ホーム > 市政 > 市の概要 > 髙島崚輔市長のページ > 議会定例会開会・閉会市長あいさつ > 令和6年11月定例会(第5回)開会あいさつ
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更新日:2025年9月4日
令和6年第5回定例会の開会に当たり、ごあいさつ申し上げます。
議員の皆さまにおかれましては、本会議にお集まりいただきありがとうございます。
はじめに、このたびの市立小学校における学校徴収金の私的流用事案については、児童・保護者、そして市民の皆さまにご迷惑をおかけしましたことを深くお詫びいたします。改めて、全職員に対し、執務姿勢の確立と綱紀粛正の徹底を図りました。市民の皆さまの信用と信頼を回復するため、私がその先頭に立って職務にまい進していきます。
このひと月の間に、兵庫県では選挙が続き、国・県において、新たな体制が発足しました。これまで同様、国・県・近隣自治体等と連携しながら、本市の発展のために取り組んでいきます。
先月は、恒例となった対話集会を「学び・文化」をテーマに行ないました。今回は、「学び」がテーマの一つということで、教育長も交え、市民の皆さまと対話を行ないました。また、保護者の方々の率直な声を聴くため、参加者を「高校生相当の年齢以下のお子様のいる保護者」に限定した会を初めて設けました。もちろん、保護者の方々お一人おひとりが日々向き合われている課題は異なります。しかし、学びづらさを抱えたこどもへの想いや「ちょうどの学び」への期待など、共通する声も多くいただきました。
まちづくりの主役は市民の皆さまです。私たちはこれからも対話を中心としたまちづくりを進めていきます。
これまでの20回の対話集会で、私は改めて、芦屋市民の市民力を実感しています。例えば、どんなに意見が異なっても、対話集会は対話の会であり続けています。昨今、意見が合わない者に対する過剰な攻撃や誹謗中傷を目にすることが、残念ながら増えています。こんな時だからこそ、改めて、一方的な誹謗中傷の応酬ではなく、私たちは対話を大切にしたいと考えています。市民の皆さま、どうかお互いにリスペクトのある対話で、ともにより良い芦屋市を創っていきましょう。
さて、阪神・淡路大震災からまもなく30年を迎えます。本市では震災30年事業として、市民の皆さまとともに「あの日」の想いと記憶を、未来へつなぐ取り組みを進めています。これまで多くの市民の皆さまが参加してくださっています。ありがとうございます。
私は、震災後に生まれました。私も含め、市内には震災を経験していない方々が増えています。「あの日」を知らない方々にどうすれば想いを届けられるか。その答えの一つが未来世代を巻き込むことでした。
中でも、甲南女子大学とともに始めたプロジェクトは、震災を経験していない世代だからこその視点で、共同制作番組「つなぐ、伝える」を制作・発信していただく企画です。学生有志9名が、当時被災された方や防災の専門家の方々など、延べ約50名に及ぶ方々に取材を重ね、能登半島へのボランティアにも赴き、震災と向き合ってきました。
今月の「あしやトライあんぐる」では、前半・後半ともに特番構成で、プロジェクトの模様を放送しています。ケーブルテレビの他、YouTubeでもご覧いただけます。また明日30日には、この活動の報告会を甲南女子大学にて開催します。その様子も「あしやトライあんぐる」来年1月後半分で放送予定です。
是非、学生たちの発信に耳を傾け、改めて震災について心を寄せていただけると幸いです。
さて、このたびの定例会においても多岐にわたる議案を提出しています。
議員各位におかれましては、何とぞ慎重にご審議いただき、ご承認、ご議決いただきますよう、お願いいたしまして、開会のあいさつといたします。
どうぞよろしくお願いいたします。