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更新日:2025年4月18日
近年、全国各地で大雨、地震などを起因とする土砂災害が多く発生しています。
これらの災害に対応するため、芦屋市南浜町にある潮芦屋ビーチで、
土砂災害に巻き込まれた要救助者を安全かつ迅速に救出することを目的とした、
「土砂災害対応訓練」を実施しました!
山や崖が崩れたり、崩れた土砂が雨水や川の水と混じって
流れてきたりする災害を土砂災害と呼びます。
「がけ崩れ」、「地すべり」、「土石流」などの種類があり、
※芦屋市内では「地すべり」の危険個所はありません。
土石流は時速20㎞~40㎞と自動車並みのスピードで、
あっという間に木や家を押し流してしまいます。
また、これらの災害が発生する時に、地鳴りが聞こえたり、小石がパラパラ落ちてくるなど、
何らかの前兆現象が現れることがあります。
芦屋市内には、土砂災害警戒区域に指定されている場所が複数箇所あります。
詳しくは下記のリンクから「土砂災害防災情報マップ」をご確認ください。
今回の訓練は、土砂災害の発生によって顔より下が埋没した要救助者を救出するという内容で、
救助隊と消防隊が連携して訓練を行いました。
単管、スコップ、コンパネなど様々な資器材を使用し、
要救助者に負担がないように掘り進めていきます。
土に埋没した要救助者には強い土圧(土による圧力)がかかります。
隊員が要救助者に近づいて活動する際には、
土圧による圧迫が増悪しないように、
コンパネを敷いて地面にかかる圧力を分散し、活動します。
要救助者は土圧によって呼吸が抑制されているため、
一刻も早く顔や胸付近の土を手で取り除く必要があります。
また、要救助者の周りをコンパネで囲うことによって、
土砂の流入を防ぎ、土圧を軽減させます。
コンパネが倒れないように、支えとなる単管をハンマーで打ち込みます。
要救助者の周辺の土を掘り進めることで、
要救助者の体が土から抜け、救出が完了しました!
土砂災害からの避難は事前の準備が必要です。
避難行動について今一度考えておきましょう。
引き続き、迅速かつ確実な救助活動ができるように、
各隊が連携して訓練を実施していきます。