉の連携」で「不十分である」が2割を超えています。
  • 今後の取り組みへの期待では「安全と防災の確保」、「保健・医療・福祉の連携」、「安全で快適な交通環境の整備」でもっと力を入れて欲しいが4割を超えています。

棒グラフ「現在までの取り組みへのご感想」「今後の取り組みへの期待」

市民アンケート調査結果報告書をPDFでダウンロードできます。(PDF:1,017KB)(別ウィンドウが開きます)

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企画部市長公室政策推進課 

電話番号:0797-38-2005

ファクス番号:0797-31-4841

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