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更新日:2025年9月4日

令和6年6月定例会(第3回)開会あいさつ

令和6年第3回定例会の開会に当たり、ごあいさつ申し上げます。
議員の皆さまにおかれましては、本会議にお集まりいただきありがとうございます。

はじめに、このたびの信用失墜行為等による職員の懲戒処分については、市民の皆さま及び議員各位にご迷惑をおかけしましたことを深くお詫びいたします。今一度、服務規律の確保、綱紀粛正の徹底を図るとともに、市民の皆さまの信用と信頼を回復するため、私がその先頭に立って職務にまい進していきます。

世界情勢に目をむけますと、先月14日にアメリカ合衆国が臨界前核実験を実施したとの発表がありました。核なき世界の実現を目指す私たちは、核実験を決して容認できません。本件に対しては、唯一の戦争被爆国の地方自治体の長として、抗議文を送りました。平和を願い、引き続き、核兵器廃絶の実現に取り組みます。

さて、先月、私は令和6年能登半島地震で大きな被害を受けた石川県珠洲市を視察しました。被災された市民の方からは「今後の見通しが立たなかったことが本当に不安だった」との声を伺いました。復興に当たり、できるだけ早い段階で、行政が今後の見通しを示すことの重要性を強く感じました。
また、土地柄、在宅避難や自主避難所への避難をされている方も多く、広報の重要性を改めて認識しました。現地では、幅広い年齢層の方がウェブサイトやSNSを通じて最新の情報を入手されていました。自宅にいても最新の情報が入手できることは、取り残されていないという安心感につながります。本市でもSNSによる情報発信を行っていますが、ふだんからご利用いただけるよう、一層の充実・周知を図ります。
現地のボランティアの受け入れ態勢も整いつつありました。「1.17あしやフェニックス基金」による助成の活用推進などにより、多くの方が現地での復興支援に従事いただけるよう、取組を進めます。

本市では、阪神・淡路大震災の発生から30年を迎えるにあたり、今月から震災30年事業を開始しました。「あの日」の記憶や今日までの経験・教訓を、世代を超えて共有するとともに、未来世代による取組との連携等、安全な未来への願いを込めて事業を進めていきます。
4月1日付で、甲南女子大学と連携協定を締結しました。震災を経験していない学生を中心に、当時の記憶や経験をどのように後世に『つなぎ、伝える』のかをテーマに、広報番組を制作・放送します。来年1月の放送までの制作過程などもSNSを通じて随時発信しますので、是非ご覧ください。

さて、今年も、春を彩る「芦屋オープンガーデン2024」が開催され、179の個人・団体の方々にご参加いただきました。「芦屋庭園都市宣言」から20年を迎えた今年も、たくさんの方々に、芦屋のまちが一つの大きな庭園となるような取組にご協力いただきました。本市は、山・川・海に恵まれた自然環境のもと、文化にあふれたまちとして発展してきました。今後も、花と緑があふれる街づくりに励んでいきます。

そして、大変喜ばしいニュースとして、今年でしゅん工100年を迎える旧山邑家住宅(ヨドコウ迎賓館)の敷地全体が国の重要文化財に追加指定されることになりました。皆さまも是非、現地に赴き、自然と建物の調和を目指したフランク・ロイド・ライトの建築哲学を感じていただければ幸いです。

さて、このたびの定例会においても多岐にわたる議案を提出しています。
議員各位におかれましては、何とぞ慎重にご審議いただき、ご同意、ご承認、ご議決いただきますよう、お願いいたしまして、開会のあいさつといたします。
どうぞよろしくお願いいたします。

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企画部市長公室秘書・広報課管理係

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