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更新日:2023年11月23日
毎年10月の末に芦屋市消防署では警防練成会を実施しています。
警防練成会とは消防署、東山出張所、高浜分署からそれぞれ隊員を選出し、
合計6チームで消防活動の技術、タイムを競います。
現場対応能力の効果確認と消火活動の基本技術の向上を図ることを目的としています。
また、警防練成会の優勝チームは令和5年11月20日(月)に実施される
第2回阪神地区消防長会警防練成会(西宮市にて開催)に出場します!!
訓練の様子をお届けします♪
訓練想定は「木造2階建一般住宅の2階から出火。逃げ遅れは通報時不明。」でした。
訓練開始前に指揮者(手前に立っている隊員)が隊員を集めます!
左から機関員(車両を運転操作する隊員)1番員、2番員です。
1番員と2番員は指揮者とともに災害現場に向かい、消火活動を実施します。
準備が完了し、スタート直前の様子です。
警防練成会や署内で行われる行事には芦屋市消防本部の消防長をはじめ、
消防署長、高浜分署長などにも訓練の見学をしてもらっています!
スタートの合図とともに隊員達は一斉に防火服を着装します。
着装するものは、防火服(上下)、防火長靴、安全帯、
防火手袋、防火ヘルメットとかなり多いです。
すべての装備を30秒ほどで着装します!!
防火服を着装すれば、車両に乗り込みます!
この時、後部座席の隊員2名は空気呼吸器を車内し、
降車後にすぐさま消火活動を開始できるようにしています!
車両の移動が完了すれば、消火活動を開始します!
機関員が車両の左側で伸ばしている白と灰色の太いホースは
吸管といい、消火栓や防火水槽(地中などに消火用の水をためている水槽)から
水を吸い上げるための管になります。
いかに早く水を吸い上げるかが、活動の肝になります!
車両後方の走っている隊員が持っている赤色のバッグの中には、
ホース、筒先(ホースの先端に取り付けるノズル)などが入っていて、
すぐさま、放水ができるようになっています。
続いては、ホース延長です。
消防隊が使用しているホースの長さは20mあります。
また、口径も3種類あり、(65mm、50mm、40mm)
現場の状況などで使い分けています!
ホース延長が完了し、火点と見立てた標的に放水します。
標的を倒した後は、3連はしごを使用して火点である2階に向かいます。
3連はしごは伸縮できるはしごになっており、約9m伸びますので、
建物の3階部分まで届きます!
3連はしご架梯よし!(はしごを建物などにかけること)
火点である2階へ向かう隊員。
背負っている空気呼吸器は約10kgあり、
防火服などの装備を合わせると約20kgにもなります。
登るのには体力と技術が必要不可欠です!!
2階に到着しました。室内に進入するため、
面体(空気呼吸器のボンベ内の空気を吸うためのマスク)を着装します。
しっかり着装ができているかを隊員間でチェックし、最終的に指揮者がチェックします。
安全確認はどんなに急いでいても欠かしません!
隊員進入!!
ここで訓練は終了です。
実現場であれば、ここから火点を消火し、逃げ遅れ等がいないか検索します。
近年は火災件数が減少しており、火災現場を経験している職員も少なくなっているため、
全体で訓練する機会は大切にしています。