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更新日:2023年5月20日
救助隊は救助工作車で現場に出動し、災害で被災した市民の人命救助を行っています。
救助工作車には特別救助隊の資格を持った救助隊員が乗車しており、救助隊員はその他にも「大型自動車免許」「小型移動式クレーン」「二級小型船舶」「酸素欠乏・硫化水素危険作業」など様々な免許や資格を有し、幅広い専門的な知識や技術を備えて現場活動を行っています。近年では救急救命士の資格を持った隊員の任命も行っています。
救助隊は隊長・機関員(=運転手)・隊員(2~3名)で構成され,1隊で芦屋市全域を管轄とし、消防署(本署)に配備されています。
出動する事案としては、建物での安否確認や、道路上の交通事故などが大半を占めていますが、芦屋市は住宅地だけでなく山、川、海といった自然豊かな都市であるため、山岳救助(遭難)や水難事故など自然が関係する災害も発生しています。
救助現場は危険な作業が求められます。高所や低所からロープを使用した救出訓練を行ったり、事故車両を購入し交通事故を想定した救出訓練、取り壊し予定の建物を使用した破壊訓練など、工夫を凝らし様々な訓練に取り組んでいます。
訓練で身体や車両、資機材を動かすだけでなく、頻繁に研修や座学なども行っています。
過去の事案や他市で起こった災害を題材に検討や検証を繰り返し、終わりなき探求を行っています。