ここから本文です。
更新日:2025年3月29日
山、川、海に市街地。
芦屋市は自然環境と便利な交通環境などに恵まれたまちです。
芦屋市内から入山できる六甲山系のルートがいくつか存在し、
毎年、多くの登山客が訪れます。
その反面、山間部での事故や遭難が発生しているのが現状です。
山間部での事故・遭難に備えて実際の山間部で定期的に訓練をしています。
今回はその様子をお届けします!
高座の滝という場所から登山するルートが有名で、多くの登山客が訪れます。
登山道も緩やかな道や岩場が多く、初心者の方でも登りやすいルートになっています。
今回は、高座の滝の近くで訓練をしました!
訓練かかれ!!
指揮者の指示とともに活動を始める隊員達。
隊員達は要救助者を救出するために必要なロープや、
担架を携行して現場まで向かいます。
現場に着いてからが救助活動の始まりですので、
人一倍の体力が必要になります!
今回の訓練想定は、登山客が約10m滑落し、怪我をして動けないため、
ロープを使用して登山道まで引き上げるという想定でした!
隊員はロープを使用して要救助者のいる場所まで進入します!
隊員間のやりとりは無線などを使用して行うこともあります。
進入した隊員が要救助者を縛着(担架などに収容すること)をしている間に、
救出するためのロープを設定します。
ロープを通す場所、ロープを引くスペースなど
効率的かつ安全に活動が行えるように意識し活動を行います。
要救助者を救出する準備ができたら、
設定したロープを引き、要救助者を滑落している場所から引き上げます!
ロープを引くスピードや引く力をコントロールし、
要救助者に極力、負担をかけないように意識しています。
要救助者ファーストの活動は救助隊員の基本です。
救出が完了し、無事に下山しました!
今回は実際の山間部で訓練ができる貴重な機会でした。
経験の少ない隊員にとって実際の山での活動は、
いい経験となり、課題もたくさん出たと思います。
今後のレベルアップに繋げてほしいと思います。
過去に、山岳救助訓練の記事を掲載していますので、
気になる方はのぞいてみてください。