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更新日:2024年7月8日

探究的な学び研究推進チーム【ONE STEPpers】について

探究的な学び研究推進チーム【ONE STEPpers】とは

 芦屋市内の教職員による研究チームを結成し、芦屋の子どもたちの実情に応じた探究的な学びを研究していきます。

 これまでの研究推進事業とは違い、「探究的な学び」に関心の高い教職員が自らの意思で集まり、協働しながら研究を推進する仕組みとなっています。

 芦屋市の子どもたちの「学習意欲」や「協働性」、「自己肯定感」や「学校生活の充実感」を高める研究を進めていきます。

第4回リフレクション会議について(令和6年7月3日)

講師

  • 一般社団法人School Transformation Networking 代表理事 山口 裕也 先生

協議内容

  • 子どもに委ねる学習の推進について~先進校視察の報告をもとに~

内容

 第4回の会合では、先進校を訪問した教員からの報告をもとに協議を深めました。

 「自由進度学習」の先進校である東浦町立緒川小学校と名古屋市立山吹小学校を視察した教員からは、自分の学びを選び、決め、進める力が子どもたちの中に育っているとの報告を受けました。両校とも、学習計画表をもとに、学習進度や学習方法を子ども自らが考えるところに特徴があります。また、毎時間のふりかえりを積み重ねることで、進捗状況を子ども自らが把握し、自己調整をしながら学ぶ姿が見られたとのことでした。

 「PBL」に特色がある名古屋市立矢田小学校では、実社会、実生活に根差した本物の学びを中心としながら、子どもたちが問いを見つけ、その解決を目指す学習活動が設定されていることが報告されました。参観した授業では、どの子も意欲的に学習に参加し、活気にあふれた授業が展開されていたとのことでした。

 いずれの学校にも共通する点として、最上位目標である目指す子ども像が全教職員の中で共有されていること、その実現に向けて教師同士が日々対話し、建設的な議論を進めているところに特色がありました。また、学びの主役を「子ども」とし、子どもが主体的に学ぶために教師は「支える」役に徹する点も共通しています。

 先進校では、教師が教室の前に立ち、決まった内容を決まった方法で教えるという授業から、子ども一人ひとりが学びのコントローラーを自分の手に持ち、自分の力で学ぶ授業に転換が図られようとしています。視察に参加したONE STEPperも大いに刺激を受け、学びを得た視察となりました。 

報告資料より

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第3回リフレクション会議について(令和6年6月19日)

講師

  • 一般社団法人School Transformation Networking 代表理事 山口 裕也 先生

協議内容

  • 子どもの主体性を育む教育活動 ~自由進度学習を足掛かりに~

内容

 第3回の会合では、「自由進度学習」に取り組んでいる教員からの実践報告を通して、子どもの主体性を育む教育活動について対話しました。

 子どもが学ぶ場所や、学び方を自ら選ぶ「自由進度学習」では、従来の一斉学習と比較すると、主体的に学ぼうとする子どもの姿が多く見られたとの報告がありました。また、子どもが自ら「選ぶ」過程の中で、自分自身の課題に出会い向き合う時間が生まれることも、子どもの主体性が発揮・伸長されるきっかけになっているようです。

 一方で「自由進度学習」だけでは、十分に主体性を発揮することができない子どもや、深い学びに到達しないケースがあることも指摘されました。学びを深く本物にするためには、経験学習的なアプローチも必要になるため、今後は、PBL(Project Based Learning)の研究も進めていく必要があります。

 6月24日には、「自由進度学習」を先進的に取り組んでいる東浦町立緒川小学校、6月28日には、「自由進度学習」に特色がある名古屋市立山吹小学校と、「PBL」に特色がある名古屋市立矢田小学校へ出張研修に行きます。

 次回第4回は、出張研修の報告会です。

当日の様子

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第2回リフレクション会議について(令和6年5月16日)

講師

  • 一般社団法人School Transformation Networking 代表理事 山口 裕也 先生

協議内容

  • 「探究的な学び」の創造に向けて

内容

 第2回の会合では、「ONE STEPpers」に所属する教員が「探究的な学び」を推進する上で、現在抱えている悩みや、取り組んでみたいと考えていることを出し合い、山口先生からご助言をいただく会としました。

 「探究的な学び」を推進するためには、これまで以上に、子どもの主体性を大切にした学習活動に取む必要性があります。そして、その実現を図るためには、子どもたちに「委ねる」学習を学校の中に創造していく必要性があるとの意見が多くの参加教員から出されました。

 講師の山口先生からは、「委ねる」学習を創造するためには、子どもを信頼し、承認するという教師自身の心構えの大切さとともに、学習活動の中に、子どもたちが自ら「選択」し、「決定」する機会を、可能な限り最大化していくことが重要であるという助言をいただきました。

当日の様子

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第1回リフレクション会議について(令和6年4月26日)

講師

  • 熊本大学大学院教育学研究科 准教授 苫野 一徳 先生
  • 一般社団法人School Transformation Networking 代表理事 山口 裕也 先生

講演内容

【演題】「そもそも学校は何のため?」から考える、これからの学校  〜「学びの構造転換」に向けて〜

【講師】苫野 一徳 先生

内容

 お二人の先生をお招きし、第1回の会合を行ないました。

 苫野先生には、芦屋市教育委員会の教育アドバイザーを務めていただいており、山口先生にはこれから「ONE STEPpers」の専任講師として、指導助言を賜ります。

 1回目の会合では、苫野先生に「そもそも学校は何のため?」から考える、これからの学校  〜「学びの構造転換」に向けて〜という演題でご講演をいただきました。

 また、参加教職員同士で、これからの授業で取り組みたいことや、今取り組んでいる中での悩みについて対話を行ない、共有された話題について講師の先生から助言をいただきました。

当日の様子

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電話番号:0797-38-2087

ファクス番号:0797-38-2089

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