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更新日:2023年5月9日
妊娠はするけれど、流産、死産や新生児死亡などを繰り返して結果的に子どもを持てない場合を、不育症と言います。
流産の多くは、偶然、胎児染色体異常を繰り返した偶発的流産ですが、2回目以上繰り返す場合、リスク因子がある場合があります。
不育症であっても、特殊な場合を除いて、正しい検査と治療をおこなうことで、多くの方が出産することができると言われています。
不育症についての検査及び治療(以下「治療等」という)を受けられたご夫婦に対し、経済的な負担を軽減するため、医療保険が適用されない費用の一部を助成します。
1)~5)すべてに該当するかた
1)芦屋市に住民票があり法律上婚姻している夫婦
2)令和3年4月1日以降の治療等を行なった期間の初日における妻の年齢が43歳未満
3)夫と妻の合算した前年(1月から5月の申請については前々年)の所得額400万円未満
4)2回以上の流産や死産、早期新生児死亡の既往があると医師に診断されていること
5)助成を受けようとする治療について、他の自治体が実施する不育症の治療等の助成を受けていないこと
(1)助成額:国内の不育症の治療等に要した医療保険適用外の医療費の2分の1(1円未満は切り捨て)
(2)助成回数:一年度中(4月1日~翌年3月31日)に1回
※年度内に複数回の治療等を実施した場合は年度内で1回にまとめて申請してください。
(3)助成対象となる検査と治療:医療保険を適用せずに実施した検査及び治療が対象となります。
一次 スクリーニンク゛ |
抗リン脂質 抗体 |
抗カルジオリピンβ₂グルコプロテインI(CL β₂GPI)複合体抗体 |
抗カルジオリピン(CL)IgG抗体 |
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抗カルジオリピン(CL)IgM抗体 |
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ループスアンチコアグラント |
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夫婦染色体検査 |
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選択的検査 |
抗リン脂質 抗体 |
抗PEIgG抗体(抗フォスファチジルエタノールアミン抗体) |
抗PEIgM抗体(抗フォスファチジルエタノールアミン抗体) |
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血栓性素因スクリーニング(凝固因子検査) |
第Ⅻ因子活性 |
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プロテインS活性もしくはプロテインS抗原 |
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プロテインC活性もしくはプロテインC抗原 |
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APTT(活性化部分トロンボプラスチン時間) |
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検査 |
絨毛染色体検査 |
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治療 |
低用量アスピリン療法 |
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ヘパリン療法(ヘパリン在宅自己注射療法を含む。) |
治療等を実施した同一年度内(3月31日まで)に必要書類を揃えて、申請を行ってください。
(1)~(6)を揃えてご提出ください。
ただし、(4)所得額の確認書類、(5)芦屋市住民であることをあることを証明する書類、及び(6)法律上の夫婦であることを証明する書類は、芦屋市で確認が可能なとき、提出を省略できる場合がありますので、事前に保健センターへお問い合わせください。
書類をご用意いただく際にかかった費用は自己負担となります。
(1)芦屋市不育症治療支援事業申請書
夫婦で各々のご印かんにて(スタンプ印は不可)押印をお願いします。
(2)芦屋市不育症治療支援事業受診等証明書
『医療機関用』のみ、または『医療機関用』と『薬局用』の両方をご提出ください。
(3)領収書の原本
上記(2)の治療年月日及び領収金額と一致するもの。明細書があれば、あわせてお持ちください。
◎確定申告等で返却が必要な場合は、原本確認後に窓口でコピーをとります。
(4)夫と妻それぞれの市町村民税にかかる証明書
市・県民税の税額通知書または確定申告書の控えなど
◎申請日が1月から5月までの転入の方は、前々年の1月1日に居住していた市町村、申請日が6月以降の
転入の方は、前年の1月1日に居住していた市町村での発行となります。
(5)住民票の写し
世帯全員及び続柄の記載があるもので発行日から3か月以内のもの
住民基本台帳を確認することに同意し、住民であることが確認できた場合は、書類の提出が省略可能です。
(6)戸籍謄本(戸籍全部事項証明書)
本籍地の市町村へ交付の申請をしてください。
住民票等で婚姻している夫婦であることが確認できた場合(夫及び妻が同一世帯で、夫または妻が世帯主の場合)は、書類の提出が省略可能です。
保健センター:芦屋市呉川町14番9号3階
電話番号:0797-31-1586ファクス番号:0797-31-1018
兵庫県では、不妊・不育症に悩む方のための不妊・不育専門相談を実施しています。
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