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更新日:2024年9月19日

令和5年度決算の概要

概要

一般会計歳入457億4,115万1千円
(前年度に比べ23億942万9千円、4.8%減少)
一般会計歳出436億6,586万5千円
(前年度に比べ19億2,505万5千円、4.2%減少)

令和5年度は、新型コロナウイルス感染症対策及び原油価格・物価高騰対策はもとより、「第
5次芦屋市総合計画」の基本構想における3つの視点である「人のつながり~時代に適い、多様
に紡がれるネットワーク」、「暮らしやすさ~地域に包まれ安らぎを感じる暮らし」及び「資源
~地域資源を生かし、空間を活用する、これまでとこれからの融合」を基本方針とし、本市が2
0年後、30年後も選ばれるまちであり続けるよう、持続可能なまちづくりを進める予算を編成
し、執行しました。

1.新型コロナウイルス感染症対策及び原油価格・物価高騰対策
保育所・小中学校等における感染症拡大防止対策を実施するとともに、引き続きワクチン接種
事業を実施しました。また、電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援給付金支給事業及び物価高
騰重点支援給付金支給事業を実施するほか、事業所等への支援事業を実施しました。

2.「人のつながり~時代に適い、多様に紡がれるネットワーク」
人と人のつながりを大切にし、市民や各方面で活動する団体と協力しながらまちづくりを進め
るよう、地域や大学と連携し打出の小道プロジェクトを進め、打出教育文化センター・図書館分
室・打出公園をリニューアルするとともに、多様な市民活動団体の支援を引き続き実施しました。

3.「暮らしやすさ~地域に包まれ安らぎを感じる暮らし」
あらゆる世代や様々な背景をもつ人が、お互いを尊重し、助け合いながら安心して暮らせるよ
う、子育て環境を充実させるため、新たにこども家庭・保健センターを設置し、子ども家庭支援
事業、医療的ケア児等コーディネーターの配置事業、放課後児童クラブ医療的ケア児保育支援事
業を実施しました。また、市民の安全を確保するため、高機能消防指令システムや消防車両を更
新しました。

4.「資源~地域資源を生かし、空間を活用する、これまでとこれからの融合」
これまで築いてきた本市の資源を大切にしつつ、新たな価値を加えるなど、時代の変化に対応
できるよう、新たに山手小学校・朝日ケ丘小学校の外装改修工事等を実施するとともに、引き続
き、無電柱化関連事業、橋梁長寿命化事業、JR芦屋駅南地区市街地再開発事業を実施しました。

5.各種財政指標
直近3か年の平均値で算出される実質公債費比率は、単年度数値は前年度に比べ減少(改善)
しましたが、算定外となる令和2年度と比べると増加しているため、数値は増加(悪化)しまし
た。将来負担比率は、償還額が借入額を超え、市債残高が減少したこと及び財政基金等の残高が
増加したことから数値は下降(改善)しました。また、財政の硬直度を示す経常収支比率につい
ては、歳入においては株式等譲渡所得割交付金や市税が前年度より増加した(数値を改善させる
要因)ものの、歳出においては、経常的な物件費や扶助費の一般財源が増加した(数値を悪化さ
せる要因)ことから、結果的に昨年度と同値となり、100%を下回る水準となりました。

以下、市の代表的な会計である一般会計を中心に、その特徴をお知らせします。

実施した主な事業

個別事業の詳細は決算概要(PDF:3,268KB)(別ウィンドウが開きます)を参照

  • 新型コロナウイルス感染症対策および物価高騰対策等

1)感染拡大防止対策

保育所・小中学校等における感染拡大防止対策

2)生活支援

電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援給付金支給事業の実施

物価高騰重点支援給付金支給事業の実施

生活困窮者自立支援機能強化事業の実施

子育て世帯生活支援特別給付金支給事業の実施

3)事業者への支援

介護保険サービス事業所等に対する物価高騰対策支援事業の実施

キャッシュレス決済ポイント還元事業の実施

4)ワクチン接種・その他

新型コロナウイルスワクチン接種事業の実施

省エネ家電買い替え促進事業の実施

市立学校に対する光熱費高騰対策支援事業の実施

  • 人のつながり~時代に適い、多様に紡がれるネットワーク

打出の小道プロジェクト(打出教育文化センター・図書館分室・打出公園改修工事)

  • 暮らしやすさ~地域に包まれ安らぎを感じる暮らし

こども家庭・保健センターの設置

子ども家庭支援事業、医療的ケア児等コーディネーターの配置事業

放課後児童クラブ医療的ケア児保育支援事業の実施

高機能消防指令システム及び消防車両の更新

  • 資源~地域資源を生かし、空間を活用する、これまでとこれからの融合

山手小学校・朝日ケ丘小学校の外装改修工事の実施

無電柱化関連事業、橋梁長寿命化事業、JR芦屋駅南地区市街地再開発事業の実施

令和5年度一般会計及び特別会計決算の概要

会計区分

歳入

(千円)

歳出

(千円)

歳入歳出差引

(千円)

翌年度へ

繰り越すべき

財源(千円)

実質収支

(千円)

一般会計

45,741,151

43,665,865

2,075,286

378,496

1,696,790

国民健康保険事業

9,770,975

9,595,240

175,735

0

175,735

公共用地取得費

642,306

610,746

31,560

57

31,503

都市再開発事業

674,463

521,435

153,028

98,985

54,043

駐車場事業

79,142

44,322

34,820

0

34,820

介護保険事業

9,698,276

9,642,361

55,915

0

55,915

後期高齢者医療事業

2,510,718

2,400,055

110,663

0

110,663

小計

23,375,880

22,814,159

561,721

99,042

462,679

打出・芦屋

97,494

60,548

36,946

0

36,946

三条・津知

1,341

1,256

85

0

85

小計

98,835

61,804

37,031

0

37,031

総計

69,215,866

66,541,828

2,674,038

477,538

2,196,500

一般会計の決算額は、歳入総額が457億4,115万1千円に対し、歳出総額が436億6,586万5千円となっています。

歳入総額から歳出総額を差し引いた額から、翌年度に繰り越して実施する事業に充てる財源を控除した実質的な黒字額は16億9,679万円となっています。

令和5年度一般会計歳入歳出決算の構成

歳入

令和5年度の一般会計歳入決算額は457億4,115万1千円で前年度と比べ23億942万9千円(4.8%)の減少となりました。

市税

歳入全体の多くを占めます。法人市民税の法人税割の減少により、市民税が5,954万7千円(0.4%)減少しましたが、固定資産税が家屋の新築増築分による増加により、1億2,871万9千円(1.7%)増となり、市税総額では1億855万4千円(0.4%)増の242億5,789万6千円となっています。

譲与税・交付金

国や県が徴収した特定の税等について、一定の基準により市町村に分配されるものです。前年度と比べ1億6,703万1千円(5.6%)増の31億4,925万3千円となりました。

地方

交付税

特別交付税の減少により前年度と比べ177万9千円(0.3%)減の6億3,394万7千円となりました。

国県

支出金

国や県から交付される補助金や負担金等です。新型コロナウイルスワクチン接種事業等に係る国庫支出金の減少により前年度と比べ4億2,159万5千円(4.1%)減の99億7,054万2千円となりました。

市債

いわゆる借入金です。精道中学校整備工事終了等により新たな借入が減少したことから、前年度と比べ10億4,830万円(40.7%)減の15億2,450万円となりました。

その他

前記以外の収入で、寄附金や手数料収入等です。前年度と比べ11億1,334円(15.2%)減の62億501万3千円となりました。

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歳出

令和5年度の一般会計歳出決算額は436億6,586万5千円で前年度に比べ19億2,505万5千円(4.2%)の減少となりました。

総務費

市役所全体の事務費や税金の徴収、戸籍及び住民票、選挙等に要する経費です。財政基金積立金の減少により22億3,961万1千円(29.1%)減の54億5,001万4千円となりました。

民生費

福祉等に要する経費です。障害者総合支援法介護給付費等事業に要する経費の増加により4億7,836万4千円(3.0%)増の164億7,004万円となりました。

衛生費

保健やごみ処理等に要する経費です。新型コロナウイルスワクチン接種事業に要する経費の減少により6,772万5千円(1.5%)減の43億8,692万7千円となりました。

土木費

道路や都市計画、公営住宅等に要する経費です。JR芦屋駅南地区市街地再開発事業に要する経費及び都市再開発事業特別会計繰出金の増加により6億2,764万3千円(12.2%)増の57億5,553万7千円となりました。

消防費

消防・救急や災害対策に要する経費です。消防緊急通信指令装置に要する経費の増加により3億8,101万8千円(25.8%)増の18億5,844万3千円となりました。

教育費

学校や幼稚園、社会教育等に要する経費です。精道中学校施設整備事業費の皆減により12億6,205万3千円(21.2%)減の46億9,108万2千円となりました。

公債費

市債(借入金)の元金や利子の支払に要する経費です。元金償還金の増加により3,457万6千円(0.8%)増の43億1,288万3千円となりました。

その他

前記以外の経費で、議会費や商工費等が含まれます。1億2,273万3千円(19.9%)増の7億4,093万9千円となりました。

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市税収入とふるさと寄附

歳入の約5割を占める市税は、242億5,789万6千円で、うち市民税(個人)は131億3,233万円となっています。
また、芦屋市にいただいたふるさと寄附金は、2,986件、約1億2,471万7千円(前年度:2,274件、約7,653万1千円)となっており、様々な事業などに活用しました。
一方、市民の皆さんが他の自治体等に行なったふるさと寄附等による寄附金税額控除により、市民税が約9億7,830万2千円(前年度:約8億8,588万円)の減収となりました。

ふるさと寄附の詳細については、こちら(別ウィンドウが開きます)を参照

基金・市債残高の状況(一般会計)

 

 

令和2年度末(万円)

令和3年度末(万円)

令和4年度末(万円)

令和5年度末(万円)

基金残高

1,407,822

1,557,284

1,921,774

2,077,869

市債残高

5,159,109

5,000,093

4,828,577

4,578,206

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芦屋市の財政を家計簿に例えると・・・

令和5年度の一般会計の決算を1万分の1に縮小し、家計に例えました。

令和5年度は、資産運用などの雑収入(財産収入、寄附金、繰越金等)やローンの借入が減った一方で、ローンの返済(公債費)や医療費(扶助費)の支出が増えました。また、今後の医療・介護費(扶助費)やローンの返済(公債費)に備え、例年よりも多く貯金(積立金)に積み立てました。

(1)歳入を例えると

 

家計に置き換えた場合の収入

年額

月額

給与収入

[市税、使用料、手数料等]

2,590,862円

(前年度2,584,789円)

215,905円

(前年度215,399円)

貯金の引き出し

[基金繰入金]

4,031円

(前年度1,883円)

336円

(前年度157円)

資産運用などの雑収入

[財産収入、寄附金、繰越金等]

451,398円

(前年度560,097円)

37,617円

(前年度46,675円)

親などからの援助

[国・県支出金、地方交付税、地方譲与税など]

1,375,374円

(前年度1,401,009円)

114,615円

(前年度116,751円)

ローンの借入

[市債]

152,450円

(前年度257,280円)

12,704円

(前年度21,440円)

収入合計

4,574,115円

(前年度4,805,058円)

381,176円

(前年度400,422円)

 

(2)歳出を例えると

 

家計に置き換えた場合の支出

年額

月額

食費

[人件費]

822,872円

(前年度843,562円)

68,573円

(前年度70,297円)

医療費など

[扶助費]

800,470円

(前年度771,962円)

66,706円

(前年度64,330円)

ローンの返済

[公債費]

431,288円

(前年度427,831円)

35,941円

(前年度35,653円)

光熱費や日用品

[物件費]

726,399円

(前年度773,085円)

60,533円

(前年度64,424円)

家の増改築

[維持補修費・投資的経費]

446,557円

(前年度524,215円)

37,213円

(前年度43,684円)

子どもへの仕送り

[繰出金]

323,950円

(前年度269,947円)

26,996円

(前年度22,495円)

親せきへの援助

[補助費、出資金、貸付金など]

654,925円

(前年度582,117円)

54,577円

(前年度48,510円)

貯金

[積立金]

160,126円

(前年度366,373円)

13,344円

(前年度30,531円)

支出合計

4,366,587円

(前年度4,559,092円)

363,882円

(前年度379,924円)

 

(3)基金残高と市債残高を例えると

家計に置き換えた場合の残高

令和4年度末

令和5年度末

貯金の残高

[基金残高]

1,921,774円

2,077,869円

ローンの残高

[市債残高]

4,828,577円

4,578,206円

 

事業ごとの決算の状況

事業ごとの決算の状況をお知らせします。

各事業は、細目という表現を用いています。

帳票のレイアウトの都合上、細目名称が全て表示されていないものがあります。各科目コード及び細目名称は、別添の細目名称一覧表をご参照ください。

今年度において、コード整理(コードの統廃合、細分化等)を行なった細目については、前年度決算額との乖離が大きくなっているものがあります。

表の各項目の意味については、以下のとおりです。

  • 科目コード・細目名:事業のくくりを示しています。
  • 決算額:令和5年度の事業費です。
  • 前年度決算額:令和4年度の事業費です。
  • 特定財源:その事業に使うための収入です。

    国庫支出金:国からの補助交付金、負担金等です。

    県支出金:県からの補助交付金、負担金等です。

    市債:国や金融機関等からの借入金です。

    その他:保育料や施設利用による受益者負担として支払われる使用料・手数料、特定の事業のために頂いた寄附金などがあります。

  • 一般財源:主に市税をいい、各事業にどれだけの税金が使われているかを示します。

細目別決算額調(PDF:588KB)(別ウィンドウが開きます)

細目名称一覧表(PDF:255KB)(別ウィンドウが開きます)

決算書・成果等説明書等

歳入歳出決算書(PDF:2,131KB)(別ウィンドウが開きます)

歳入歳出決算事項別明細書(PDF:4,911KB)(別ウィンドウが開きます)

成果等説明書(PDF:1,332KB)(別ウィンドウが開きます)

お問い合わせ

総務部財務室財政課 

電話番号:0797-38-2011

ファクス番号:0797-38-2155

お問い合わせフォーム(外部サイトへリンク)(別ウィンドウが開きます)

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