ここから本文です。
更新日:2025年12月16日

スマートフォンやタブレットは便利で生活に欠かせない電子機器となっています。
その便利さを支えるのがモバイルバッテリーです。
モバイルバッテリーの内部にはエネルギーが蓄えられており、
取り扱いを間違えると大きな危険に繋がります。
モバイルバッテリーを安全に使うためのポイントをご紹介します。

モバイルバッテリーとは、持ち運びができる充電器のことで、
スマートフォンやタブレットなどの電子機器をコンセントのない場所でも
充電ができる予備電池です。
内部にはリチウムイオン電池が使われており、
繰り返しの使用が可能で、小型で大容量といった特徴があります。
しかし、モバイルバッテリーは消耗品です!
モバイルバッテリーを長期間使い続けたり、
使用せずに保管しているだけでも劣化は進みます。
・本体が膨らんでいる
・以前よりも熱く感じる
・バッテリー残量の減りが速い
・異音や異臭がする
このような症状は、モバイルバッテリーが劣化しているサインです。
劣化した状態で使用することがないように、
お使いのモバイルバッテリーを確認しましょう。

モバイルバッテリーは極端な高温化や低温下に弱いという特徴があります。
気温が高い場所で充電したり、
カバンの中で使用する行為も大変危険です。
熱がうまく放出されず異常な高温状態となるため、
発火や爆発のリスクが著しく高まります。

モバイルバッテリーは精密機械です。
強い衝撃を与えてしまうと、内部のリチウムイオン電池が損傷し、
発火・発煙・破裂の危険性を高めます。
膨張、異音、発熱などの症状がみられた場合は、
速やかに使用を中止し、
新しい製品に買い替えましょう。

モバイルバッテリーの内部に使用されるリチウムイオン電池は水との相性が悪く、
湿気にさらされると異常な発熱を引き起こす可能性があります。
浴室や洗面所など湿度の高い部屋で使用したり、
衣類と一緒に洗濯してしまうなどが考えられます。
水没したモバイルバッテリーを完全に乾かすことで、
通常通りに電源が入ることがありますが、
内部の状態が分からない以上、再利用は推奨されていません。
処分して買い替えを検討しましょう。

万が一モバイルバッテリーから発火した場合、
激しい煙や炎が噴き出している場合は、絶対に近寄らないでください。
火花が収まってから大量の水をかけて消火し、
可能であれば水バケツ等を使用して、
完全に水没させてから119番通報してください。

前述の通り、モバイルバッテリーに強い圧力が加わると発火する恐れがあります。
他のごみと混ぜて処理してしまうと、
ごみ処理施設やごみ収集車で火災が発生し、ごみの処理ができなくなります。
不要となったモバイルバッテリーは、
販売店や携帯キャリアショップでの回収・リサイクルをお願いしましょう。
※店舗によって回収対象が異なります。
回収・リサイクル先が分からない場合は、
各自治体のホームページ等で処理方法をご確認ください。
芦屋市ホームページでもリチウムイオン電池の
正しいごみの出し方を紹介した記事がありますのであわせてご確認ください。